ベビーシートを卒業したら、次はチャイルドシート。チャイルドシートを卒業したら、今度はジュニアシートの出番です。どちらもなかなかに高価なものになりますから、何度も買い替えるのは大変ですね。
チャイルドシートとジュニアシートの兼用タイプを購入するのと、それぞれ別で購入するのとではどっちがお得なんでしょうか?
今回は、兼用タイプの購入を迷っているママへ、おさえておきたいポイントをまとめてみました。参考にしていただけたら嬉しいです。
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チャイルドシート・ジュニアシートって?
チャイルドシートは、日本の法令上は幼児用補助装置と呼ばれています。
- 「ベビーシート」…0歳~1歳未満の乳児に使用する
- 「チャイルドシート」…1歳~3歳未満の幼児に使用する
- 「ジュニアシート」…3歳以上~に使用する
*子供の成長度合いは一人一人違うので、使用年齢の範囲には当てはまらないことがあります。
6歳未満の幼児には着用が法令で義務付けられています。しかし、6歳以上であっても、シートベルトが安全に取り付けられない場合には、幼児用補助装置を使用することが望ましいとされています。
その基準は身長140cm(以前は体重でしたが、身長が基準になりました)
安全基準については、こちらの記事を参照してください♪
ところで、140cmって何年生くらいになるんでしょうか?
こちらは、2015年までの学校保健統計調査による男の子の平均身長です。女の子は、11歳で平均140.1cmです。
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兼用タイプを考える時に、おさえておきたい3つの事
1.価格
価格ドットコムで調べてみました。
兼用タイプ
- 長く使えるものなので価格もそれなりで、7,000円~70,000円くらい
- ISOFIX(アイソフィックス:車のシートの固定方法)対応のものは、15,000円~と少し高くなります
- 一番安いものがよく売れていますが、その次は 30,000円台のものが売れているようです
単体
- チャイルドシートは 7,000円〜10,000円弱
- ジュニアシートは 5,000円〜46,000円くらい
- ブースターシートは 1,200円〜3,000円が多いです
2.安全性や耐久性
そう!安全性は最も気になりますよね。自動車事故対策機構が行っている、市販のチャイルドシートについての安全性能評価試験をご存じですか?
※ブースターシートはシートベルトの性能によるので、評価はされていません。
この中で、兼用タイプとして一番安全性で高い評価を受けているのが、こちら。お値段もそんなに高くはありません。安全性と価格のバランスがいいのは嬉しいですね。
こちらは、日本製ではないので上記の安全性評価には記載されていないのですが、日本の基準よりも厳しいヨーロッパの安全基準を誇るものです。その代わり、価格も最高峰です(笑)
こちらも同じく、ヨーロッパの安全基準をクリアしています。コンパクトなところもいいです。
長い期間使用すると、シートの汚れや破損も気になりますね。ほとんどのシートは汚れが付きにくい仕様になっていたり、丸洗い可能なものになっています。
子供はどんどん大きくなっていくので、座り心地も変化していきます。座り心地が悪くなることで、子供がチャイルドシートに乗ることを嫌がることもあります。子供が複数いれば、使いまわすこともあるでしょうから、時々座面を触れてみてへこんだりしていないか確認が必要ですね。
デザインは、キャラクターものの可愛いものもありますが、飽きの来ないものを選ぶ方が無難でしょう。
3.ライフイベント
1~11歳まで使えるということは、使用期間は長い人で10年ということになりますよね。その間に、「車を買い替える」「お子さんの人数が増える」など、さまざまなライフイベントがあるかもしれませんね。
車を買い替える
2012年7月以降に販売される車には、ISOFIXに対応するように決まりました。
ちなみに、ISOFIX対応チャイルドシートはどういったものか、詳しくはこちらをご覧ください。
兼用シートは形状が変化していくためか、固定方式もいろいろです。ISOFIX方式やシートベルト方式、またチャイルドシートの時にはISOFIX、ジュニアシートになった時にはシートベルト方式のもの(もちろん、ISOFIXでもOK)もあります。
購入を検討しているシートがすでにISOFIXに対応していたとしても、車種によっては取り付けられない場合もあります。購入前にシート・車それぞれの型番を確認して、取り付け可能かどうかを確認してくださいね。
お子さんの人数が増える
1人目のお子さんの成長が著しく、早い時期にジュニアシートに切り替わるかもしれません。反対に成長が遅ければ、チャイルドシートの時期が長くなります。
お子さんの人数が変わることが予想される場合には、1人目の成長や2人目との年齢差などによって、兼用タイプ・単体、どちらが得なのか変わってきますね。しかし、誰も10年後のことはわかりませんから、その時に最良の選択をしていくのが大切ですね。
下のお子さんとの年齢差がある程度あって、使用期間がかぶらなければスライドして使用できますね。しかしどうしてもかぶる場合、その期間だけレンタルを利用する手もありますよ。後半でご紹介します。
こちらの兼用タイプは、横幅が44cmとコンパクトになっているので、お子さんが2人いてシートを付けても車内を広く使えるようです。
このレカロのチャイルドシートは、ベルトを本体に収納することができるのよ。一度外したものをまた付ける面倒もないし、パーツを無くす心配もないわね。
チャイルドシートのレンタル
- Combi ジョイトリップ:1ヶ月で 2,970円 3ヶ月で 7,128円 6ヶ月で 10,692円
- グレコ ライトフィットエアー:1カ月で 3,080円 3カ月で 6,380円 6ヶ月で 7,700円
どちらもレンタル商品の中で安いものを取り上げてみました。長期間になると値段も高くなりますが、お子さんの成長を見ながら、短期間であれば利用してみるのもいいでしょう。
まとめ
チャイルドシート・ジュニアシート兼用タイプを検討する際に考慮すること
- 価格
- 安全性や耐久性
- ライフイベントにまつわる変化
- 車を買い替える
- お子さんの人数が増える
チャイルドシートは、大きな買い物ですから(サイズも価格も)しっかりと吟味して選んでくださいね。特に、ライフイベントはいつどんなことが起きるかわかりません。車が変われば装着の仕方も変わりますし、お子さんの成長によってその時必要なチャイルドシートも変わってきます。
変化に柔軟に対応するためには、兼用タイプではなく単体で購入する方がよいとも言えますが、レンタルを利用したりその都度最良な方法を考えてみてくださいね!