妊娠~出産という大イベントが終わって、次に母親として大事なのが赤ちゃんの食事の母乳やミルクの準備です。
しかし、いざミルクを飲ませようとするとなぜか赤ちゃんが咳き込む…。そんな経験はありませんか?
なぜ赤ちゃんは母乳やミルクを飲むと咳き込んでしまうのか、心配でたまりませんよね。
今回は、そんな授乳中に起こる赤ちゃんの咳き込みについてお話していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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授乳中、赤ちゃんが咳き込むのはなぜ?
生まれたばかりの赤ちゃんは当然のことながら、色んな部分が未発達で全てのことが上手にできません。
その中でも赤ちゃんが授乳中に咳き込む原因は、以下のようなことです。
- 飲み込む力が弱いため、むせる
- 空気を一緒に飲みこもうとしてしまう
- 胃の形がまっすぐで、すぐに苦しくなってしまう
- 母乳の出の勢いが良すぎる
- 消化器官が未発達
- よだれや鼻水が授乳中に流れ込んでしまう
- 鼻が詰まって、口呼吸をしているため
- 満腹中枢が未発達で飲みすぎるため
- お母さんが両方のおっぱいをあげようとしてしまう
- 授乳中の姿勢が悪く、胃が圧迫されるため
赤ちゃんが授乳中に咳き込む原因は多岐にわたりますが、原因のほとんどは赤ちゃんの体の未発達で起こります。しかし、いくつか母親側の原因もあります。
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赤ちゃんが授乳中に咳き込んでしまう時の対処法5つ
この項目では、赤ちゃんの体が未発達であることをサポートしながらも、お母さんが対処できる方法を紹介します。
①最初に出る母乳の勢いをおさえる
お母さん自身も、自分の母乳のコントロールはなかなかできないもの。特に赤ちゃんが乳首をくわえて起こる射乳反射(しゃにゅうはんしゃ)は母乳の勢いがよく、赤ちゃんがむせてしまう原因になります。
赤ちゃんが乳首を吸ったり、お母さんが赤ちゃんの泣き声を聞くと、オキシトシンというホルモンが分泌され、脳指令によって乳腺にたまった母乳を乳首からあふれ出させる神経反射のこと
◆具体的なやり方
最初の勢いをおさえるために、一度乳首を軽く吸わせた後、約1分後に勢いよく出る射乳反射の分の母乳だけタオルなどに絞って出し、勢いをおちつかせて再度、母乳を飲ませる。
②お互いに慣れるまで哺乳瓶を併用する
母子共に授乳に不慣れで赤ちゃんが咳き込むことが多い場合は、搾乳をした母乳を哺乳瓶で与えることを試してみてください。
母乳やミルクを飲む量が増える頃には、赤ちゃんも飲むのが上手になっていると思うのでそこまで心配することはありませんが、お母さんの精神的負担を減らすという側面もあります。
そして、哺乳瓶の乳首の形も色々あるので、飲み込みが上手に出来ない新生児~乳児初期には小さな丸穴タイプを。6か月以降あたりから、スリーカットタイプやクロスカットタイプを選びましょう。
引用:ピジョンHP
赤ちゃんによって好みの硬さやくわえやすさがあるので、ピジョンのように色々とお気に入りが探せるのは嬉しいですね。
③授乳の体勢を見直す、整える
横抱きで授乳すると咳き込むことが多い赤ちゃんの場合は、抱き方を縦抱きにしてみましょう。抱き方によって改善されることも多いので、ぜひやってみてください。
こちらは、首のすわっていない赤ちゃんに、哺乳瓶を使ってミルクをあげる時に便利なサポートグッズです。赤ちゃんの背筋を伸ばし縦抱きの姿勢を保てるのでミルクの消化を助け、ゲップも出やすくなります。
また同時に、首のすわっていない赤ちゃんを抱きながら、ミルクを上手にあげられない新米パパ・ママの不安も解消し、支える腕の負担も少なくて済むので、みんなが快適に授乳できますよ。
④ゲップを出してあげる
赤ちゃんは胃の形が大人と違い、まっすぐな縦長状です。乳首を吸うのが上手ではないので、無駄な空気も一緒に飲み込んでしまい、胃を圧迫した苦しさから咳をすることがあります。
縦抱きにしてもなかなか咳き込みが改善されない場合は、ゲップをさせてあげることも考えてみてくださいね。
ここでは、横抱き・縦抱きの場合のゲップの出し方の動画を紹介します。
⑤無理にたくさん飲ませない
お母さんも最初はどれくらいの母乳が出るのか、分からないものです。
また両方の乳房で均等に与えなければいけないなどと思い込んでしまうと、知らないうちに赤ちゃんに多くの母乳を飲ませてしまっているかもしれません。
結果、苦しくて吐き戻したいと体が防衛本能を発動させ、赤ちゃんに咳をさせてしまいます。
生まれたばかりの赤ちゃんの胃は7ml程度が許容量とされていて、1か月でやっと80~150mlとされています。
引用:medela
授乳中に咳き込まずたくさん飲んでくれる分には問題ありませんが、こちらも赤ちゃんによって個人差があります。赤ちゃんを日頃からよく観察し、注意しておくことが大切です。
また、授乳中に眠くなってしまう赤ちゃんもいますので、そういう時も無理に飲ませず、次の授乳時間まで間隔をあけましょう。
お母さんの負担を減らすためにも、電動搾乳機を使ってみませんか?赤ちゃんが上手に飲めるようになると搾乳も必要なくなりますが、こちらの本体はレンタルなので必要な時期にあわせて使えます。
あきらかにいつもと違う咳き込みのときは‥‥
授乳中の咳き込みはそんなに心配しなくていいことが分かったと思いますが、授乳中からの咳き込みでも心配なものも存在します。
授乳中でも授乳後でも、あきらかにいつもと様子がおかしいときは、こんな原因が考えられるのでそれぞれに対処してください。
咳と一緒に発熱や顔色の悪さ、鼻水や呼吸の浅さを感じたら
赤ちゃんの咳が「ヒューヒュー」や「ゼーぜー」という音を伴い、いつもとは違う体調の違いを見せた場合は、すみやかに医療機関に連れていきましょう。
急性上気道炎(かぜ症候群)や咽頭炎、細気管支炎などの疾患の可能性があります。
普段から平熱を把握し、かかりつけの病院はもちろんのこと、夜間でも対応してもらえる複数の病院の情報をメモしておきましょう。
誤嚥をしている可能性がある場合
赤ちゃんが「ゼロゼロ」「ケンケン」のようなおかしな音を出して咳をしたら、母乳を誤嚥(ごえん)してしまった可能性があります。
特に生まれたばかりの新生児は、飲むのが上手ではありませんので母乳を誤嚥してしまう場合があります。
その場合、発熱を伴いながら呼吸困難になりチアノーゼが発症、唇が紫色になります。
抵抗力のない赤ちゃんは重症化してしまうので、ただちに病院に緊急搬送しましょう。
動画でも説明しているものがあるので、見てみてくださいね。
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まとめ
- 赤ちゃんが授乳中に咳き込むのは、赤ちゃんの体が未発達が主な原因である
- 授乳中にむせたりして咳き込む原因を、母乳の出方や飲ませ方で解決できることもある
- 赤ちゃんが咳き込む場合の対処法5つ
- 最初に勢いよくでる母乳を与えるのを避ける
- 搾乳した母乳を哺乳瓶を使い併用して与える
- 授乳時の抱き方を縦抱きに変えてみる
- 苦しそうならゲップをさせてあげる
- 無理に大量に飲ませない
- あきらかにむせている咳ではない場合は、速やかに医療機関にかかること
初めての子育てや授乳でたくさん不安になってしまうこともあると思いますが、最初は誰でも上手には出来ません。
できなくて当たり前、分からなくて当たり前です。そんなときこそ、このサイトを参考にしてほしいと思います。
赤ちゃんもお母さんも初めてのことがいっぱいですから、そこはお互いさま。焦らずにどっしりと構え、母として自分の子供をしっかりと観察し、日々の成長と共に変化を感じ取ってください。
お母さんも赤ちゃんと一緒に成長していきましょうね。
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