今ではスーパーなどで季節に関係なく、カラフルなトマトが売られていますよね。夏野菜であるトマトは、特に夏の暑い日に冷やしてかぶりつきたくなります。
トマトには女性や母乳にも嬉しい成分がいっぱいです。でも、授乳中は体を冷やすのは良くないはず…。どんな食べ方が授乳中には良いのでしょうか?栄養豊富なトマトの上手な摂り方をお教えします。
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トマトにはママや母乳に嬉しい成分がいっぱい
私授乳中なので控えてるんです。
でも、授乳中だからこそトマトは食べた方がいいのよ。
でも、トマトには特に女性に嬉しい働きがたくさんあるの。
- 美白・美肌効果
- 老化抑制
- お腹の調子を整える
- 余分な塩分を排出することで、むくみをとる
- ガンや動脈硬化などの生活習慣病の予防
トマトの凄さ
トマトの色、リコピン
リコピンは⾎流を改善する働きがあります。母乳の元である血液が血管をスムーズに流れるようになることで母乳の出がよくなり、赤ちゃんに必要な栄養がきちんと届きます。
これはリコピンが血管に悪玉コレステロールがこびりつくのを防ぎ、血液をサラサラにすることで生活習慣病や動脈硬化の予防にもなります。また油との相性がいいので、加熱することで吸収率がアップします。
1日の理想的なリコピン摂取量は 15~20mg。Lサイズトマトなら2個ほど(約500g)、ミニトマトなら10〜15個ほど(約250g)。リコピンはミニトマトの方が多いのよね。
さらにリコピンは体の老化を抑制する働きもあるので、紫外線にさらされた肌には嬉しい効果です。リコピンの抗酸化作用は非常に高く、体内の活性酸素を取り除き体が酸化するのを防いでくれます。
体内の活性酸素が増えすぎると、シミの原因となるメラニンの量が増えたり、肌のハリを保つコラーゲンを作る働きを弱くします。
エクスレオサイドA
これはトマトにしかない栄養素で、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が血管にこびりつくのを抑える働きがあります。つまり、動脈硬化が進むのを防ぎ、健康な血管を保ってくれるのです。
リコピンと同じ様な働きがありますが、この成分は加熱に弱いため生で食べるのがオススメです。トマトを生で食べても加熱しても同じ働きがあるのは嬉しいですよね。
GABA
最近ではチョコレートにも入っているので、スーパーで見かけたことがあるのではないでしょうか。では、GABAとはなんでしょう?
天然のアミノ酸の一種で、正式には「γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)」といいます。神経伝達物質として働き、ストレスを和らげて脳の興奮を鎮める効果があるとされている成分です。体をリラックスさせる働きがあるため、安眠や血圧低下にも役立つことが確認されています。
トマトの効果的な摂り方
朝・昼・晩 いつ摂ると一番効果的?
トマトは、朝に食べると一番リコピンの吸収率がいいんです。朝にトマトを切ってサラダにする時間がない人は、トマトジュースなんてどうでしょうか。
こちらのトマトジュースは、非加熱で作られていて食塩は無添加。これ一缶にリコピン16mgが含まれているので、1日分の摂取量はこれ一缶で摂れますね。
加工品を利用する
生のトマトをなかなか摂れない時に、トマトジュースやケチャップ等の加工品を利用することは非常に良い選択です。実は加工品の方が栄養が豊富に含まれているんです。
生のトマトよりもリコピンは約3倍、ビタミンCは約2倍にもなります。
- トマトジュース
- ケチャップ
- ホールトマト
- トマトソース
- トマトペースト
リコピンの1日摂取量(15~20mg)をホールトマトで摂ると2分の1缶、トマトジュースなら缶ジュース1本分弱、トマトケチャップなら大さじ4杯ほどで摂れます。
生のトマトは完熟する前に収穫しますが、加工用は完熟してから収穫するため太陽を十分に浴びています。そのため生よりも栄養を豊富に含んでいるのです。
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トマトを食べるときの注意点3つ
①体を冷やさない食べ方をする
トマトは夏野菜であり、夏に火照った体を冷やす働きがありますが、授乳中に体を冷やしてしまうと、血行不良になり血液の流れが悪くなることで乳腺に血液が流れにくくなって、母乳の出が悪くなります。
食べ物には体を温めるもの、冷やすものなどがあります。次のように、陽性・陰性・中性の3つのグループに分かれます。
- 陽性:体を温める食べ物。根菜類。スイカの皮や黒いもの(胡麻・黒豆・小豆等)
- 陰性:体を冷やす食べ物。生野菜。土から上に実がなるもの。砂糖やバター、マーガリン、お菓子類等
- 中性:温める事も冷やすこともしないもの。主食となる食べ物(玄米や麦)等。
トマトは陰性の食べ物になります。トマトに含まれるカリウムの利尿作用で尿として出て行くことで、体が冷えてしまいます。
生のまま食べる時は・・
陽性の食べ物を一緒に摂る事で、体が冷えすぎるのを防ぐことができます。
- 大根の煮物やきんぴらごぼうなど
- こちらの記事では、スイカの皮を使ったあんかけのレシピを紹介しています。
加熱して食べる
加熱調理することで、リコピンの吸収率もアップします。
こちらのレシピでは生姜も使っているので、さらに体が温まります。
・簡単おかず☆牛肉とトマトの甘酢炒め
お肉と野菜がたっぷり摂れる、夏にぴったりの炒めものです♪
お酢を使ってさっぱりモリモリ食べれちゃう♡材料 (2人分)焼き肉用牛肉(カルビなど)160gトマト 小3個
しょうが(千切り) 1片
ズッキーニ 100g
☆水 大1
☆砂糖・☆酢・☆しょうゆ 各大1と1/2
☆片栗粉 小1強
ごま油(仕上げ用) 大1
焼き肉のたれ
(牛肉に漬ける用) 大1
■ ズッキーニの代わりにパプリカ、玉ねぎなど他の野菜でもOK^^
引用:Cookpad ← 詳しい作り方はこちらからどうぞ。
よく噛む
「よく噛んで食べなさい。」とは、私も子供に口うるさく言うことですが、食べる時によく噛むことで内臓脂肪が燃えて、体温が上がることがわかっています。
②トマトの皮も一緒に食べよう
実はトマトの実の部分よりも、皮の方がリコピンは多く含まれています。食感が悪かったり、皮が硬かったりで剥いてしまうこともあるかもしれませんが、なるべく皮付きのまま食べてくださいね。
③トマトアレルギー or かぶれ
栄養豊富なトマトですが、アレルギー症状が出る場合があるので注意が必要です。
杉などの花粉のアレルゲンは、果物や野菜のものと似ているために、体が勘違いをしてアレルギー症状を起こすことがあります。下の表は主なアレルギー症状です。
呼吸器・消化器・循環器・神経の症状が出た場合は、救急車を要請するなどの必要があります。
また、アレルギーではなくかぶれ(触れた皮膚の表面に反応が出る)であることありますが、自己判断はせずに病院に行くことをお勧めします。
母乳中には、お母様の食べた食物がごく僅かに出てきます。そのため、離乳食をまだ始めていない赤ちゃんでも、母乳を介して卵や小麦アレルギーになることがあります。
母乳中に含まれるアレルゲンの量は、アレルギー症状を起こす濃度の千分の一程度(母乳1mlあたり数十ナノグラム)です。
お母様がアレルゲン食品を食べると、その後1時間から5時間程度の間、母乳中に出てきます。母乳中のアレルゲンは、量が少ない上に大部分がIgA抗体にブロックされているため、赤ちゃんが母乳を飲んでも症状を起こさないか、ごく軽い症状のことが大部分です。
美味しいトマトの見分け方
美味しいトマトはおしりに星があるもの(ヘタに向かって筋があるもの)とは、私が母から教えてもらったことですが、その他にもずっしりと重く、ヘタがきれいな緑色でピンとしているものは美味しいトマトです。そして、赤や黄色がはっきり濃いものはリコピンが豊富です。
こちら↓で紹介している宅配サービスのビオ・マルシェさんでは、有機野菜を扱っていて新鮮で味の濃い野菜を提供しているので、是非お試しを。
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まとめ
- トマトにはママにも母乳にも嬉しい成分がたくさん
- リコピンには血液をサラサラにする働きや美肌に効果がある
- エクスレオサイドAは動脈硬化の進行を防ぐ
- GABAは育児のストレスを軽減
- 体を冷やさないように、なるべく加熱して食べるとリコピンの吸収率もアップ
- 花粉症の人はトマトを食べた時にアレルギー症状に注意
「トマトが赤くなると、医者が青くなる」ということわざがありますが、その通り本当に栄養豊富な野菜です。
特にミニトマトにはリコピンがたくさん含まれていますので、授乳中におやつ感覚でパクッとつまんでみてはどうでしょうか?
私はケチャップが好きなので目玉焼きには絶対かけるんですが、それだけでちゃんと栄養が取れていたなんて、なんて楽なんだろうと思ってしまいました。
授乳中のママさんには、是非トマトを食べてサラサラの美味しい母乳を赤ちゃんに届けて欲しいです。
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