幼稚園や保育園を決める時に一番気になるのが、お迎え時間を延長できるかどうかですよね。
最近では、幼稚園でも預かり保育を取り入れるようになり、働く親にとっても選択肢が増えました。共働きの家庭の子=保育園ではなく、預ける側が選べるようになってきたのです。
選択肢が増えたことで、どちらを選ぶべきか迷っているパパママも多いのではないでしょうか?
今回は、そんなパパママの為に、お迎え時間の延長をする場合、幼稚園と保育園ではどちらが良いのかを検証していきます。
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幼稚園と保育園の違い
一般的に、専業主婦やママが短時間パートの家庭の子は幼稚園に通い、共働き家庭の子は保育園に通う、というイメージが多いのではないでしょうか?まず、保育園と幼稚園ではどのような違いがあるのかを確認していきましょう。
幼稚園と保育園の割合
幼稚園と保育園の大きな違い
仕事をしているママは職場復帰をしなければいけないので、早い時期から子どもを預ける場合、選択肢は保育園しかないのが現状です。
共働き家庭の子どもが保育園に通うのはやはり、保育時間が長く心配なく預けることができるからでしょう。8~18時頃まで預かってもらえるのでパパママが保育園を選ぶ最大の理由です。
最近では、子供が3歳になった時にあらためて幼稚園か保育園か選択をするパパママも多いようです。
幼稚園(ようちえん、独: Kindergarten、英: kindergarten)は、満3歳から小学校就学までの幼児を教育し、年齢に相応しい適切な環境を整え、心身の発達を助長するための教育施設。
引用:wikipedia
保育園は、保護者が働いているなどの何らかの理由によって保育を必要とする児童を預り、保育することを目的とする通所の施設。日本では、児童福祉法第7条に規定される「児童福祉施設」となっている。
引用:wikipedia
幼稚園と保育園の違い↓
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幼稚園の預かり保育
「預かり保育」とは、保護者の希望に応じて、4時間を標準とする幼稚園の教育時間の前後や、土曜・日曜、長期休業期間中に、幼稚園において教育活動を行うことです。
保育園の延長保育のようなサービスを、幼稚園では預かり保育というようです。幼稚園の預かり時間は9〜14時が一般的です。そのため、パートや時短勤務のママがお迎えに間に合わない時に利用をするのが預かり保育です。
預かり保育の実施状況
平日の預かり保育の終了時間は、午後5〜6時が51.5%ともっとも多く、次に午後6時〜7時が24.9%。午後7時過ぎまで預かってくれるのは私立だけで、6.7%と割合も少ないです。
土曜日の預かり保育は、全体の約半数(54.7%)が実施していないのが実情です。特に、公立の場合はほとんど(82.4%)が実施していません。
また、夏休みや冬休み、春休みの預かり保育はほとんどの幼稚園(82.1%)は実施しているけど、公立幼稚園のうち38.7%は実施していないという調査結果も出ています。
*参考資料:平成29年度幼児教育実態調査 文部科学省
預かり保育はいくらかかるの?
1時間ごとで時間料金が決まっている園や、1日料金で決まっている園があるようです。また、1ヶ月定額料金のところもあります。園によっておやつ代が別になっていたりする園もあるので、事前に確認をしておいたほうが良いです。
- 月額 毎日利用:8000円 週3日まで:5000円
- 臨時 時間:200円
- 土曜・長期休暇 1日:1200円
- 月額 7600円
- 一時利用 日額:700円
- 土曜・長期休暇 1日:1400円
幼稚園と保育園の違いについてはこちらもご覧ください↓
預かり保育のメリット・デメリット
メリット
- 預かり保育は仕事以外の理由でも利用することができます。
- 預かり保育の時間を利用して習い事の時間になっている幼稚園もあります。習い事の送り迎えが不要なのでママには人気です。
デメリット
- 月単位で利用する時には就労証明書などの書類が必要になります。
- 幼稚園の預かり保育には定員が決まっている場合があるので事前に確認が必要です。
保育園の延長保育
「延長保育」とは、仕事の事情などでやむをえず規定の保育時間を超えてしまう場合に、時間を延長して子どもを預けられる制度です。
延長保育は利用料金や時間帯が保育園によって違うので保育園を選ぶ段階で確認をしておきましょう。
保育時間
◎公営保育所
18:30~19:00
◎民営保育所
≪開所時間が 7:00~18:00の場合≫
18:00~19:00又は18:00~20:00
≪開所時間が 7:30~18:30の場合≫
7:00~7:30の朝延長及び
18:30~19:00又は18:30~20:00
引用:川崎市HP
保育園を選ぶ際の参考にどうぞ↓
延長保育料
川崎市の場合は30分の利用につき、月額1,000円
夕方・夜に延長保育を利用する場合は、このほかに補食代として、施設ごとに定める金額が月額で発生します。月額1500円程度です。
◎朝・夕の時間帯に関わらず徴収するもの
30分延長の保育料 月額1,000円
1時間延長の保育料 月額2,000円
1時間30分延長の保育料 月額3,000円
2時間延長の保育料 月額4,000円
引用:川崎市HP
延長保育のメリット・デメリット
メリット
- 月額で安心して延長保育を利用できます。
- 長期休みも預かってもらえます。
デメリット
- 延長保育に定員や条件がある場合もあるので保育園に入れても延長保育の枠に入れないこともあるので、事前に確認が必要です。
- 就労証明書やシフト表などの書類の提出が必要な場合が多いです。
まとめ
- 共働き家庭の0歳から2歳までの子どもは保育園に通うことになります。
- 延長保育時間や料金だけでなく、保育園の雰囲気や立地なども確認をして選ぶようにしましょう。
- 3歳になると幼稚園か保育園を選ぶことができます。
- 幼稚園の教育時間は短いのでその後を預かり保育で対応できるかどうかを確認しましょう。
- 幼稚園では夏休みや冬休みの長期休みの対応ができるかを確認しましょう。
共働きの家庭では、子どもを預かってくれる時間と長期休みを預かってくれるかがポイントでしょう。幼稚園に入園してお迎え時間などで保育園に転園するのは親子ともに負担になります。入園前にパパとママでよく話し合って選びましょう。
かわいい我が子が1日の時間の大部分を過ごすわけですから、笑顔で通える幼稚園・保育園選びをしましょう。