最近、健康やダイエットの為にとナッツを食べる人が増えています。一般的にナッツと言われているものでは、アーモンドやクルミ、カシューナッツなどが有名ですね。
健康やダイエットにも良いナッツなら、授乳中のママが食べても良さそうですよね。ただ、脂質が多いとも言われているので、本当に食べても大丈夫なのか心配になります。
そこで今回は、授乳中にもナッツは食べていいのかについてをご紹介します。食べる時の摂取量や、注意点なども知っておいてくださいね。
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授乳中 ナッツを食べても大丈夫?
昨日、旦那さんがおつまみにナッツを買ってきたんです。隣で食べているのを見ていたら、なんだか食べたくなってしまって…。授乳中でも、ナッツは食べてもいいものですか?
ナッツは、授乳中でも食べて大丈夫です。むしろ、栄養満点の食材なので毎日食べてもいいぐらいです。
ナッツとは…
種実類(しゅじつるい)とは、かたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子の総称。別名堅果(けんか)。種実類のうち、木の実は一般にはナッツと呼ばれる。
引用:wikipedia
ナッツは、種を食用とすることが多くなります。もちろん加工しないと食べられないので、種皮や殻を取り除いて乾燥させたものが売られています。
種には、植物が芽を出してから成長するまでの栄養が詰まっていますよね。つまり、栄養分の塊です。
ナッツの栄養
ナッツは脂質が多いと言われていますが、食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。
脂質
ナッツに含まれている脂質は、いろんな脂質がある中でも食べ物から摂らなければ体の中では作り出せない、必須脂肪酸になります。
引用:NIPRO
ナッツは、身の半分程が脂質でできています。脂質は、血管や心臓を強くするので、血液から作られる母乳を出さないといけない授乳中のママには大事な成分です。
食物繊維
ナッツは食物繊維が豊富で、整腸作用があります。母乳は、約80%が水分になるため授乳中は水分不足になりがちです。そのため、便秘にもなりやすくなっています。
積極的に食物繊維を摂取することで、便秘予防になります。
ビタミン類
授乳中は、ビタミン類が不足します。ナッツには、葉酸やビタミンE、B1、B2などが豊富に含まれています。ビタミン類は、皮膚や内臓の代謝、ホルモン分泌、血行促進などの働きをしてくれます。
血液の流れが良くなると、母乳の出が良くなるので赤ちゃんも飲みやすくなります。
ミネラル類
亜鉛、カリウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル類は、全ての臓器に必要な栄養素です。特に、産後はミネラル類が不足している状態で冷えやむくみやすくなっています。
ミネラル類を摂れば、冷えやむくみも改善されて血流も良くなり、母乳が出やすくなります。
ただ、売られている時は、ピーナッツもナッツに含まれている場合が多いから、結構あいまいなくくりなのかもね。
1日に食べてもいい量
ナッツは脂質が多いので、1日に食べる量は決めておきましょう。
先程お話しましたが、ナッツに含まれる脂質は必須脂肪酸で体に良い脂になります。母乳を作るのにも必要な栄養素ですし、赤ちゃんが成長する上でも欠かせない栄養素になります。
ただ、良質な脂と言っても脂には変わりありません。脂質は摂りすぎると血液の流れが悪くなり、母乳が出にくくなる恐れがあります。ほかの食べものとのバランスを見ながら、摂取量を守って食べるようにしましょう。
また、摂取量はあくまで目安になります。ママや赤ちゃんの体質など個人差がありますからね。
ナッツを食べた後の母乳の出が悪かったり、赤ちゃんの母乳の飲みが悪かったり、少しでも気になることがある場合は、食べるのを控えた方がいいですね。
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ナッツの注意点5つ
授乳中のナッツはおすすめ食材ですが、食べる時には注意してほしいことがあります。
①食べ過ぎない
ナッツは栄養豊富ですが、食べ過ぎると逆に体に悪い影響を及ぼします。摂取量の際にもお話ししましたが、脂質は摂り過ぎると血液の流れを悪くして母乳の出を悪くします。
そして、食物繊維は適量を摂れば便秘解消に効果がありますが、摂りすぎると便が固くなり詰まって便秘が悪化する恐れがあります。また、一度に食べ過ぎると胃腸の負担が増えて、下痢になる場合もあるので食べ過ぎには気をつけましょう。
②無塩、素焼きを選ぶ
ナッツ類は、塩やチョコレート、キャラメルなどで味付けされているものも多くなります。塩が付いているものは、塩分の摂り過ぎになりますし、キャラメルやチョコレートでコーティングされているものは、糖分の摂りすぎになります。
また、揚げてあるナッツも多いです。そのままでもカロリーが高めなのに、揚げる事でさらに高カロリーになってしまいます。ナッツ類を選ぶ際は、無塩や素焼きと書かれているものを選びましょう。
③アレルギー
ピーナッツやクルミのアレルギー持ちのママは、食べるのは止めておいた方がいいです。
ピーナッツは、呼吸困難やショック症状といったアナフィラキシーショックを起こす食べものの1つです。ピーナッツアレルギーの人で、他のナッツにも反応する人が約20%はいると言われています。
そして、クルミもナッツの一種なので、クルミにアレルギー反応があるという事は、他のナッツを食べてもアレルギー反応が出るかもしれません。
④乳児湿疹
赤ちゃんによっては、ナッツを食べた後のママの母乳を飲むと肌に湿疹が出てきます。赤ちゃんは臓器が未発達なので、ナッツの成分消化が難しく湿疹が出やすいためです。
湿疹が出ても一時的なものなら問題ないですが、ナッツを食べた後の母乳を飲んで何度も反応する場合は、食べるのは止めて一度、病院で相談してください。
乳児湿疹について詳しく載っているので、何かあった時のためにも読んでおいてくださいね。
⑤ナッツの酸化
ナッツに含まれる必須脂肪酸の不飽和脂肪酸は、空気に触れると酸化しやすいという特徴があります。古くなったナッツは酸化が進み、たくさん食べ続けると腸の組織を傷つけて、下痢などを引き起こしやすくなります。
なるべく小袋になっているものを買うか、早めに食べるのが理想的です。
- 開封前
常温で15〜25℃ぐらいの場所に置き、直射日光や高温多湿を避ける - 開封後
ジッパー付きの袋や密封容器に小分けして入れ、冷凍庫保存(素焼きナッツなら2週間〜1ヶ月ほど保存できる。)
おすすめナッツ3選
ナッツは無塩で、素焼きのものを選んでくださいね。また、酸化しやすいので小袋タイプがおすすめです。
おすすめ①アーモンド
おすすめ②ミックスナッツ
おすすめ③ミックスナッツ+レーズン
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まとめ
- ナッツは栄養豊富なので産後に食べた方がいい
- 1日に摂取してもいい目安量は20g~25g
- 脂質が多いので食べ過ぎない
- 無塩、素焼きを選ぶ
- アレルギー、乳児湿疹、酸化に気をつける
- 大袋は小分けにして冷凍する
- なるべく小袋を買う
ナッツは授乳中のママも食べていい食材でしたね。さすが、健康やダイエットにいいだけあって栄養が豊富です。それに、授乳中はお腹が減るママも多いので、少量でも食べ応えのあるナッツは間食に向いています。
無塩や素焼きで味気ないと思いますが、噛めば噛むほど自然の甘みを感じることができます。ただ、脂質が多いのは確かなので、くれぐれも食べ過ぎないように注意してくださいね。せっかく体にいい食べものなのに、逆効果になってしまいますよ。
ナッツも食べながら、産後の栄養を補給していきましょう。
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