妊娠中お医者さんから“生魚に含まれる水銀が胎児に影響を与える可能性がある”と、お刺身やお寿司などの生魚を禁止されていたママさんは多いのではないでしょうか。
妊娠中だけではなく、授乳中も水銀など生魚からの影響が赤ちゃんにあるのか気になりますよね。そこで今回は授乳中にお刺身などの生魚を食べても良いのか、また食べる際の注意点をご紹介させて頂きます。
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授乳中お刺身 お寿司を食べてもいいの?
妊娠中は多くの食事制限があり、ストレスが多かったお母さんは多いと思います。お刺身やお寿司もお医者さんから控えるよう教わる食べ物の1つです。
妊娠中はお母さんが食べたお魚に含まれる水銀が、お腹の赤ちゃんにも影響を与える可能性がありました。お母さんが食べたものが直に赤ちゃんに届いてしまうのと、赤ちゃんが取り込んだ水銀を体の外に出すことが出来ないからです。
では出産後の授乳にも水銀の影響はあるのでしょうか?
結論から言うと、出産後は授乳中でもお刺身を食べても大丈夫です。厚生労働省からも母乳を介しての赤ちゃんへの水銀の影響は低いことが下記の様に証明されています。
食品健康影響評価では、母乳を介して乳児が摂取する水銀量は低いことが示されています。
引用:厚生労働省
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お刺身・お寿司を食べる際の注意点5つ
①乳質の悪化
母乳はお母さんが食べたものや飲んだものが直接母乳の味や匂いに関係してきます。サバのような匂いが強い青魚を多く食べると、母乳の匂いや味が変わってしまったり、母乳の質をさげてしまうことがあります。
匂いや味が変わったことにより、赤ちゃんが母乳を飲んでくれなくなる場合もあります。赤ちゃんが母乳を飲んでくれなくなったら大変ですよね。
また私たちが普段何気なく食べている魚の中には、糖質が多く含まれている魚もいます。特にマグロやサンマ、カツオといった魚は糖質が多く含まれています。糖質の多い魚は乳腺を悪化させ、乳腺詰まりを起こす可能性があるのでなるべく避けましょう。
どちらも全く食べてはいけないと言うわけではないですが、魚の種類を気をつけながら食べると良いでしょう。ちなみにタイや、ヒラメ、カレイ、スズキといった白身魚は糖質が少ないためオススメです。
② 食べ過ぎに注意!
お刺身やお寿司と言った生魚は生肉、生野菜同様体を冷やす効果があります。少しの量であれば大丈夫ですが、食べ過ぎてしまうことで体がいつも以上に冷え、血行が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると母乳の出も悪くなってしまい、母乳の出が悪くなることで、乳腺炎などの母乳トラブルへと繋がってしまう可能性があります。
③食中毒
お刺身やお寿司などの生ものを食べる際、一番気を付けなくてはいけないのは食中毒です。お母さんの体は、妊娠、出産、育児とずっと働き続けているので、体力、免疫力共に低下しています。免疫力が低下している授乳中は特に注意が必要になります。
母乳からの赤ちゃんへの感染はありませんが、お母さんの食中毒症状が嘔吐や下痢、高熱など重い場合は、授乳をすること事態、とても大変になります。
また授乳中は薬が飲めないため、薬を飲む場合は一度授乳をストップをしなければいけないこともあります。食中毒でお母さんが動けなくなって一番困るのは赤ちゃんだと言うことです。
④ノロウィルス
貝類に多いとされているノロウィルス。感染力がとても強く、発症した場合の体への負担もとても大きいです。健康な大人でもノロウィルスに感染すると、とても辛いですよね。
貝類の中でも特にカキはノロウィルスが蓄積している可能性があります。栄養豊富で美味しいカキですが、授乳中はカキを生食で食べるのは避けた方がいいです。また加熱して食べる際は、中心部までしっかり火を通して食べるとより安心です。
授乳中にカキを食べる際の注意点をもっと知りたいな、という方は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
⑤ アレルギーに要注意!!
お刺身やお寿司のような加熱をしていない生の食べものはアレルギーを発症する可能性があると言われています。
授乳中にお母さんがお刺身を食べたことで赤ちゃんが生魚アレルギーを発症する訳ではありませんが、赤ちゃんがもともとアレルギー体質だった場合多少の反応がでることがあります。
授乳中にお刺身やお寿司を食べて赤ちゃんの皮膚が赤くなったり、湿疹、ジンマシンが出てきた時は、アレルギーの可能性があるので生魚を食べるのをやめましょう。
アレルギーがある赤ちゃんをもつママ・パパへ参考記事はこちら↓
それでも不安なママ・パパへ
回転寿司で生魚以外のネタも楽しむ!
回転寿司は普通のお寿司屋さんにはないサラダ軍艦やコーンダラダ軍艦の様な生魚を使用していないネタが多くあります。最近の回転寿司では、アボカドを使ったカリフォルニアロールや焼いた和牛がネタの肉寿司もあります。
またお寿司以外のサイドメニューも豊富なので、食べられるメニューが多くオススメです。
TV-CMでも話題になりましたが、お寿司だけでなくラーメンやカレー、デザートがあるお店も増えてきているので家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
自宅で手作りしてみる
自宅で簡単にちらし寿司が作れる商品もあり、のせるネタを自分で選べるのでオススメです。加熱したネタを中心に、乳質に良い食材を混ぜれば栄養も取れて一石二鳥ですね。
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まとめ
- 授乳中にお刺身(お寿司)を食べてもOK
- 食べる魚の種類や量を気をつける
- 生食では特に食中毒やノロウィルスに気をつける
- 赤ちゃんに異変があった場合は摂取する事をやめる
生の食材だからと気にし過ぎると逆にお母さんのストレスが溜まってしまいます。魚にはDHAやEPAといった血液や脳にいい栄養素が多く含まれています。注意事項を守りながら、バランスよく食事に取り入れてほしいですね。ただ食べ過ぎには気をつけて下さいね!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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たまにはこういうのにも頼って、上手に育児していきましょう!
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