子育てをしているママにとって、抱っこ紐はあると便利なもののひとつです。絶対に必要かと聞かれたら、あると便利なお助けグッズという感じですよね。
そこで今回は、新生児からも抱っこ紐は必要なのか。どんな人に抱っこ紐があると便利なのか。おさえておきたいポイントについてをご紹介します。
抱っこ紐が必要か迷っている方は、ぜひ参考に読んでみてくださいね。
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新生児から抱っこ紐って必要なの?
結論から言うと、新生児期から抱っこ紐は必要です。抱っこ紐を使う場面は、意外とあります。
- 産後の退院、通院
- 公共の乗りものに乗る
- 買いものに行く
- 散歩に行く
- ベビーカーに乗りたがらない
など
パパやママがひとりで気軽に外出する時には、とても便利です。また、抱っこ紐を使うのは外出時だけではありません。
- 家事をする
- 赤ちゃんがぐずる
- 寝かしつけ
など
そして、災害が起こった避難時には抱っこ紐が活躍します。震災や水害などの災害時には、車での避難は困難になり抱っこしての避難になります。洪水や崩れた道をベビーカーで避難するわけにはいきませんので、抱っこ紐が必要です。
新生児の場合は、首がすわっていないので横向き抱っこをします。そのため、横向き抱っこでも使える抱っこ紐を購入してください。
ただ、横向きで使える抱っこ紐は新生児期にしか使えない場合も多いので、買う時にはどんな抱き方で使える抱っこ紐なのかを確認する必要があります。
新生児から使う抱っこ紐を購入する場合は、ヘッドサポート機能が付いている抱っこ紐がおすすめです。首がすわらなくても縦抱きができるので、新生児から長い期間使えます。子どもの成長に合わせて買い替える必要がないため、経済的です。
抱っこ紐のタイプ
抱っこ紐には大きく分けて、2つのタイプがあります。
①キャリアタイプ
最近多くのママが使っているのが、キャリアタイプです。両肩と腰骨全体で赤ちゃんの体重を分散させて支えるので、体への負担が少なくなります。
横抱き、縦抱き、おんぶなどいくつかの抱き方ができて長い期間使用できるものが人気です。キャリアタイプは抱っこ紐自体の重さがあり、少々かさばるのが難点になります。
②スリングタイプ
スリングタイプは、ネットや布などをリングでまとめ、どちらかの肩から斜めに掛けて使用します。赤ちゃんは横抱き、縦抱き、腰抱きでの抱っこが可能です。スリングタイプの中でも、布タイプとハンモックのようなネットタイプに分かれます。
布タイプは赤ちゃんとの密着度が高く、コーディネートに合わせて使いたいママに人気です。ネットタイプは、コンパクトで持ち運びしやすいのが特徴です。カバンにしまっておき、抱っこしたいと思った時にすぐ使えます。
ただ、スリングタイプは抱き方や紐の装着にコツがいります。キャリアタイプに比べると肩への負担が大きいので、長時間抱っこする時にはあまり向いていません。
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抱っこ紐がおすすめな人は?
ベビーグッズには色々ありますが、その中でも抱っこ紐はこんな人におすすめです。
電車やバスをよく利用する
電車やバスでの移動には抱っこ紐が便利です。ベビーカーで電車に乗るときは、混雑した時間帯ですと大変です。また。エレベーターを探して遠回りしたり何かと不便です。
バスの場合もベビーカーでの乗り降りは大変ですし、いちいち折りたたまないといけません。その点、抱っこ紐なら乗りものに乗る時は気をつかわなくていいので、電車やバスをよく利用する人は抱っこ紐を使うと良いでしょう。
車での移動が多い
車移動が多い場合は、赤ちゃんを車に乗せたらベビーシートに座らせます。目的地に着いたら抱っこ紐を使って移動すれば、動く時に身軽です。ベビーカーは使える場所が限られていますし、車に乗せるのも大変でかさばります。
階段が多い場所に住んでいる
自宅のマンションやアパートに階段がある場合や、階段を利用する場面が多い人は抱っこ紐が便利です。
階段は街中に結構あります。普段は何気なく登り降りしていても、ベビーカー移動では大変な作業です。スロープがある場所でしたら大丈夫ですが、階段の代わりにエレベーターを探さなければなりません。
肩こり腰痛がある
赤ちゃんが急に泣き出した時、抱っこすると落ち着く赤ちゃんもいます。体重は軽くても、首のすわっていない赤ちゃんを長い時間抱っこするのは、大変です。
ひどい場合は肩こり、腰痛、腱鞘炎(けんしょうえん)などになるママもいます。そんな時に抱っこ紐があれば体への負担を減らせるので、もともと肩こりや腰の痛みがあるパパやママには、抱っこ紐がおすすめです。
ベビーカー嫌いな赤ちゃんがいる
赤ちゃんによっては、ベビーカーを嫌がる子もいます。抱っこじゃないとグズる赤ちゃんを抱えながら買い物へ行くのは、辛い状況です。ベビーカーに慣れさせるのも大事ですが、それまでのつなぎとして抱っこ紐は必要になります。
抱っこ紐 おさえておきたいポイント5つ
抱っこ紐を購入する際には、おさえておきたいポイントがあります。
- 対象年齢や使う期間の確認
- 使う人の体の負担を考える
- 使う人の体型に合わせる
- 赤ちゃんの姿勢に注意する
- かさばらないものを選ぶ
ポイント①対象年齢や使う期間の確認
抱っこ紐によっては新生児から使えるもの、首がすわってから使えるものなど対象月齢が違います。抱っこ紐を新生児期から使うどうかで、選べるものが変わってきます。
また、2歳頃から歩き出す子もいますが、まだ抱っこをしたがる子もいるので、抱っこ紐が必要な時期です。3歳以降になると、ある程度しっかり歩けますが、長時間のおでかけの際には抱っこ紐があると安心です。
抱っこ紐には体重制限があるので、制限を超えた体重の子どもに抱っこ紐を使う可能性があるなら、長い間使えるものかも調べる必要があります。
ポイント②使う人の体の負担を考える
赤ちゃんに合わせた抱っこ紐もいいですが、パパやママの体に負担がかからないような抱っこ紐選びも大切です。
両肩ベルトと一緒に腰ベルトで支えるタイプの抱っこ紐は、肩にかかる重さを分散してくれるので、体への負担が少なくなります。体に触れている部分が多いと負担は軽減されるのです。
いくら体重の軽い赤ちゃんでも、長時間抱っこしていたら肩や腰の負担は大きくなります。抱っこ紐をしながら生活していくので、着けていて辛くないものが一番です。
ポイント③使う人の体型に合わせる
抱っこ紐選びは、実際に試着したほうが安心です。抱っこ紐の種類によっては、肩ベルトや腰ベルトの太さ、大きさなど、抱っこ紐自体が違うからです。
肩ベルトが細すぎると食い込んだり、お腹が出ているパパは赤ちゃんを圧迫させるほど密着してしまうなど、体型によって選び方は変わります。パパやママが一緒に使うとなれば尚更です。
男女の体格差があるので、試着してお互いがしっくりくる抱っこ紐を購入してください。最近では、赤ちゃんの人形を入れて試着させてくれるお店もあるので、試してからの購入をおすすめします。
ポイント④赤ちゃんの姿勢に注意する
抱っこ紐を使用する中で気をつけたいのが赤ちゃんの姿勢です。抱っこ紐を正しい姿勢で使用しないと、赤ちゃんが「股関節脱臼」になってしまいます。
足が伸びた状態の赤ちゃんは、横から軽い力を加えるだけで、簡単に股関節が外れてしまいます。抱っこ紐を使用する際に、赤ちゃんの足がしっかりとM字に開脚しているのかを確認してください。
良い姿勢は、お尻がしっかりと落ちて、膝がお尻より少し高い位置にきている姿勢です。赤ちゃんが良い姿勢を保てる、抱っこ紐を選びましょう。姿勢がおかしいと、股関節脱臼の他にも赤ちゃんの体に悪影響を及ぼす危険があります。
ポイント⑤かさばらないものを選ぶ
おでかけの際など、ちょっとした時間には抱っこ紐が必要なくなる場面もあります。そんな時、小さくたためない抱っこ紐だとよけいな荷物になってしまいます。また、抱っこしたり歩いたりする年齢の子どもがいると、着けたり外したりして邪魔になります。
使わない時は、小さくたためると扱いやすいです。小さくたたんでもかさばる場合は、こちらの抱っこ紐収納カバーが便利です。使わない時にはたたんでしまえます。
まとめ
- 新生児から抱っこ紐は必要である
- 抱っこ紐にはタイプがあるので自分に合ったものを買う
- 抱っこ紐がおすすめな人は生活環境によって違う
- 抱っこ紐のおさえておきたいポイント5つ
-
- 対象年齢や使う期間の確認
- 使う人の体の負担を考える
- 使う人の体型に合わせる
- 赤ちゃんの姿勢に注意する
- かさばらないものを選ぶ
抱っこ紐があると、赤ちゃんを抱っこしておこる体への負担が減らせます。短時間なら影響は気になりませんが、毎日の事ですから負担を減らせるのはうれしいですよね。
抱っこ紐は必要ないかもしれないと思っているパパやママも、一度試しに使ってみてください。赤ちゃんを抱っこして、密着できる期間は限られています。
抱っこ紐で抱っこをしながら、我が子の成長について実感してみてくださいね。