出産をしてからは毎日、家事や育児に大忙しです。少し休憩も必要になりますよね。そんな時に欲しくなるのが甘い物。食べると疲れも消えて幸せな気持ちになれます。ただ、授乳中は「糖分や油分が多いものは控えるように」と言われています。
では、砂糖を使って作り、油で揚げているドーナツは食べていけないものでしょうか?授乳中は、たくさん制限があるので何が良くて何がいけないのかわからなくなります。
そこで今回は、授乳中のドーナツについてをご紹介します。摂取量やおすすすめレシピもあるのでご覧ください。
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授乳中 ドーナツは控えるべき?
この間うちの近所にドーナツ屋さんができたんです!授乳中だしと思って買うのは我慢してますけど、ストレスが溜まります…。
砂糖も多く使い油で揚げてあるドーナツですが、基本的には授乳中に控えなくても大丈夫です。
ドーナツがなぜ、授乳中に控えるように言われているのかというと、糖分と油分を多く含んだ食べものだからです。授乳中に糖分や油分を多く摂ると、血液がドロドロになって乳管が詰まりやすくなり、乳腺炎になる可能性があるのです。
母乳が詰まりやすいか詰まりにくいかは、体質によっても違いがあります。ドーナツを食べても詰まらないママもいますし、詰まるママもいます。つまり、個人差があります。
一度食べてみて、母乳が出にくいなと感じたら食べるのは控えた方が良いです。食べても問題がなければ、他の食事とのバランスを考えながら食べると良いですね。
そもそも、食べたものと母乳の関係についてハッキリとした根拠は未だに解明されていません。あまりにも無茶苦茶な食生活でない限りは、そこまで気にしなくても大丈夫なんです。
ドーナツは、小麦粉に卵や砂糖、バターなどを加えて油で揚げたものを言い、炭水化物やたんぱく質、脂質が含まれています。
たんぱく質は、血液や皮ふ、内臓など体を作るのに欠かせないので、血液で作られている母乳を与える授乳中には必要な栄養素です。
炭水化物と脂質は、体を動かすエネルギー源になります。特に産後は、体力も落ちて疲れやすくなっているので必要な栄養素です。
ドーナツ摂取目安量
ドーナツは食べても大丈夫ですが、量には気をつけなければいけません。成人女性の1日に摂取する間食のカロリーは200kcalとされているので、200kcal以内で食べられるドーナツを選びましょう。
ただ、ドーナツは油で揚げているので毎日食べる間食には向いていません。そのため、ドーナツを食べるなら摂取頻度は2、3日おきぐらいにするのが理想的です。
摂取頻度
・2、3日おき
1日摂取量
・200kcal以内
ミスタードーナツで間食摂取カロリー内のドーナツを探すと、フレンチクルーラー(179kcal)とエンゼルフレンチ(200kcal)があります。この2つは間食摂取カロリー内で食べる事ができます。
また、上記の2つ以外にも栄養成分情報を見ると200kcalに近いドーナツがあります。間食摂取カロリーを少しオーバーしても、間食摂取量はあくまで目安です。
食べ過ぎたかな?と思ったら1日の中で栄養やカロリーの調節を行うようにすれば問題ありません。
ドーナツを食べて起こる影響や注意点 3つ
ドーナツを食べ過ぎなければ影響を受ける事はありませんが、ドーナツを食べ過ぎてしまうとどんな影響が起こるのかは知っておいてください。
①母乳がまずくなる
母乳は、ママが食べたものによって味が変わります。ドーナツを食べ過ぎると母乳の味も脂っこく甘ったるい味に変わります。
味の変化に敏感な赤ちゃんは、母乳の味がまずくなると飲まなくなる可能性もあります。
②栄養バランスが崩れる
ドーナツを食べ過ぎると、お腹がふくれて他の食事が摂れなくなり栄養バランスを崩す恐れがあります。栄養バランスが崩れると母乳に含まれる栄養も減り、母乳の質が下がります。
質の悪い母乳を与えても栄養が届けられないため、赤ちゃんの成長に影響が出る場合もあります。
③トランス脂肪酸の摂り過ぎ
一般的にドーナツはショートニングという食用油脂で揚げられています。ショートニングにはトランス脂肪酸が含まれていて、トランス脂肪酸には悪玉コレステロールが多く含まれています。
授乳期にママがトランス脂肪酸を多く摂取すると、母乳に移行して母乳成分が変化します。その母乳を飲んだ赤ちゃんは将来、アレルギーやアトピーになりやすくなると言われています。
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おすすめドーナツレシピ
揚げずに作れて栄養も摂れるドーナツを集めてみました。
にんじんドーナツ
にんじんにはカロテンが豊富に含まれるてるんだよね。カロテンは体内でビタミンAに変わって、髪や皮ふの健康を保つ働きをしてくれるの。産後は栄養不足で髪や肌も荒れがちだからうれしい効果よね。
引用:cookpad.com
◎材料(シリコン型6個分)
・人参(すった状態)…70g
・豆乳…40g
・サラダ油…25g
・砂糖…40g
・薄力粉…100g
・ベーキングパウダー…3g
・シナモン(お好みで)…小さじ1/2
→詳しいレシピはコチラから
人参の焼きドーナツ【乳製品卵なし】 by unappa
バナナとほうれん草ドーナツ
バナナにはカリウムや食物繊維が豊富だし、ほうれん草にはカロテンが豊富に含まれているわよ。豆乳からはたんぱく質が摂れるわね。産後は便秘になりがちだから、改善するためにも水分と一緒に食物繊維をたくさん摂った方がいいよ。
引用:cookpad.com
◎材料(6つ取りシリコン型)
・薄力粉…120g
・ベーキングパウダー…5g
・砂糖(黒砂糖オススメ)…10〜15g
・バナナ(小さくカット)…50g
・ほうれん草(ゆでて強く絞る)…20g
・豆乳…80g
・水…25g
・なたね油or溶かしバター…10〜15g
→詳しいレシピはコチラから
豆乳焼きドーナツ☆ほうれん草バナナ by 豆乳の美盛:豆腐千珍
かぼちゃドーナツ
かぼちゃには、カロテンやカリウムが豊富に含まれているのよね。抗体ビタミンのビタミンCやEも豊富でアンチエイジング効果もあるの。産後疲れで老け込まないためにも必要な栄養よ。それに、ヨーグルトも入るからたんぱく質や食物繊維も摂れるわね。
引用:cookpad.com
◎材料(シリコンドーナツ型小12個+カップ2個)
・かぼちゃ…100g
・ヨーグルト…50g
・バター…20g
・砂糖…30g
・卵…1個
・小麦粉…60g
・ベーキングパウダー…小さじ1/2
→詳しい作り方はコチラから
超しっとりかぼちゃの焼きドーナツ by jojoch
ネットで買えるドーナツ
手作りしたいのは山々ですが、産後に作るとなるとちょっと大変です。ネットでもママの体に優しいドーナツが購入できます。
米粉ドーナツ
こちらのドーナツは小麦粉を使わず米粉で作られています。米粉は白米をすりつぶしたものなので、白米と同じ栄養が摂れます。
また、おからで作るドーナツや揚げない焼きドーナツもあります。
おからドーナツ
こちらのドーナツは、神戸のお豆腐屋さんが作っています。そのため、ドーナツは国産の原料で作った豆乳とおから、国産小麦で作られています。ほかの材料も有機栽培のものを使うなど素材にこだわったドーナツです。
はらドーナッツ
引用:はらドーナッツHP
お店のテーマは「子どもの頃にお母さんが手作りしてくれたような懐かしい味」です。おからで作られたドーナツはしっとりもっちりしています。
焼きドーナツ
こちらのお店は焼きドーナツを販売しています。機械で大量生産するのではなく、毎日手作りで焼きあげています。揚げていないのでヘルシーなドーナツです。
miel BAKED DONUT(ミエル ドーナツ)
お店のテーマは「素朴でどこか懐かしい変わらぬおいしさ」です。焼いてあるので食べ応えがあり、1つ食べれば満足できます。
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まとめ
- 授乳中のドーナツは基本的には食べて良い
- ドーナツを食べる時は自分の体質を把握する
- ドーナツはたんぱく質、炭水化物、脂質が含まれている
- ドーナツを食べるなら2、3日おきに1日間食摂取カロリーの200kcal程度にする
- ドーナツを食べ過ぎると母乳や赤ちゃんに悪い影響が起こる
- おすすめドーナツは揚げない栄養も摂れるドーナツ
- ネットで買えるドーナツもある
慣れない育児で疲れている時に糖分を摂ると疲労回復の効果があります。なので、甘いものを食べるのは悪い事ではないのです。食べ過ぎなければいいだけです。我慢をしてストレスを溜める方が母乳には良くありませんからね。
それに何より甘いものを食べると幸せな気持ちになりますよね。母乳の出を左右するのは、ホルモンバランスも関係してきます。幸せな気持ちになると幸せホルモンが分泌して母乳の出を良くしてくれます。
赤ちゃんのためにもママがストレスを溜めず、毎日を幸せな気持ちで過ごす事は大切なんですよ。
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