赤ちゃん、あっという間に9か月になりましたね!
ハイハイも出来るようになって行動範囲が広がり、ちょっと目を離したすきにあっちに行ったり、こっちに行ったり。
ホント、目が離せない時期ですね。
食べ物への興味もさらに増して、手掴みで食べたがる時期です。
個人差もありますが、歯も生え始め、歯ごたえのある物をカミカミしたがる頃ではないでしょうか?
さぁ、いよいよ3回食を始めましょう!
今回は離乳食後期から使える食材とそれらを使った食事の進め方をご紹介します。
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離乳食後期から使える食材
ソファーの縁につかまって得意そうな顔がとっても可愛いの❢❢
もうそろそろ2回食から3回食にしたいんだけど、ハルカさんのところはどういう物をあげてたの~?って、アドバイス求められちゃったんだ。
で、一応、離乳食後期になると、こんな食材も使えるようになるよ~って簡単に説明してきたの。
主食
- 5倍がゆ(米:水=1:5)~ 軟飯
- フランスパン ・・・ 中の白い部分を与える、塩分が含まれているので量に注意
- バターロール ・・・ バター等の油脂分が含まれているので量に注意
- 春雨
- スパゲッティ・マカロニ ・・・塩を入れずに長めに茹でる
- コーンフレーク ・・・ プレーンタイプの物を
- ホットケーキ ・・・ 市販のミックスを使う場合は添加物が少なく、シンプルなものを選ぶ。
肉
鶏ささみ・鶏ひき肉に加えて次のお肉も使えるようになります。脂肪分の少ないものを選びましょう。
- 鶏むね肉・鶏もも肉
- 豚もも肉・豚ひき肉・豚赤身肉
- 牛赤身肉・牛ひき肉
- レバー(鶏・豚・牛)
- ベーコン ・・・ 脂も塩分も多いので、必ず油抜き・塩抜きを
魚
白身魚や赤身魚になれてきたら、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富な青魚もあげてみましょう。今まで同様、加熱しほぐしてから使う事。
- さば
- あじ
- いわし
- さんま
脂がのっていて美味しい銀だらもこの頃からあげられるようになりますが、脂肪分が多いのであげすぎに注意を。
魚加工品
- ツナ缶(水煮・スープ煮のみ)
- さばの水煮缶
- 鮭フレーク
魚の缶詰は生魚の様に鮮度を気にする必要もなく、まとめ買いしてストックしておけるし、手軽に使えて便利な食材ですが、塩分が含まれているので必ず熱湯をかけ塩抜きしてから使うようにしましょう。
栄養満点☆ツナのきゃべつ焼き
材料 (子供3~4食分)ツナ(水煮)缶 ………….. 1缶キャベツ …………….. 1/4個卵 ……………………….. 1個ひきわり納豆(なくても可).. 1パック芽ひじき(乾燥).. 小さじ2青のり ……………. 大さじ1鰹節 ……………… 1パックめんつゆ ………… 小さじ2牛乳(豆乳)…… 大さじ2薄力粉 …………… 大さじ5ごま油 ……………….. 少々◎作り方はこちらから◎
かしし。さんのレシピ
ひじきは離乳期後期になると鉄分が不足してくる赤ちゃんにぴったりの食材なのよ。ひじきに含まれる鉄分はなんとレバーの6倍、その他にも食物繊維がごぼうの7倍、カルシウムはなんと牛乳の12倍も含まれているんですって。
- 炭水化物(糖質) …. 脳や体のエネルギー源
- たんぱく質 …. 筋肉・内臓・血液など体のもとを作る
- 脂質 …. 少量で多くのエネルギーが得られる
- ビタミン …. 糖質・脂質・たんぱく質が働くための代謝を促進する
- ミネラル …. 代謝を助けたり、神経伝達を正常に保つ役割をする
の事ね。
野菜・キノコ類
- にら ・・・ 柔らかく煮てみじん切り
- ねぎ ・・・ 細かく刻み、加熱して使う
- もやし ・・・ ひげと豆の部分を取り茹でる
- セロリ ・・・ 筋をとり、茹で細かく切って使う
- ピーマン
- グリーンアスパラガス
- 長芋・山芋 ・・・ 必ず加熱して加える
- ごぼう ・・・ 柔らかく煮てミキサーで細かくしたり、すりおろしたりして。
- れんこん ・・・すりおろして他の食材と共に調理
- アボカド ・・・ 脂肪が多いので少量を。
- タケノコ
- しいたけ・エノキ・しめじ
- マッシュルーム
卵・乳製品
- 卵黄になれたら卵白を少しづつ加え全卵へと進む ・・・ しっかり茹でて使うこと
- プロセスチーズ・クリームチーズ ・・・ 脂質、塩分が多く含まれているのであげる量に気をつける
チーズはカルシウムと、体を作る基となるたんぱく質が豊富に含まれる良質食材なの。
鶏ひき肉でミートドリア
■ ドリアお粥又は軟飯大さじ3★鶏むねひき肉大さじ1★カットトマト缶大さじ3★玉ねぎ大さじ1★ニンジン大さじ1★BF野菜スープの素適量BFホワイトソース大さじ1粉チーズ適量■ 付け合わせカボチャ大さじ1ブロッコリー大さじ1■ デザートバナナ大さじ1きな粉小さじ1◎作り方はこちらから◎
大豆類
- 納豆 ・・・ 細かく刻むかひきわりを使う。添付のタレは味が濃く、添加物が入っているので使用しない
- 大豆 ・・・ 舌でつぶせるくらい柔らかく煮て使う
- 枝豆 ・・・ 舌でつぶせるくらい柔らかく煮て使う
- 油揚げ ・・・ 下茹でして油を抜く
- おから
海藻類
- わかめ
- ひじき
- とろろ昆布
- 寒天
その他
味に変化を付けることが出来るようになるから、料理のバリエーションが増えるわ♡
でも、まだこの時期は薄味が基本、あくまでも風味付け程度の味付けなのよ。
- ごま ・・・ かわが固いのですりごまにして使う
- 梅干し ・・・ 塩抜きして少量使う
- ポン酢醤油 ・・・ 無添加のもの。少量風味付け程度に。
- めんつゆ ・・・ 無添加のもの。少量風味付け程度に。
- ケチャップ
- マヨネーズ ・・・ 必ず加熱して利用する
- カレー粉 ・・・ 風味付け程度に。
- 野菜100%ジュース ・・・ できれば赤ちゃん用の物を。
- ココア ・・・ 砂糖を使わず風味付け程度に。
- レーズン ・・・ 洋酒を使っていないもの。ふやかしてから使用する。
簡単離乳食作りアイディア
楽ちん手づかみおにぎり
楽ちんレバーペースト
離乳食後期の進め方
離乳食後期とは
生後9~11か月頃で、乳歯や歯茎を使ってバナナ程度の固さの物を噛むことが出来る時期なので、別名カミカミ期とも呼ばれています。
この頃になると、1日に必要な栄養の60~70%を食事から取るようになります。
赤ちゃんのペースと食事のバランスを考えながら徐々に3回食へ進め、家族との食事を楽しみながら、食事のリズムを付けて行きましょう。
離乳食中期から後期へと移行する目安となるポイントは
- 上手にお座りが出来る
- 豆腐位の固さの物をもぐもぐしてごっくん出来る
- 1回の食事で子供茶碗1杯分くらいが食べられるようになった
- 食べ物を手で触ったりつかもうとする
食事の回数
離乳食後期の食事は大人と同じ3回食です。
ご家庭によって生活のリズムは違うとは思いますが、夜の食事は19:00までには終わるようにしてあげて下さいね。食事のルーティーンとして出来るだけ毎日同じ時間にあげるようにしましょう。
食事と食事の間の時間は3~4時間空けるのが理想的です。
食事の回数が増えることによって、1回の食べる量が減るかもしれませんが、1日のトータルの食事量が極端に減っていなければ神経質になる必要はありません。
食材の固さと大きさ
生えてきた乳歯や歯茎でつぶせる程度の固さの物 ー バナナを目安にして指で軽くつまんでつぶせる程度の固さに調理します。
食材の大きさの目安は5㎜角程度。
もし、口から出してしまうようであれば、赤ちゃんにとっては固すぎるのかもしれませんので確認してみて下さいね。
かみかみ して・・・・
ごっくん
の練習ね!
量
赤ちゃんによって個人差はありますが、一般的に1回の食事量は主食とおかずを合わせて子供茶碗1杯位です。
下記の表のI, II, IIIの3つの項目からしっかり栄養を取れるようにメニューを組み立てましょう。
味付け
だし汁や、砂糖、塩、しょうゆ、みそ、マヨネーズ(卵アレルギーが無ければ10か月位から)、バターなどが使えるようになります。
だんだん、素材だけだと食べムラが出てきていたから、調味料を使えるようになると食べてくれるメニューのレパートリーが増えて助かるの。でも、味付けの基本は薄味よ。風味付け程度にね。
食材によっては食材そのものに塩分や糖分が含まれている場合もあるので、味見をしてから加えるようにしましょうね。
手づかみ食べ
今までママから食べさせてもらっていたのが、自分から手づかみで食べようとする時期です。
「食べ物も散らかるし、赤ちゃんの顔も手もべっとべと~ (はぁ~)」
と思うかもしれませんが…
でも、実は手づかみ食べって赤ちゃんの成長過程でとっても大切なことなんですよ。
赤ちゃんの脳はおぎゃーと生まれたその時から、五感を通して様々な刺激を受け発達していきます。ちなみに五感は外からの刺激を受けなければ発達しないんですよ。
生後5か月を過ぎるころになると、それまでは手で掴むだけだったのがいつの間にか口にもっていくようになります。目で見て、手で触り、手でつかみ、口に入れたりしてものの形や質感、温度など様々な情報を脳にインプットしているのですね。
物を口に運ぶという動作は、実は慣れていない赤ちゃんにとっては難しかったりするのです。その動作を繰り返し練習することによって、赤ちゃんの脳は感覚機能や運動機能、認知力などを学び発達させていくのです。
積極的に手づかみ食べを取り入れて下さいね。赤ちゃんの食べる意識を応援してあげましょう!
アレルギー
離乳食後期に入り、使える食材や調味料もぐっと増えると、アレルギー食材への心配も増えますね。
今までの離乳食の基本通り、始めて食べる食品は万が一アレルギー反応が現れた時の事を考え、平日の午前中に、スプーン1杯の少量から試しましょう。
参考までに、アレルギーの原因食物について調べてみました。
このグラフは子供だけではなく大人も含まれてはいるけれど、鶏卵によるアレルギーの割合は35%と随分高いんですね。
別の調査では1歳児の4人に1人が卵を制限しているって報告されているんですって。
年齢別の原因食物
栄養のバランス
赤ちゃんの1日の栄養の60~70%を離乳食から撮るようになりますので、ますます栄養のバランスが大切になります。
栄養のバランスとは、エネルギーのもととなる【炭水化物】、筋肉や血を作る【たんぱく質】、身体の調子を整える【ビタミン・ミネラル】をきちんと摂るという事。
そしてこの時期特に注意したいのが赤ちゃんの貧血に注意!です。
離乳食後期になるとハイハイで動き回ったり伝い歩きが始まったりで、運動量が増えるため体内の鉄分やビタミンDが不足してきます。ママのおなかの中でもらった鉄分が底をつき始め、母乳からだけでは補えなくなり、鉄欠乏症の赤ちゃんが増える頃なんですね。
意識して鉄分を補う離乳食をメニューに上手に取り入れましょう。ビタミンCを含む野菜や果物などを一緒に摂ると、鉄の吸収がよくなります。
豊かな味覚を育てるために
赤ちゃんの味覚は、食べ物の味だけじゃなくて、触った感じ、食べている時の口の中の触感、食べ物の匂いや見た目の彩りなど、五感を通して発達していくのよね。
だから、食事の時に「いい匂いだね」「これは甘くて美味しいね~」「ちょっと酸っぱいけど美味しいね」「ちょっと苦かった?」って、味を言葉にして声をかけてあげる事は、赤ちゃんの味覚を育てるために大切な事なのよ。
家族と一緒に食事をすることは「楽しいねぇ~」って体験をいっぱいさせてあげたいよね。
美味しい!楽しい!って経験は味覚の発達だけじゃなくて、子供の情緒の発達にも大切な事なんだね。
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NG 食材リスト
なぜNG?
✘ 消化器官がまだ未熟なため、塩分・脂肪・油分の多い食材は消化に時間がかかり、体の負担になる
✘しっかりと噛むことが出来ないため、まだ気道がかなり細い赤ちゃんにとっては気道を詰まらせる可能性が高い
✘ 免疫力が不十分なため細菌に感染する恐れが高い
アレルギーを起こす可能性の高い食材に不安や心配のある場合はかかりつけの医師に相談すること
ママ達の雑談
食べない時は無理に食べさせようとしないで、1回の量を減らして、その分回数を増やして様子をみるのも1つの方法よ。
あと、食材の固さが赤ちゃんにとっては固すぎていないかもチェックしてみて。うまくカミカミできなかったりごっくんがスムーズじゃなかったりすると食べたがらなくなったりするから。でも、数日様子を見て、赤ちゃんの機嫌がいいのならあまり神経質にならない方がいいわよ。
ただ、栄養のバランスは気を付けてあげてね。
たんぱく質の摂りすぎはまだ消化器官が未熟な赤ちゃんにとっては内臓に大きな負担をかけるから、増やすのなら野菜の量を増やしてあげてね。糖分、塩分、脂質の量にも気を付けてあげて。
あと、もしかしたら離乳食が柔らかいものばかりなのかも? 柔らかいとどんどん食べちゃうでしょ? 少し固めにしてあげるとか、大きさを少し大きめにしてあげると食べるのもゆっくりになって満足感が得られて量も落ち着くんじゃないかしら。
もしかしたら一時的なものかもしれないし、カミカミしにくいとか、うまくごっくん出来ないとか、匂いがイヤ、味がイヤとか赤ちゃんなりの理由があると思うからちょっと観察してみてね。
もし、何かヒントが見えたら、調理の仕方や味付けを変えてトライしてみましょう。ポタージュにしてみたり、ハンバーグに入れてみたり、ね。
あと、盛り付けるお皿や器をいつもの物と違うものを使ってみると、赤ちゃんも気分が変わって興味を持ったりするらしいわよ。
とにかく、諦めないことが肝心よ!!
遊び食べに試してみる価値あり!
何か違ったものを作ってみたいと思ったらクックパッドを見てたけど、でもあくまでも参考程度にね。離乳食のレシピ本やネットを見るとみんな頑張ってやってるな~って感心しちゃうけど、それぞれの家庭のやり方でいいと思うのよ。
気楽にやった方がいいわよ~(笑)。大人だってたまにはお惣菜やお弁当買ったりするんだから。
たまにはお助けアイテムとしてBF(ベビーフード)使ったり離乳食をサポートしてくれる宅配サービスを使ってラクする日があってもいいと思うわよ。もう少ししたら大人のご飯から取り分けて食べられるようになるのだけら、あともうちょっとよ。頑張りすぎてストレスにならないようにね。
たまにはベビーフードを使ってラクしましょ!
ベビーフードは赤ちゃんの健康を考えて作られていますから安心してあげられますし、種類が豊富なベビーフードは今までママが知らなかった、赤ちゃんの味の好みを再発見出来るかもしれませんよ。
常備しておくと外出の時にも便利ですね。
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まとめ
- 理由食後期は生後9ケ月~11ヶ月の頃
- 1日の栄養の60~70%を食事から摂るようになる
- 食事は3回食だが、3回食への進め方は月齢よりも赤ちゃんの様子を見て判断する
- 食事はできる限り同じ時間にするようにし、生活のリズムを整える
- 食事と食事の間隔は3~4時間空ける
- 離乳食後の母乳、ミルクは好きなだけ飲ませる
- 最後の離乳食は遅くても午後7時までに済ませる
- 使える食材の数がぐんと増えるが、初めての食材はアレルギーを考慮しスプーン1杯から始める
- 1回の食事量は子供茶碗で1杯程度
- 食材の固さは歯茎でつぶせるバナナ位の固さ
- 調味料が使えるようになるが、風味付け程度に
- 栄養のバランスに気を付ける~特に鉄分不足に注意すること
- 手づかみで食べやすいメニューを
パパとママと一緒に食事をする機会が増えましたね!
食べられる料理の幅も広がって、どんどん食べることに興味のわく頃ですが、赤ちゃんの自己主張も出てきて、好き嫌いが出てくる頃かもしれませんね。そんな時はあせらずにその食材をちょっとお休みしたり、調理法を変えたりして見守ってあげて下さい。
ついこの間まで母乳やミルクだけだった赤ちゃんが、今ではしっかり自分で食べ物をつかんで食べるようになったなんて子供の成長は何て凄いんでしょう!
こうやって食事を楽しめるのは人間の特権なんですよ。パパもママも赤ちゃんと一緒の食事の時間を楽しみましょうね。
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たまにはこういうのにも頼って、上手に育児していきましょう!
手を抜きたい時もある、でも食事には最低限こだわりたい、あなた向けです。
レンジでチンですぐ食べられる宅配食の他に、15分で作れるお料理キットもありますよ~。