子どもが産まれてから、ママは毎日のように子どもを抱っこをしていますよね。子どもは日増しに可愛くなっていきますが、ママの体にはだんだんと疲労が溜まっていくものです。
いつも使っている抱っこ紐が原因で、ある日を境に急に頭痛や吐き気といった症状に悩まされることがあります。ひどくなるとめまいがして、その場にうずくまるくらい辛い症状になることもあります。そんなことになったら、ママも子どもも困りますよね。
実は抱っこ紐を使うことで体に不調が現れるようになるママはたくさんいます。外出時や家事、寝かしつけなど抱っこ紐を使うことで楽になることは多いですが、大活躍だった抱っこ紐が使えなくなるといつも以上に時間がかかってしまいます。
抱っこ紐が原因の頭痛や吐き気は、対処できるのでしょうか。この記事では、抱っこ紐が原因で起こる頭痛や吐き気の対処法と、おさえておきたいポイントをご紹介します。
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抱っこ紐が原因の頭痛や吐き気ってどういうこと?
肩こりからくる頭痛
頭痛の原因として最も多いとされているのは、肩こりによる頭痛です。抱っこ紐によって肩の筋肉が圧迫され、緊張状態が続くと肩がこり、頭痛が出やすくなります。
筋肉の緊張が続く状態は、物理的に肩が圧迫されること以外にも、ストレスや慢性疲労が原因で起こることがあります。筋肉が緊張すると血液の流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。この老廃物が肩こりを悪化させるため、吐き気まで出てきてしまいます。
抱っこ紐の使い方に間違いがある
腰ベルトタイプやスリングタイプなど、抱っこ紐には用途やメーカーによって、様々なタイプの抱っこ紐があります。それぞれ使い方もさまざまで、新米ママは抱っこ紐の使い方をマスターするのに苦労します。
抱っこ紐に慣れてくると、使い方が自己流になってくる場合があります。抱っこ紐のベルトやバックルがずれたり、布が伸びてしまったりなど気づきにくいトラブルも出てきます。正しい使い方をしないと、本来は上半身全体で子どもを支える作りになっている抱っこ紐なのに、肩ひもだけで支えていたという状態になってしまいます。
抱っこ紐を快適に安全に使うためには、定期的に正しい使い方を確認したり、鏡で抱っこ紐の位置や様子を見るなどこまめなチェックが大切です。
子どもの体重の増加
小さな子どもは、あっという間に大きくなります。気が付いたら、手持ちの抱っこ紐の体重制限を超えていたということもあります。抱っこ紐は正しくつけていても、子どもが大きくなると抱っこ紐の調整が必要になりますし、体重によっては負担が大きくなる抱き方もあります。
定期的に、子どもの体重と抱っこ紐の体重制限を確認しましょう。
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頭痛や吐き気の対処法
病院に行く
頭痛や吐き気の原因をはっきりさせたい、早く確実に治したい場合には、医師の診察を受けるのがおすすめです。整形外科や内科がいいでしょう。整形外科のメリットは、普段の抱っこ紐の使い方を見てもらうことで改善点を見つけてもらえることです。デメリットとしては、即効性がないことです。
内科のメリットは、薬を使って直してもらえることです。即効性はありますが、デメリットとして抱っこ紐使い方や、姿勢などに原因がある場合には再発する可能性があることです。小児科で育児相談してくれるところもあるので、相談してから病院を選ぶのも良いですね。
抱っこ紐の使い方を見直す
抱っこ紐の使い方は、取扱説明書の他にメーカー公式の動画で解説しているものが多いです。使い方はあっているか、抱っこしたときの子ども位置は下がってないかなど、チェックしていきましょう。
腰ベルト付きの抱っこ紐によくあるミスは、2つあります。
・腰ベルトの位置が下がっている
・肩ベルトのひもが伸びすぎている
子どもの身長が高くなると、当然抱っこした時の頭の位置が変わってきます。ですが、ベルトが緩んでいることでいつもの頭の位置と変わらず、気づかないことがあります。人に見てもらったり、鏡でチェックすることはとても大切です。
抱っこ紐を変える
抱っこ紐の使い方を見直したのに頭痛や吐き気が治まらない方は、抱っこ紐が体に合わない可能性があります。赤ちゃんを抱っこしたときに負荷がかかる場所が悪いなど、ママの体型に合わないことは珍しいことではありません。店頭でお子さんと試してみて、しっくりくるものを探してみましょう。
血流を良くする
頭痛や吐き気が肩こりからくるものなら、温めるのは有効な対処法です。ゆっくりお風呂に浸かって、肩を温めましょう。時間がどうしても取れない場合は、蒸しタオルを首や肩にかけるだけでもいいでしょう。
首や肩の他にも、目元を温めるのも有効です。目元は脳に繋がる神経や、血管が多いので、即効性がありますよ。蒸しタオルで温めるとリラックスできます。蒸しタオルの代わりになる商品もあるので、そちらを使うのも良いですよ。
この商品はアソートパックだから、好きな香りを探すのにぴったりよ。6箱セットとか大量に買う人もいるみたいだし、効果も期待できそうね。私も使ってるけど、温まると力が抜けて気持ちいいのよね~。
マッサージやストレッチをする
肩こりの原因は、肩の筋肉が凝り固まっていることです。でも、自分でマッサージをする方もいると思いますが、やり方によっては肩こりを悪化させることもあるので、気をつけて下さい。凝りをほぐすために強く力を入れてマッサージすると、もみ返しで痛みが強くなります。
マッサージを自分で行う際は、力を入れず肩をなでるように擦るのがおすすめです。肩の筋肉をほぐすには、ストレッチが効果的です。ストレッチを習慣化して、肩こりを解消をしましょう。
パパや子どもに協力してもらう
子どもが歩き始めるようになったら、できるだけ子どもに歩いてもらいましょう。新米ママは子供をお散歩しないといけないと思って遠出したり、公園に毎日行ったり、義務感が強すぎる場合があります。自宅の前を、子どもの体力に合わせて、ゆっくりお散歩するだけでも良いものですよ。
子どもは自分で歩くことで、目線にあるものが何であれ、それが新鮮な発見になっていきます。買い物はパパに協力してもらいましょう。家族で買い物するのは立派なレジャーになりますし、子どもはスーパーが大好きです。どうしても難しい場合は、生協などのネットスーパーを活用すると抱っこ紐を使う機会を減らせます。
生協やネットスーパーについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
頭痛や吐き気を予防するポイントを紹介
負荷が分散しやすい抱っこ紐を選ぶ
抱っこ紐の負荷が背中全体にかかるスリングタイプや、上半身全体で支える腰ベルトタイプがおすすめです。使う人の体形や、体質によっても適切な抱っこ紐は変わるので、店頭で子どもと試してみたり、店員さんに聞いてみたりしてよく吟味しましょう。
口コミでも身長や体型のことを書いてくれている人がいるので、参考にしましょう。
私150センチで少し小柄なのでアカチャンホンポの店員さんに安い赤ちゃんと密着しやすい抱っこ紐をオススメされました!それと悩んだのですがやはりエルゴ買って正解でした!装着も簡単だし、縦抱きで寝なかった息子が最初はぐずっても寝てくれて楽ちんです。ずっと抱っこ紐してたいって思うかくらい爆睡です!ただ肩こりがひどい私は数時間すると肩が痛くなったりしやすいです!でも他のと比べたら楽だと思います
引用:楽天市場
息子はもうすぐ2歳、体重10kgで 使ってみた感想はすごく良い! かなり楽になります 妊娠中なので抱っこしながら歩くのが辛かったのですが これで解消されそうです
引用:楽天市場
抱っこ紐の選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
抱っこ紐の使い方を熟読する
抱っこ紐の取扱説明書をしっかり読んで、説明動画よく見ましょう。わかったと思っても、何回も見ることで、思い込みによるミスがなくなります。抱っこ紐の確認作業は家族できるといいですね。ママ一人ですると、ママにばかりプレッシャーがかかってストレスになります。
家族で子どもを守るんだという気持ちで、取り組めるのが理想です。
無理はしない
ママは毎日頑張っています。買い物や家事、子どもためのお散歩、寝かしつけなど抱っこ紐がないと辛いですよね。抱っこ紐が原因の頭痛や吐き気があるときは、体を休めるのが一番です。休めないなら、どれか1つでも抱っこ紐を使わない方法に変えましょう。
・家事をしているとき → ベビーサークルやベビーゲートを使う
・お散歩 → 家の周りを散歩する
・寝かしつけ → パパに頼む、添い寝に切り替える
初めは、ママもパパも子どもも慣れないので大変ですが、定着してくると、育児が多少楽になります。育児はつい一生懸命やり過ぎてしまうところがありますが、20年近く続く長期戦です。時には楽をしないとやっていけません。家族みんなで助け合って、楽しく過ごせるように改善していきましょう。
でもすぐそばに行けなくても、あとでたくさん抱きしめて、子どもに寄り添ってあげたら子どもに愛情は伝わるわ。何よりも、一緒にいるママが笑顔でいることが大切なの。ママが何でもかんでも、一生懸命する必要はないのよ。
まとめ
- 抱っこ紐をつけていて起こる頭痛や吐き気は、以下の3つが原因
- 肩こりからくる頭痛
- 抱っこ紐の使い方に間違いがある
- 子どもの体重の増加
- 抱っこ紐が原因の頭痛や吐き気の対処法は6つ
- 病院に行く
- 抱っこ紐を使い方を見直す
- 抱っこ紐を変える
- 血行を良くする
- マッサージやストレッチをする
- パパや子供に協力してもらう
- 頭痛や吐き気を予防するポイントは3つ
- 負荷が分散しやすい抱っこ紐を選ぶこと
- 抱っこ紐の使い方を熟読する
- 無理はしない
抱っこ紐が原因で起こる頭痛や吐き気の対処法と、おさえておきたいポイントをご紹介しました。
抱っこ紐は便利で、育児には欠かせないものです。ずっと使っていたのに、抱っこ紐を使うたびに頭痛や吐き気がするようになったらショックが大きいですよね。やっと家事・育児が上手く回るようになったのに、振り出しに戻るような絶望感があります。
でも、抱っこ紐が原因の頭痛や吐き気は、きちんと対処すれば治すことができますし、また抱っこ紐を使うこともできますよ。今回の記事で、自分に合った対処法を見つけて試してみてくださいね。育児が少しでも楽になれるよう、お役に立てたらうれしいです。