私達が普段食べる和食はお出汁(だし)がとても重要です。日々の食事の中でもお出汁を使う料理は多いですよね。お味噌汁や煮物、冬にはお鍋など色々な料理にお出汁は使われます。
そんなお出汁を取るのに必要な食材の1つに昆布が挙げられます。簡単にお出汁がとれるので普段から使っているママも多いのではないでしょうか。
昆布はお出汁以外にも多くの和食に使われており、栄養が豊富な事でも知られています。そんな栄養豊富で私たちの食生活と密接している昆布ですが、授乳中には摂取量を気をつける必要があるようです。
この記事では授乳中に摂取する昆布について、注意点などをご紹介していきます。
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昆布に含まれる栄養
昆布は昔から、ミネラルが多く栄養豊富な食材で知られています。小さい時から、昆布の様な海藻類は体に良いと教えてもらった方も多いのではないでしょうか。
ではなぜ昆布がそんなに体に良いと言われているのでしょうか。昆布の栄養に関して少しお話します。
昆布に含まれる栄養には様々なものがあります。中でも私たちの身体に欠かせない栄養と言われているミネラルは牛乳の約23倍、カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍にもなります。
ミネラルは主に、細胞組織や生理機能の維持・調節をして日々私たちの健康を支えてくれています。そして体内への消化吸収率が高いため、約80%も体内に吸収されます。
成長期の子供や骨が脆(もろ)くなる高齢者はもちろん、出産で多くのカルシウムを必要とする妊婦さんや授乳中のママも特に気を付けて補給するべき栄養と言えますね。
鉄分も、産後貧血になりやすいママにとって積極的に摂取したい栄養素です。母乳は血液から作られます。母乳育児はエネルギーを使うので疲れやすいですし、貧血の状態だとさらに疲れが取れにくくなります。
その他、疲労を回復してくれる働きのあるビタミンB1や、肌を美しく保つ働きのあるB2も昆布にはたっぷり含まれています。
昆布の3分の1は食物繊維なので便秘を改善します。そしてここまで体に必要な栄養が色々と含まれていながら、一食分あたりのエネルギー値は5Kcal未満なんです。
昆布のネバネバ成分が糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロールを溜まりにくくするのでダイエットにも効果的と言えますね。
昆布は食べても大丈夫?
甲状腺ホルモンは、妊娠・授乳期に胎児や乳児の骨や脳が正常に発育するためにも必要なため、よく理解して上手に摂取すれば妊婦さんや授乳中のママも摂取して問題ありません。
むしろ十分な量のヨウ素を摂取することは誰にとっても大切で、妊婦さんや授乳中のママでは特に重要と言えますね。
便利な食べ合わせ
昆布を食べる時の注意点3つ
①過剰摂取
②甲状腺疾患の可能性
甲状腺機能低下症とは、甲状腺機能が低下してくると全身の代謝が低下するため、体のさまざまな機能が低下します。精神機能が低下することによって眠気、記憶障害、抑うつ、無気力、皮膚は乾燥し、毛がぬけたり、指で押しても跡を残さないむくみを生じます。
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺が甲状腺ホルモンを過剰に産出して血液中に分泌している状態をいいます。代表的な疾患がバセドウ病です。症状として、動機、多汗、疲労感、息切れ、体重減少などがありますが、若い方の場合は食欲亢進が体重減少に勝って太ることもあります。
③インスタントや外食
和食→上記でも挙げたように出汁を取る際、昆布を使用する事が多いです。
洋食→昆布の利用は比較的少ないのですが、和風○○とつくものは避けておくのが無難です。
中華→ラーメンの出汁、キムチなどに旨味をだすため昆布が使われている事があります。
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オススメ昆布レシピ
①切昆布の炒め煮
引用:cookpad(詳しいレシピはこちらからどうぞ)
- 乾燥切り昆布(きざみ昆布) 20g
- 豚バラ肉(鶏肉でも) 適量
- にんじん 1/3本
- ちくわ 2本
- 干ししいたけ 1枚
- 干ししいたけの戻し汁 大匙9
- 砂糖 小匙1
- 酒 小匙1
- 醤油 小匙2
- ごま油 適量
- だしの素 小匙1/2
乾物は便秘解消に良いです。母乳で水分が不足して便秘になりやすい授乳中のママには嬉しいですね。
②簡単大豆の煮物
引用:cookpad(詳しいレシピはこちらからどうぞ)
- 大豆 150g
- ゴボウ 中くらい二本
- 人参 中くらい一本
- 干し椎茸 適量
- 乾燥ひじき 適量
- すき昆布(あれば) ひとつかみ
- 蒟蒻 1/2〜1枚
- めんつゆ(ストレート) 1カップ
- 砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ2
- サラダ油 適量
大豆にはヨウ素が体内へ取り込まれるのを防ぐ働きがあり、昆布と一緒にとると良いとされているのでお勧めです。
③昆布の酢醤油漬け
- 昆布 15g
- 水 1000cc
- 長ネギ 1/2本
- 鷹のつめ 1本
- ゴマ油 大さじ1/2
- しょうゆ 大さじ1
- 酢 大さじ1
- みりん 大さじ1
昆布の保存方法
●乾燥昆布
まず、スーパーなどで購入した大きい乾燥昆布を、使いやすい大きさにカットします。次にそれをジップロックなど密閉できる袋や容器に入れ冷蔵庫で保存するようにします。
常温保存でも可能ですが、昆布は湿気に弱いので梅雨や夏場の時期は冷蔵庫に入れておくことをお勧めします。
そうした保存方法で、乾燥昆布の場合は約1年は保存が可能です。高温で湿気が多い場合ではカビが生えてしまう事もあるので注意が必要です。
●生昆布
生の昆布の場合はよく洗う事が大切です。しっかり洗った後、食べやすい大きさにカットし密閉袋に入れます。
そして生昆布は冷蔵庫ではなく、冷凍保存するようにしましょう。冷凍庫で保存出来る期間は約1ヶ月となります。
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まとめ
- 昆布に含まれる栄養は様々なものがあり、中でもミネラルは牛乳の23倍、カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍。
- その他、貧血に良い鉄分や疲労回復・美容に良いビタミン、お通じ改善の食物繊維も豊富に含まれる。
- 一食分あたりのエネルギー値は5kcal未満とダイエットにも効果的。
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摂取量の目安は、成人で1日に昆布約0.1g、昆布出汁では約3ml摂取すれば推奨量に値する。
- 不足と過剰摂取に注意すれば、健康にも美容にも良い万能食品。
- 保存方法に気を付け、より効果を高める食べ合わせやおすすめレシピも上手に活用しよう。
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