甘くて美味しいスイカは、夏になると食べたくなる人も多いのではないでしょうか。でも、スイカは体を冷やすと言われていたり、糖分が高そうなイメージもあるかもしれません。特に授乳中は食べるものに気をつかいますよね。
たしかにスイカは体を冷やす食べ物ではありますが、糖分はそれほど高くなく、カロテンやカリウムなどの栄養も豊富に含まれています。
この記事では、授乳中にスイカを食べても良いのか、母乳への影響や注意点、スイカのおすすめレシピなどをご紹介します。
——–
——–
Sponsored Link
授乳中にスイカを食べてもいいの?
私は今赤ちゃんに母乳をあげているから、スイカはあまり良くないのかなと思っていたけれど、どうなんだろう?
でも、スイカは授乳中に食べても大丈夫だよ。それに、スイカには体に嬉しい栄養素もたくさん含まれているよ!
授乳中にスイカを手べてもOK
授乳中は食べるものにも気をつかいますよね。でも、もともとアレルギーのある食品でなければ、授乳中だからといって特別食べてはいけない食べ物はありません。
世界保健機関(WHO)も、「高塩分・高脂肪の食事は乳腺炎の原因になるのではないかと考えられているが、明確な根拠があるわけではない」としています。
授乳中に気を付けたいのは脂質や糖質を摂りすぎないことです。母乳はお母さんの血液から作られます。脂質や糖質を摂りすぎると、血液がドロドロになってしまったり、生活習慣病などにつながる恐れもあります。
スイカは塩分も脂肪分も低く、糖質も意外と少ないのが特徴です。そのため、授乳中でも安心して食べることができますよ。
甘いスイカには糖質が多く含まれているというイメージを持つ方も多いかもしれませんね。果物には糖質が高いものも多いですが、一般的にスイカの糖質は100g中10g以下 (※詳しくは下記参照) と意外と低いんですよ。
※ここでは、スイカ、バナナ等学術的に野菜と分類されるものも、広義の意味で果物としています。
- スイカ: 100g中9.2g
- バナナ: 100g中21.4g
- パイナップル: 100g中11.9g
- ぶどう: 100g中15.2g
- グレープフルーツ: 100g中9g
※文部科学省 日本食品標準成分表(2015年版) ”7 果実類” より計算
(糖質量 = 炭水化物量 – 食物繊維量)
授乳中でもスイカを食べて大丈夫なんだね。
スイカの栄養素
スイカは約9割が水分ですが、栄養素としてはカロテンやカリウムが多く含まれています。マグネシウムなどのミネラルや、シトルリンと呼ばれるアミノ酸も含まれています。
特に赤肉のスイカにはカロテンが豊富です。カロテンは体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用や免疫を高める働きをすることがわかっています。
また、カリウムは体内の水分を排出してくれるので、むくみや高血圧の予防にも効果的です。むくみやすい妊娠中にもおすすめですよ。
シトルリンはあまり聞いたことがないかもしれませんが、血管の機能維持に必要な成分で、疲労回復やアンチエイジングにも効果があります。そしてこのシトルリンは、スイカの実の部分よりも皮に多く含まれています。
さらに、スイカはカロリーが低く100gあたり37kcalです。以下の表を見ると、他の果物と比較してもカロリーが低めであることがわかりますよね。
引用:からだカルテ(タニタ)
でも、授乳中には気を付けたいこともあるよ。
Sponsored Link
授乳中にスイカを食べるときの注意点3つ
スイカは体を冷やす
水分の多い食べ物は体を冷やすと言われています。例えば、なす、きゅうり、トマト、梨、柿なども体を冷やす食材です。
冷たく冷やしたものを食べればもちろん体温は下がりますよね。さらに、スイカに含まれているカリウムには利尿作用があります。水分を体外に排出する際にも熱が放出されるため、体が冷えるというわけです。
暑い夏に涼しく感じられるのは嬉しいですが、体が冷えると血行が悪くなってしまいます。授乳中に血行が悪くなると母乳量の低下にもつながってしまうため、注意が必要です。
1日に食べて良い目安量
一般的に、間食や嗜好品として適量なカロリー量は200kcal程度とされています。
スイカは一切れがだいたい100〜200g程です。カロリーは低めですが、さっぱりとして食べやすいためついついたくさん食べてしまう…ということもありますよね。
スイカは100gあたり約37kcalなので、1日に500〜600gを目安にすると良いでしょう。
ただし、これは他におやつを食べない場合の計算なので、他にもおやつなどを食べる場合はその分スイカも少なめにしてくださいね。
3度の食事はしっかり食べる
夏は暑くて食欲が落ちてしまうこともあると思います。でも、母乳はお母さんが口にした栄養から作られます。
お昼ごはんをスイカで済ませる…なんてことはせず、3度の食事で栄養をしっかりと摂ることが大切です。スイカ単品で食べるなら、おやつやデザートとして食べるようにしましょう。
そうは言っても、暑い日は特に「買い物に行くのが大変」「料理を作るのが面倒」という日もありますよね。
そんなときは食材宅配を使えば、食材を自宅まで届けてもらえますよ。猛暑の中スーパーへ出かけたり、赤ちゃんを抱っこしながら重い荷物を運ぶ必要もありません。
また、ミールキットを使えば献立を考える手間も省けますし、材料が揃っているので手早く調理することができます。
まだ食材宅配やミールキットを使ったことがないという方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
すいかを使ったおすすめレシピ
スイカの皮あんかけ
材料
- スイカの皮…一枚
- 鶏ひき肉(むね)…100g
- 生姜絞り汁…一片分
- 青とうがらし…1本~
- だし汁…250cc
- 酒…大さじ1
- ☆塩…小さじ1/2
- ☆しょうゆ…小さじ1/2
- 水溶き片栗粉…適量
引用:cookpad(←詳しいレシピはこちら)
スイカジャム
材料
- スイカ…2kg程度
- 砂糖…スイカの3割
- レモン汁…レモン1/2個分
引用:cookpad(←詳しいレシピはこちら)
すいか蒸しパン
材料
- すいか…1切れ(150g)
- 小麦粉…70
- ベーキングパウダー…小さじ1
- 牛乳…適量
引用:cookpad(←詳しいレシピはこちら)
——–
全国宅配もできるウェルネスダイニングはこちら↓から!
——–
まとめ
- スイカは塩分も脂肪分も低く、授乳中でも安心して食べることができる。
- スイカにはカロテンやカリウム、マグネシウム、シトルリンなどの栄養素が含まれており、むくみの予防や疲労回復などに効果的。
- スイカは体を冷やす食べ物なので、冷たくし過ぎたり食べ過ぎたりしないように注意。
- 1日に食べて良いスイカの量は500〜600g程度が目安。
- スイカだけでなく3度の食事をしっかり食べることが大切。
- スイカの皮にも栄養が含まれるので、調理して食べるのもおすすめ。
夏のおやつやデザートにぴったりのスイカは、授乳中でも安心して食べられることが分かりましたね。疲労回復効果もあるので、暑い夏の育児に疲れたときは、スイカを食べて夏バテを予防しましょう。
買い物や料理が面倒なときは、食材宅配やミールキットなどの便利なサービスを利用するのもおすすめですよ。
授乳中は食べるものに神経質になりがちですが、ママがストレスを溜めずに過ごすことが何よりも大切です。心にゆとりを持って赤ちゃんとの一緒の時間を楽しめると良いですね。
全国宅配もできるウェルネスダイニングは、こちら↓から。
たまにはこういうのにも頼って、上手に育児していきましょう!
手を抜きたい時もある、でも食事には最低限こだわりたい、あなた向けです。
レンジでチンですぐ食べられる宅配食の他に、15分で作れるお料理キットもありますよ~。