ただでさえ大変で憂鬱な荷造りですが、子連れで行うとなると想像しただけで気が遠くなってしまいそうです。そこで今回はそんな憂鬱な子連れでの荷造りを、できるだけスムーズにそして快適に進めるにはどうしたらいいかをご紹介していきたいと思います。
おさえておきたいポイントの他に、何回も引越しを行ってきた方の体験談もご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。今まさに「荷造りをしなければいけないけど、どうすればいいかわからない」という方は、必見ですよ。
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なぜ荷造りが進まないの?
- 授乳やおむつ替えなど子どものペースを崩せない
- 荷造りの道具をおもちゃにしてしまう
- 子どもが寝た後にやろうとしても、親も疲れて寝落ちしてしまう
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アンパンマン カーペットクリーナー
子どもたちに長く愛されているアンパンマンなら、引越し作業でも活躍してくれること間違いなしでしょう。
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モップスニーカー
履いて歩くだけでお掃除ができるアイテムです。これなら小さいお子さんでも安心してお掃除を任せられますね。
おさえておきたいポイント
準備
- 梱包は子どもを預かってもらえる時に一気に行う
- 掃除は子どもが寝ているときや外に連れ出してもらっているときにする
- 引越し先の家具の配置を考えるときは安全重視
- 新居周辺の小児科や救急外来できる病院を調べておく
子どもと遊びの延長線上で行える作業と、そうでないものもありますよね。危険が伴う作業を行う場合は、子どもを預かってもらったり家族と外で遊んでもらったりしている間に、一気に進めてしまいましょう。
また引越し中のケガや、新しい環境に慣れず体調を崩すことが考えられるので、新居周辺の小児科や夜間・休日に救急外来で診察してくれる病院をピックアップしておくと、安心です。
当日
- 夫婦や親戚で役割分担し、子どもが危険なところへ行かないよう目を行き届かせる
- 子どもの預け先がなければ、地域のファミリーサポートを利用する
- 子ども用品の段ボールは最後に積む
- 新居への移動には飽きないようにおもちゃやおやつを事前に用意する
- 乳児がいる場合は粉ミルク用の白湯も忘れないようにする
また、当日は荷物の運搬や最終的な掃除などで、埃を吸い込んだり危険な場所が増えるので、出来るだけ子どもは別の場所で預かってもらうことが望ましいです。
ただ親戚が近くに住んでなかったり、パパの仕事が忙しくて引越し当日もママが1人で全て取り仕切らなければいけなかったりと、なかなか理想通りにはいかないものです。
そんなときには、思い切って地域のファミリーサポートを利用するのも1つの手でしょう。
ファミリーサポートセンターは、地域において育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、育児や介護について助け合う会員組織です。
この事業は働く人々の仕事と子育てまたは介護の両立を支援する目的から。労働省(当時)が構想し、設立が始まりました。現在では育児のサポートの対象は、子を持つすべての家庭に広がっています。ファミリーサポートセンターの設立運営は市町村が行います。
荷造りする時のコツ
新しい部屋の配置図を子どもと作る
- 荷ほどきをするときにスムーズに作業が始められる
- 引越し後の生活が想像でき、引越しに対する不安が軽減される
- 新居や新しい生活への抵抗感が少なくなる
- 引越しに対する子どもの本音を話しやすくなる
新しい環境に対する不安は大人も子どもも同じように持っているものです。引越しがきっかけで子どもが鬱(うつ)になってしまう場合もあるので、新しい環境に対する不安を和らげ、親子で期待を持てるといいですね。
こちらの記事を読むと、引越しのときに子どものために配慮するポイントがさらにわかりますよ。
子どもの遊ぶスペースを確保する
子どもが乳幼児の場合、作業中に大人しく待っているというのは、なかなか難しいものですよね。また、いつもと違う環境で泣いてしまったり、かまってほしくて親から離れられなかったりということも考えられます。
そのような場合には、おもちゃで遊んだり、動画を観たりできる安全なスペースを確保しましょう。引越し作業をしている場所でうろうろされると危ないですから、この様な場所を作っておくとママも助かりますね。
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ポータブルDVDプレーヤー
場所を選ばず、DVDを楽しめます。3電源(家庭用コンセント、シガーソケット、充電バッテリー)対応なのもありがたいですね。
子どもにiPadを貸した時に心配なのが、落下や家具などにぶつけての破損です。このカバーならiPadを保護できる上に、カバーに持ち手が付いているので、子どもにも安心して持たせることができます。カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいですね。
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ジャンパルー
まだ一人歩きできないけど立ちたがる時期は、本当に目が離せません。ジャンパルーなら省スペースで設置できるので、荷物で場所が狭くなる引越し作業中にはもってこいですね。
引越し後に使うものをひとまとめにする
子どもが保育園や幼稚園・学校にいっている場合、引越し後にすぐ使いたいものって何だと思いますか?
- 通園カバン
- ランドセル
- 教科書
- 弁当箱
- 制服、帽子
毎日当たり前に使っているものですが、これらがないと通園・通学はできません。したがって「子どもがすぐ必要なもの」という段ボールを作り、その箱を見れば通園・通学に必要なものがそろっているという状態にするのがおすすめです。
無理なく業者を頼る
引越し当日の荷造りから業者に頼むこともできますが、その分費用がかかりますよね。家庭によって、引越しにかける費用はさまざまですが、引越し作業によるママや子どもの負担は大きなものです。ではママや子どもにどのような影響があるのでしょうか?
- 乳幼児のいるママは疲れやストレスで母乳の出に影響を与える
- 寝不足やストレスで免疫力が下がる
- 思うように作業が進まずイライラしやすい
- 環境の変化で夜泣きや寝ぐずりをする
- トイレトレーニングが終わったはずなのにストレスでおもらしをよくしてしまう
- 疲れで免疫力が下がり体調を崩しやすくなる
引越しが終わった後も、荷ほどきやさまざまな手続きがあるため体力を温存しておかなければなりません。家族みんなで無事に引越しを終えられるよう、どこまで自分たちで行いどこからは業者にお願いするのかあらかじめ決めておくといいでしょう。
子連れ引越しで忘れてはいけないこと
予防接種のタイミング
1歳未満の赤ちゃんがいる場合に特に気を付けたいのが、予防接種のタイミングです。1歳までに受けなければいけない予防接種はたくさんあり、引越し前にどこまで受けたかをしっかり把握しておくと同時に、引越し後にバタバタして受けに行くタイミングを失わないようにしましょう。
保育園・幼稚園等の転園手続き
- 保育園の空き状況
- 入園希望は住民票を移す前にできるか
- 必要書類
幼稚園の場合は直接問い合わせをして入園手続きをするので、あらかじめHP等で気になる幼稚園をピックアップしたり、引越し先が遠くなければ幼稚園に子どもと見学しに行ってもいいですね。
保育園・幼稚園探しにこちらの記事も参考にしてみてください。
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引越しで予測されるトラブルは?
引越しによるアレルギーの発症
- 窓を開けて作業をする
- 空気清浄機をつける
- 子どものいるときにはほこりが立たないような作業をする
またこれ以外にも、新居の壁紙に使われている接着剤や塗料の原料となっているホルムアルデヒドなどの物質が原因で「シックハウス症候群」を引き起こす可能性もあります。
住む地域の環境の変化によっては、皮膚トラブルや呼吸器疾患を招く場合がありますので、引越し後の体調の変化に留意しましょう。
環境の変化による夜泣き・不眠
引っ越したことがまだわからない乳幼児でも、環境の変化によるストレスは感じるものです。では、具体的に何にストレスを感じるのでしょうか?
- 電車や車の音
- 人や虫の声
- 振動
- 街頭
- 日当たりの違い
- 部屋のにおい
- 室温
これらが原因で寝つきが悪くなったり、夜泣きが激しくなったりする場合があります。
- 寝る位置や部屋を騒音から避けられる場所に移動する
- 遮光効果のある厚手のカーテンを使用する
- 換気をよくする
- 空気清浄機を使い消臭に努める
- 室温を調節する
子どもの寝不足は親の寝不足にも繋がります。家族みんなが快適に過ごせるように環境を整えられるといいですね。
子連れ引越しの体験談
- 転勤などで引越しをこの20年間で7回しています。コツは引越し荷物を最小限にすることです。まず、買い置きしていた食品は転居までに食べきります。シャンプーや化粧品もできるだけ使い切り、足りなくなったら試供品や旅行用のものでつなぎます。
- 水道、ガス、電話、保険、口座関係、などとにかく名義変更、住所変更が必要なものすべて書き出します。そして「引越し前」「引越し後」に分けて表を作ります。手続きが済んだものに関しては、チェックを入れていけば「どれが終わって、どれがまだ」というのが一目瞭然。備考欄を作り、いつどのように手続きが終わったかも書けばいいですね。
- 子供が1歳半の時に引越ししました。子供を見てくれる人も居なかったので、引越し前の土曜日3回、引越し後の土曜日2回、平日も3回ほど一時保育をお願いしました。(4時間~6時間で)
引用:発言小町
経験者ならではのありがたい体験談ですね。これから引越しを控えている方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
- 子連れ引越しで荷造りが進まない訳
- 授乳やおむつ替えなど子どものペースを崩せない
- 荷造りの道具をおもちゃにしてしまう
- 子どもが寝た後にやろうとしても、親も疲れて寝落ちしてしまう
- おさえておきたいポイント(準備)
- 梱包は子どもを預かってもらえる時に一気におこなう
- 掃除は子どもが寝ているときや外に連れ出してもらっているときにする
- 引越し先の家具の配置を考えるときは安全重視
- 新居周辺の小児科や救急外来できる病院を調べておく
- おきたいポイント(当日)
- 夫婦や親戚で役割分担し、子どもが危険なところへ行かないように目を行き届かせる
- 子どもの預け先がなければ、地域のファミリーサポートを利用する
- 子ども用品の段ボールは最後に積む
- 新居への移動には飽きないようにおもちゃやおやつを事前に用意する
- 乳児がいる場合は粉ミルク用の白湯も忘れないようにする
- 子連れ引越しのコツ
- 新しい部屋の配置図を子どもと作る
- 子どもの遊ぶスペースを確保する
- 引越し後に使うものはひとまとめにする
- 無理なく業者を頼る
- 引越しで予測されるトラブル
- アレルギーの発症
- 夜泣きや不眠
わたしは息子が2歳のときに引越しをしましたが、新居がすぐ近くだったので業者を頼むことなく比較的スムーズに作業ができました。しかし夏場だったこともあり夫婦そろって夏バテをしとても痩せた思い出があります。季節のタイミングもありますが、やはり引越しは心身ともに疲れます。
子どもは新しい家に喜んでいるように見えて、気付かないうちにストレスを感じている場合もあるので、家族みんなでフォローし合えるといいですね。
この記事が、少しでもみなさんのお役に立てたら幸いです。読んで頂きありがとうございました。