マックのハンバーガーやポテトって、ときどき無性に食べたくなります。授乳中のママでもそんな人は多いのではないでしょうか?
授乳中は和食を中心とした食事が推奨されていて、マックのようなジャンクフードは控えるようにと言われています。でも、食べたいものを我慢するのは辛いですよね。
そこで今回は、授乳中にマックはほんとに食べたらダメなのかについてを掘り下げていきます。
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授乳中 マックは食べちゃダメ?
昨日、旦那さんがお昼にマックを食べたって言うんですよ。私は授乳中だから控えてるっていうのに!(怒)
なんだか話を聞いてたら、食べたくてなってしまったんです…。授乳中にマックは食べたらダメなんですか?
マックを食べると乳腺炎になる可能性があるから、食べない方がいいと言われています。しかし、マックは授乳中に食べても大丈夫です。
たしかに、ハンバーガーやポテトに含まれる脂質や塩分は、過剰に摂取すると血液がドロドロになって乳腺炎になる可能性があります。でも、乳腺炎になるのは体質が関係してくるので、個人差が大きくなります。
脂質や塩分の多いものを少し食べるだけでも乳管が詰まるというママもいれば、マックのハンバーガーやポテトを食べても全然平気というママもいます。
世界保健機関(WHO)も、「高塩分・高脂肪の食事は乳腺炎の原因になるのではないかと考えられているが、明確な根拠があるわけではない」としています。
アルコールやタバコとは違い、食べものに関しては気にしすぎる必要はありません。実際にマックを食べてみて、自分に合わない場合は食べないようにすればいいんです。
乳腺炎の原因
乳腺炎になるのは、食事だけが原因とは限らないのです。
少し挙げただけでも原因は様々です。つまり、マックを食べたからといって乳腺炎になるとは言いきれませんね。
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マックを食べる時に気をつけること3つ
授乳中にマックは食べても大丈夫です。でも、食べる時には気をつけないといけない事があります。
①栄養バランス
1日3食のうちの1食でマックのハンバーガー、ポテト、飲みもののセットを食べたとすると、野菜などのミネラル類が摂取できません。そのため、他の2食で栄養バランスを整える必要があります。
栄養バランスが崩れると母乳に栄養が行かなくなり、母乳から栄養をもらっている赤ちゃんの栄養も不足してしまいます。
②塩分摂取量
成人女性の塩分摂取目安は、1日当たり7g未満という目標量が定められています。
マックのレギュラーメニューで1番食塩が使われているのは、てりやきチキンフィレオの3.1gです。てりやきチキンフィレオを1つ食べただけで、1日の塩分摂取目標の半分近くになります。
もし、サイドメニューのポテトMを一緒に食べるとしたらプラス0.8gになり、マックを1回食べるだけで1日の塩分摂取目標の半分以上の塩分を摂取した事になります。
ほかにも2回食事をして間食までしたら、1日の塩分摂取目標をオーバーしてしまいます。塩分は過剰摂取すると血液をドロドロにして血流を悪くするので、血液からできている母乳の出を悪くします。
③赤ちゃんのアレルギー
ハンバーガーのバンズは小麦が主原料です。小麦は消費者庁が商品表示を義務付けている特定原材料7品目の1つです。
ママがアレルゲンの小麦を食べて、母乳から赤ちゃんへアレルゲンが移行する可能性は今のところ無いと言われています。小麦を食べた後に授乳をして、赤ちゃんにアレルギー症状が出るというのは元々、赤ちゃん自身が小麦アレルギーだったという事になります。
赤ちゃんは内臓が未発達のため、アレルギー物質が体内に入っても対処できません。対処できなかった物質に反応してアレルギー症状として出てくるのです。
ただ、アレルギー症状は成長と共に軽くなる傾向にあるため、そこまで神経質になる必要はありません。しかし、マックを食べた後に授乳をして赤ちゃんの肌に湿疹や下痢、嘔吐などの症状があった場合は医療機関へ行き診てもらった方が安心です。
マックを食べるなら・・
授乳中にマックを食べても大丈夫と言われていますが、毎日食べるなど偏った食生活は送らないでください。食べる頻度は1週間に1度程度にして、たまの楽しみに食べるぐらいにしましょう。
そして、食べる時には以下の工夫をして食べると授乳中の体に負担がかかりにくくなります。
- 水分を多く摂る
- メニューの組み合わせを考える
- 栄養バランスを整える
①水分を多く摂る
塩分や脂質が多い食事をすると、血液がドロドロになります。母乳は血液から作られているので、血流が悪くなると母乳の出が悪くなったりまずくなったりします。
血液がドロドロにならないように、水分補給はしっかりとしてください。水分を摂ると、血液の流れが良くなると言われています。
②メニューの組み合わせを考える
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準の概要」によると活動量によっても違いはありますが、成人女性の1日摂取カロリー目安は2,000kcal前後です。授乳中はプラスして350kcalが必要になります。
つまり、2,350kcal前後は食べられる事になり1日3食を食べるなら、1食あたり780kcal前後の食事ができます。
マックのメニューで朝、夜マック以外のレギュラーメニューは17種類、サイドメニューは8種類ありますが、種類によってカロリーに差があります。マックの栄養成分一覧表を使って、1番高カロリーなものと1番低カロリーなものを比べてみました。
- バーガーメニュー
高カロリー
・グランクラブハウス:527kcal
低カロリー
・ハンバーガー:256kcal - サイドメニュー
高カロリー
・チキンマックナゲット15ピース:810kcal
低カロリー
・サイドサラダ(ドレッシング別):10kcal
うまく組み合わせて食べれば、1食分の摂取カロリー内で食べる事ができます。
例えば、1番低カロリーのハンバーガー・256kcalとサイドメニューのポテトM・410kcalなら一緒に食べても666kcalで1日の1食分摂取カロリー目安以内で食べられます。そして、飲みものは氷無しの爽健美茶やホットティーにすれば、カロリーも摂取せずに体を冷やす心配もありません。
③栄養バランスを整える
1日3食のうち1食にマックを食べる時は、一緒に栄養を補いましょう。野菜類が足りないので、野菜ジュースや野菜サラダ、鍋などを上手に活用してください。
ハンバーガーやポテトで塩分を摂っているので、ほかの食事では塩分を控えるのが望ましいです。塩分不使用の野菜ジュースはマックを食べる時、一緒に飲む飲みものとしておすすめです。
そして、お昼ごはんにマックを食べるようにして朝は野菜サラダ、夜は野菜たっぷりの鍋にすると1日の栄養バランスが整います。
野菜は生で食べると体を冷やして血行を悪くしてしまい、血液から作られている母乳の出が悪くなってしまいます。サラダにする野菜は温めて、温野菜にしましょう。
鍋は野菜が摂れるのはもちろん、体を温め血行を良くして血流を良くしてくれます。そうすると、血液からできている母乳の出が良くなります。
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まとめ
- 授乳中にマックは食べても大丈夫
- 授乳中にマックを食べる前に自分の体質を把握する
- 乳腺炎は食べものだけが原因とは限らない
- 授乳中に気をつける事は栄養バランス、塩分摂取量、赤ちゃんのアレルギー
- 授乳中にマックを食べる時には食べ方を工夫する
授乳中でもマックは食べていいんです。量や食べ方に工夫をすれば、何の問題もありません。食べたいものを我慢するのはストレスが溜まりますよね。
ストレスが溜まると母乳の出を左右するホルモン「オキシトシン」の分泌が減って母乳の出が悪くなってしまいます。だから、授乳中はなるべくストレスは溜めないようにしましょう。
それにはママが好きなものを食べて、幸せを感じるのが一番いい事ですよね。
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