子供が一人で歩けるようになると、ベビーカーに乗るのを嫌がるだけでなく、自分でベビーカーを押そうとすることがありませんか。やめさせようと思って手を伸ばしても、押し退けられたり、ぐずりだしたり…「どうすればいいの?」と頭を抱えるママも少なくありません。
中には諦めて子供に押させている、というママもいるかもしれませんが、やはり子供はちょっとした隙に何をするかわからないもの。あまりおすすめはできません。
そこで今回は、子供がベビーカーを押したがる時に試してほしい対処法をまとめたので、困ったときの参考にしてみてください。
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「なぜベビーカー押したいの?」子供の気持ちを考えてみよう
本当に自分がふがいなくて、なんだかお出かけするのが億劫なんですよね。
でも子供もママを困らせたいって思っているわけじゃないから、少し客観的に子供の気持ちを考えてみると、心に余裕が出てくるかもしれないわよ。
子供の成長は一人一人違うので一概には言えませんが、大体1歳~1歳6ヶ月で一人歩きができるようになる子が多いです。そして自我が芽生え始めるのもこの頃からなので、なんでも「自分でやりたい!」と主張することが多くなってきます。
ベビーカーを押したがるという行動も、「自分でできることはなんでもやってみたい」という自己主張の一環であり、心が健全に成長している証とも言えます。
とはいえ自分では「できる」「やりたい」と思っていても、まだまだ小さな子供ですから、思うようにはいきません。うまくできなかったり、周りにやらせてもらえなかったりすると癇癪(かんしゃく)を起すことも多いです。
ママにとってはできればやめてほしいものですが、こうして自分の気持ちをコントロールすることを学んでいくので、これも健全な反応と言えるでしょう。
子供がベビーカーを押したがるときに注意をしてもやめてくれない、泣いたり騒いだりする、などという場合も、単なるわがままと受け取らずに、「成長のための大事なステップ」と考えれば、少し心に余裕ができます。。
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子供がベビーカーを押すとどんな危険があるの?
ベビーカーのハンドルの高さは、商品によって違いはあるものの100cm前後のものが多く売られています。これは4歳児の平均身長とほぼ同じ高さです。したがって4歳以下の子供がベビーカーを押そうとすると、前が見えなくなってしまいます。
前が見えないと人やものにぶつかる危険性が高まり、段差にも気づきにくくなります。子供がけがをする可能性ももちろんありますが、人にけがをさせたりものを壊したりすると損害賠償の対象になることも十分ありうるので、押させないのがベターです。
この保険に加入しておけば、日常生活でうっかり他人のものを壊したりケガをさせたりして、損害賠償責任を負うことになっても、補償してもらえるの。
最近では火災保険や障害保険、クレジットカードのオプションでもこの特約をつけることができるから、一度自分の保険契約を確認してみるといいわね。
またblossam39というベビー用品のセレクトショップでは、ベビーカーの購入者を対象に無料で最大500万円までの補償をつけてくれる「ベビーカー安心補償」を提供しています。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が引き受けている保険なので、示談交渉もしてもらうことができ、万が一のときも心強いです。
ベビーカー購入前ならこうした観点から購入するお店を選ぶのもおすすめです。
子供がベビーカーを押したがるときの対処、おさえておきたいポイント3つ
子供にベビーカーを押さないでほしいとき、伝え方にはちょっとしたコツがあります。
子供は一人一人違うので、万人に効果があるとは言い切れませんが、子供がなかなか言うことを聞いてくれずに悩んだとき、ぜひ試してみてください。
①「ダメ」と言わずに「してほしいこと」を伝える
ベビーカーを押そうとする子供に「ダメ」「やめて」と言って叱るよりも、「ベビーカーの横を歩いてほしい」「ママと手をつないでほしい」など具体的にしてほしい行動を伝える方が良いです。
子供の成長に合わせて、「なぜそうして欲しいか」「どう危険なのか」一緒に説明してあげるとベターです。
②ベビーカーを押さずに我慢できたら、とにかく褒める
人は褒められると脳内でドーパミンと呼ばれる物質が分泌され、「気持ちいい」と感じるようになります。さらに、脳はドーパミンを得やすくするために、自分で構造を作り変えるという性質を持っています。
したがって「ベビーカーを押さなければ褒められる(=ドーパミンが分泌される)」ということを子供の脳に認識させれば、脳が子供の行動を変えていくと考えられるので、ベビーカーを押さずに歩けたら思いっきり褒めてあげることを繰り返すと良いでしょう。
③他のものに興味をそらす
保育士さんや多くのママ・パパも、なかなか言うことを聞かなかったり泣き止まなかったりする子供には、興味が他のことに向くようにして、気分転換させているそうです。
具体的にはお気に入りのおもちゃや人形を持たせてる、お水を飲ませる、抱きしめてみる、日ごろ通らない道を通ってみる、犬や猫に注意を向けさせる、歌を歌う、などなど。
本当にあの手この手で、考える大人側も大変ですが…特に言葉がまだあまり理解できない小さな子供には、いろんな方法を試してみましょう。
まとめ
- 子供がベビーカーを押したがったり、思うようにいかない時に癇癪を起したりするのは、健全に成長している証であり、自分の気持ちをコントロールする術を学んでいるということ。
- 子供がベビーカーを押すと多くの場合前方が見えず危険である。
- 子供がベビーカーを押したがった時は、以下の3つを試してみることがおすすめ。
- 「ダメ」と言わずに「してほしいこと」を伝える。
- ベビーカーを押さずに我慢できたら、とにかく褒める。
- 他のものに興味をそらす。
子供がなかなか言うことを聞いてくれないときって、ついつい感情的に怒ってしまいますよね。ちょっとした伝え方のコツと客観的な視点を、頭の片隅にとどめて子供と接する必要があるなぁと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。