ママの抱っこ紐で大人しくしている赤ちゃんを見て、うらやましく思った事はありませんか? 抱っこ紐をつけようとすると火がついたように大泣きする我が子。理想とは真逆の現実に打ちのめされそうになっているママも多いのではないでしょうか。
抱っこ紐が使えたら、赤ちゃんに話しかけながらたくさんお出かけして、家に帰る頃には抱っこ紐ですやすや眠る顔に癒される・・・ママの理想はつきません。でも現実は違う。赤ちゃんの事がわからないとなんだかママとして自信をなくしてしまいますよね。
どうして抱っこ紐を嫌がるのでしょうか。赤ちゃんが出すサインさえわかれば、きっとママも楽になるはずです。そこで今回は、赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる原因とその対策をご紹介します。
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ママが困る理由と、赤ちゃんが嫌がる原因
ママはどうして困るのか
赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がると、ママが困ることはなんでしょう? さまざまな意見があるようです。
夏場に抱っこ紐で近隣のスーパーに行ってみた際、行きの道中はキョロキョロして泣きませんでした。ただ、スーパーに着いてから帰宅するまではのけぞって嫌がりましたが…。家でのおんぶも同様、大人しくおんぶされて寝てしまう事も稀にありますが、たいていはダメです。家事がはかどりません(苦笑)。
引用:発言小町
毎日上の子の送迎があるので、抱っこ紐必須なのですが、毎日泣かれる為心が折れそうです。。ベビーカーは、まだ大丈夫なのですが、保育園にはベビーカーでは、いけません。。
引用:発言小町
抱っこ紐、スリングみたいな横抱っこですか?娘はギャン泣きしました。どうやら背中を丸められるのが嫌な様子…。反りくり返って、飛び出そうな勢いでした。前抱っこはお腹が暑いらしくやっぱりダメでした。
もう、無理なんで、ベビーカーで行けるところしか出掛けられませんでした。
引用:発言小町
ちょっとそこまでのお出かけに使いたい抱っこ紐ですが、嫌がられることも多いんですね。雨の日など、ベビーカーでは出かけづらくても、抱っこ紐なら傘をさして行く事が出来ます。保育園によっては、ベビーカーで来るのを禁止している所もありますから、ママは困りますよね。
赤ちゃんはどうして抱っこ紐を嫌がるのか
では、赤ちゃん側の意見はどうでしょうか。
- 体の位置が嫌だから
- 暑いから
- つまらないし動きたいから
- お腹がすいたから
- おむつが濡れて気持ち悪いから
- 眠たいから
では、赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる原因、そして嫌がった時にはどうしたらいいのかを詳しく見ていきましょう。
抱っこ紐を嫌がる原因と対策
赤ちゃんと一緒にお出かけしようと思って抱っこ紐をつけた途端、泣きだしたり嫌がられる。しんどいですよね、なぜなのでしょうか。
体の位置が嫌
赤ちゃんが抱っこされて気持ちいいと感じなければ、ぐずるのも当然です。抱っこ紐を使わないで抱っこした時に嫌がらなければ、その時の体の位置をよく覚えておくといいでしょう。抱っこ紐はその位置に来るよう、ベルトを調節しておくだけです。
赤ちゃんが成長してくると、抱っこ紐のベルトの位置も調節しなければなりません。また、抱っこするのはママだけとは限りません。使う人がその都度赤ちゃんが気持ちいいと感じる抱っこの位置に変える必要があります。
暑い
手足じゃなく、背中やお腹を触ってみるといいわよ。外が暑いときにお散歩する時は、保冷剤を上手に使ってね。この記事が参考になるわ。
新生児の頃は、外気の影響をそのまま受けてしまいます。なので暑い日には体温が上がってしまい、逆に寒い日や冷たい風にあたり続けることで、体温が下がってしまうのです。まだ体温調節ができない新生児は、熱くなった体を汗をかくことで冷やしたりということができません。
また、湿度が高すぎるのも不快に感じます。基礎的な体温調節ができるようになるのは生後2ヶ月頃からですが、まだ適応範囲が狭いので、暑すぎる日や寒すぎる日は注意してあげることが必要です。寒い日の対策はこちらの記事を参考にしてみてください。
動きたい・つまらない
スーパーで赤ちゃんが商品を触ろうとして、「だめよ」と言ってやめさせたことがあるのではないでしょうか。生後6ヶ月くらいになると手先が器用になり、色々なものを手で掴むようになります。でも、手が触れて商品が倒れたりしたら困りますから、ママとしてはして欲しくはありません。
それが、赤ちゃんにとっては気に入りません。気になるものは掴みたい、でも触らせてくれない。そのストレスでぐずったり、泣き出したりします。そんな時には手に持てるようなおもちゃも有効です。こちらのおもちゃは、触ったり振ったりすると音が鳴るので、赤ちゃんの気をそらせる事ができます。
また、生後7〜8ヶ月頃になるとハイハイをしだす子もいます。自分で動きたい気持ちが出てくるので、ずっと抱っこされているのを嫌がることもあります。そんな時は少し抱っこ紐からおろしてあげたり、抱っこの向きを変えてあげるのもいいでしょう。
お腹が空いている
離乳食の始まる時期が近くなってくると、授乳時間も1日に5〜6回程とタイミングが定まってきます。ぐずったからといって、毎回授乳していると体重が増えてしまうこともありますから、注意しましょう。外出する際は授乳できる場所を見つけておくと、計画的に授乳ができますね。
また、生後5ヶ月以降になると離乳食の時期になります。ちょっとしたおやつなら食べられるようになるので、お出かけの際に持ち歩けば赤ちゃんのお腹が空いた時にすぐあげられますよね。市販のものでも良いですが、こちらのような材料3つで簡単に作れるおやつなどはいかがですか。
レンジで☆さつまいもとバナナのマッシュ
材料さつまいも(小) 一個(160g)バナナ 半分牛乳 50cc
引用:レンジで☆さつまいもとバナナのマッシュ ← 詳しいレシピはこちらから
眠たい
赤ちゃんの成長時期によって、睡眠時間や起きていられる時間は変わります。
赤ちゃんが眠りに入ろうとする時に無理に抱っこ紐をつけたりすると、「眠りたかったのに〜」と泣き出してしまう事がありますよね。眠たいけど寝られない状態が続くと、起きている時間も機嫌が悪くなります。そんなぐずぐず状態の時には、ボディタッチやマッサージはどうでしょうか。
背中やお尻をトントンする
赤ちゃんの背中やお尻を一定の間隔で、トントンとタッチしてあげます。タッチする強さや間隔は赤ちゃんによって好みがありますので、いくつかパターンをやってみてベストを探してあげましょう。
腕や足をマッサージ
抱っこ紐を使うと赤ちゃんを手で支えなくてもよくなるので、つい両手で持てるだけの荷物を持ってしまうことがありますよね。抱っこ紐でママと密着しているとはいえ、やっぱり赤ちゃんはママに直接触ってもらえると安心します。
・抱っこ紐は赤ちゃんが正しい位置に来るようになっているか
・背中やお腹に汗はかいていないか、寒すぎないか
・授乳のタイミングではないか
・抱っこしている時間が長すぎないか
・睡眠のタイミングではないか
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普段からやっておくと良いこと
夜の睡眠の質を良くする
赤ちゃんが朝機嫌よく起きて、日中元気に遊べて、また夜深く眠る事ができたらいいですよね。生後3ヶ月頃から、睡眠のサイクルがある程度整ってきますから、夜はしっかりと深く眠れるようにしておく事が大事です。
そこで、夜の眠りを整える「ねんねトレーニング」をご紹介します。これは、赤ちゃんが一人で布団で眠れるようにするトレーニングです。簡単に説明すると、赤ちゃんが眠りに入る瞬間に布団に寝かせるというもの。
最初は布団に置いた瞬間に泣いてしまうかもしれませんが、だんだんと一人で寝られるようになり、夜泣きをしてもまた自然と眠りに入っていけるようになります。
・泣き出したら、背中をさすったりトントンする
※ 激しく泣く場合は、一度抱き上げてもOK。ただし、眠りに入る時には布団に置く事。
・お腹が空いていなければ、基本的に夜中は授乳しない(添い乳の癖をつけないため)
布団に置く時には、体を密着させたまま置くといいですよ。いきなりママと体が離れると、怖がって泣く場合があります。何日も繰り返す事で布団で寝てくれるようになり、睡眠の質がよくなります。
どうしても抱っこ紐を嫌がる時には・・・
どんな対策を試しても、抱っこ紐を嫌がる時があります。そんな時は「どうしても嫌なんだな」と理解し、抱っこ紐を諦める覚悟もママには必要です。他の方法を探してみましょう。
ベビーカーはどうでしょうか。買い物に行けないのであれば、宅配サービスを利用するのも一つの方法です。
また、赤ちゃんの発達を相談しに行くのもいいかもしれません。月齢が低いと正確な判断はなかなかできませんが、早くから対処ができると赤ちゃんのことがより理解できますよね。
まとめ
- 赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がる理由
- 体の位置が嫌
- 暑い
- お腹が空いている
- つまらない・動きたい
- 眠たい
- ぐずっている時の対策
- 抱っこする時は赤ちゃんの体がママの体の中心に来るようにする
- 暑い時は保冷剤を使う
- 授乳サイクルに合わせた授乳をするようにする
- おもちゃなどを与えたり、少しの間抱っこ紐から下ろす
- 眠たがっている時はボディタッチやマッサージをする
- 「ねんねトレーニング」は夜の睡眠の質をあげ、朝機嫌よく起きる有効手段
- どうしても嫌がる場合は、諦める覚悟も必要
いかがでしたか。さあこれから出かけようとする時に抱っこ紐を嫌がられると、どうしていいかわからなくなりますね。ぐずっているとなんとかしてあげたいと思うけれど、焦ってしまいます。私は息子がぐずった時に、よく鏡を見せていました。ピタッと泣き止んで自分の顔をじーっと見てました。
小さな子供は、言葉で伝えたくてもできない分、ぐずったり泣いたりすることで、なんとかママにわかってもらおうと必死です。そんな時こそ、ちょっと赤ちゃんを観察してみてください。どんな時だってちゃんとした理由があります。
時間がない時はとっておきのアイテムを使う、余裕がある時はよく観察して対策してみるなど、その時々でやり方を変えてみるのもいいかもしれません。抱っこ紐がママと赤ちゃんにとって快適なものになるといいですね。