今の時代は、一歩外に出ればコンビニやスーパーがありますよね。お惣菜を買ってテーブルに並べれば、食事を作らなくてすみます。忙しい子育て世代にとっては心強いですよね。
でも、コンビニやスーパーで売っている食べものには、たくさんの食品添加物が入っていることは知っていますか?もちろん口に入るものなので、国が認めている安全なものを使っているでしょうが…。しかし、摂りすぎるとどうなるのでしょうか?
誰も教えてくれませんよね。そこで今回は、いまいちわかりにくい食品添加物とはなんなのかをわかりやすくご紹介していきたいと思います。ぜひ、お買い物の際には気をつけてみてくださいね。
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食品添加物とは?
このあいだね、テレビで食品添加物について!っていう特集をやってたんだけど、知らないことばかりでびっくりだったよ。ハルカちゃんは、添加物とか気にしてる?
食品添加物とは、着色料や保存料、加工、味つけに使う調味料などをまとめた呼び方ですね。食品添加物は、食品をよりおいしそうに見せたり、よりおいしくするために使われることが多くなっています。
そして、食品衛生法第10条に基(もと)づいて、有効性や安全性を科学的に分析して厚生労働大臣に認められたものだけが、使用可能になるんですね。
①指定添加物
安全性を確認するために動物実験などをしてから、厚生労働省に認可されたもの
②既存添加物
天然添加物として安全性を確認した上で、厚生労働省から認可されたもの
③天然香料
香りづけることが目的でレモン香料など動植物から抽出(ちゅうしゅつ)するもの
④一般飲食物添加物
普通はそのまま食べられるような食品(グレープの果汁やオレンジなど)を着色の目的で食品添加物として使われるもの
よく使われている添加物
甘味料
食品に甘みを与える効果があると同時に、甘味料は砂糖よりも保存性が高くなるという特徴があります。そのため、お菓子や飲みものなど多くの食品に使われています。
保存料
食品を保存する期間をのばす働きをしてくれますね。保存料が含まれていないと微生物がふえて腐りやすくなってしまうので、微生物がふえるのをおさえて、食品がすぐに腐らないように使われています。
微生物は-18℃以下で保存すると活動しなくなるので、冷凍食品には保存料が入っていないことが多いですね。
着色料
食べものの見た目を良くする添加物ですね。食品が持っている天然の色を保つのはむずかしいので、人工的に色を調整しておいしいそうに見せるため着色するときに使われます。
香料
食品に香りをつけたり、香りをより強くさせたりします。食品自体が持つ香りと同じ香りをつくり出す「合成香料」と、動植物の原料を合わせてつくり出す「天然香料」の2種類がありますね。
酸化防止剤
食品を酸化させないで長持ちさせるために使う食品添加物です。添加物が酸化されると食品の酸化が止まるので、長い間食べたり飲んだりできるんですね。
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食品添加物の役割とは?
食品添加物は、少量を加えるだけで食品に対していろんな役割をする物質になるんですね。主な役割は、以下の4つになります。
- 食品の風味や見た目を高める
- 食品の品質低下を防ぐ
- 食品の栄養価を高める
- 食品の製造、加工
①食品の風味や見た目を高める
かき氷のシロップやお菓子など見た目がきれいであざやかな色合いだとおいしそうに見えますよね。食品の見た目を良くするための役割があります。最近は明らかな着色をした食品や匂いが不自然なものはなくなり、天然の色素を使った食品添加物が主流になってきていますね。
②食品の品質低下を防ぐ
食品の味や香りが落ちてまずくなったり、腐って食べられなくなるのを防ぐ役割がある食品添加物になります。保存料や酸化防止剤を加えないと腐ってしまう食べものも、添加することで日持ちするようになります。
③食品の栄養価を高める
食品を作って保存するときに失われてしまう栄養素を補なう役割があります。主に飲み物などに使われていることが多くなりますね。
④食品の製造加工
食品を製造加工するときに、膨らませたり固めたりと形作る役割があります。そのため昔から使われている食品添加物も多くなっていますね。
食品添加物が体におよぼす影響
食品添加物が体におよぼす影響は、成分によってそれぞれ違う影響が起こります。
甘味料
甘味料は、天然甘味料と人工甘味料に分けられます。天然甘味料は砂糖などで、人工甘味料はスクラロースなどが一般的です。
天然甘味料
市販のお菓子や菓子パン、ケーキなどに使われている白砂糖の原料は、サトウキビやビートを主として作っている甘味料なんですよね。
白砂糖は酸性で体に入れると、体が白砂糖の酸性を中和させようとカルシウムを多量に出してしまい、本来使わなければいけないところまで栄養素が届かないということになります。
ここに、子どもに買ってはいけないお菓子についてのってるから読んでみてね。
また、白砂糖を摂ると血糖値が急に上がったり下がったりするので、精神不安になりやすく、集中力の低下やキレやすくなるなど問題行動を起こしやすくなるんですね。
人工甘味料
人工甘味料は、カロリーオフでヘルシーなため糖分を摂りすぎる人にとっては救世主と言われていますよね。
免疫機能が低下してアレルギー症状や風邪をひきやすくなったりします。また、動脈硬化や発がん性、肝臓・腎臓へのダメージ、胎児に悪影響をあたえる可能性があることがわかってきたんです。
発色剤
市販されているハムやソーセージなどは、時間が経つと見た目が悪くなるため、見た目をおいしそうに加工する発色剤が使われていますね。その中でも、亜硝酸(あしょうさん)ナトリウムという食品添加物はよく使用されています。
亜硝酸ナトリウムを含む「亜硝酸塩」には毒性があり、発がん性があります。しかも、亜硝酸ナトリウムは、食肉に含まれる物質「アミン」と一緒に摂ると「ニトロソアミン」という発がん性物質に変化する恐れがあるんですね。
膨張剤
パンやケーキを作るときに膨らませるため使うベーキングパウダーが代表的ですよね。膨張剤に含まれるている「アルミニウム」は、摂りすぎると神経系などに影響を与える食品添加物と言われていますね。
合成着色料
あざやかな色のグミやお菓子、かき氷のシロップ、漬物や紅ショウガ、ハム・ソーセージなどの加工食品、アルコールなど幅ひろく使われています。成分表示に以下の記号が書かれているときは、使われていることになりますね。
黄色〇号、赤色〇号、緑色〇号、青色〇号
※〇には数字が入る
合成着色料を摂りすぎると、発がん性のリスクが高まります。そのため、欧米では使用禁止にされている着色料もあるほどです。
乳化剤
乳化剤は、水と油みたく分離するもの同士の性質を変えて混ざりやすくするために使われます。中でも注意したいのが「リン酸塩」です。
リン酸塩は、プロセスチーズや、ハム・ソーセージなどの加工肉に多く使われていて、摂りすぎるとカルシウムの吸収が邪魔されて骨がもろくなる危険性がありますね。
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まとめ
- 食品添加物とは、着色料や保存料、加工、味つけに使う調味料などをまとめた呼び方
- 食品添加物とは食品衛生法10条に基づいて厚生労働大臣が認めたものである
- 食品添加物の役割は4つに分けられる
- 食品添加物が体におよぼす影響は成分によって違う
食品添加物という言葉は知っていますが、中身までくわしく知っているという方は少ないのではないでしょうか。これを機に食品添加物についてを学んで、子どもには安心安全なものを食べさせてあげてくださいね。
ただ、食品添加物も悪いことばかりじゃありませんよね。例えば、保存料を使わないと食中毒の問題が起きたり、濃縮果汁還元ジュースは香料を加えないと飲めないと言われていますよね。
適量を摂る分には問題ないので、あまり頑(かたく)なになりすぎず、おいしいと思ったものはなるべく食べさせてあげましょう。
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