友達付き合いやケンカなど、子供が大きくなるにつれて「お友達に対する悩み」が出てくるのではないでしょうか。
お友達の大切さを、なんとか言葉で伝えようとしていませんか?それよりも、絵本を通じて子供に実感してもらう方がなにより効果的なのです。
今回は、友達の大切さを伝える絵本をご紹介します。お子さんだけでなく、パパママも一緒に読んでみてくださいね。
Sponsored Link
なぜ絵本が効果的なの?
心の底から「お友達の大切さ」を理解できないと実際の行動は変わらないと思し、それを少しでも理解してもらいやすくする為には、、絵本の読み聞かせが効果的かもね。
子供に何度注意しても言うことを聞いてくれない。誰しもが一度は同じような経験をされているのではないでしょうか。
その理由は至ってシンプル。子供は人の心を想像する力や人の立場になって考える力が、まだ十分に養われていないからです。
例えば、ついついお友達にいじわるを言ってしまう子がいるとします。いくら言葉で「いじわるを言わないように」と注意をしても、この子供はやめないでしょう。根本的に何が「いじわる」なのか、それを言われてお友達がどんな気持ちになるのかが想像できていないからです。
絵本であれば、子供でもどんな発言が「いじわる」で、「いじわる」を言われるとお友達はどんな気持ちになるのかを、十分に理解できる仕組みになっています。イラストで登場人物の表情を読み取ることができますし、文章にも登場人物の「気持ち」が分かりやすく記されているからです。
お友達の気持ちを理解することで、お友達に対する思いやりの心を持つようになり、「お友達の大切さ」を実感できるようになります。
【時期別】友達の大切さを伝える絵本5選
・・・っていっても、どんな絵本が良いのかしら?
近所の子と遊ぶようになったら(0才~2才)
近所のお友達と遊ぶようになったら、お友達に優しくすることの大切さを教えてくれる絵本がおすすめです。0才~2才の子供にぴったりの絵本を集めましたので、ご紹介しますね。
みんなともだち
とある幼稚園での、卒園式のお話です。ちょっとおとぼけの園長先生も、優しい女の先生も、子供たちの旅立ちに思わず涙ぐんでいます。でも、子供たちはみんな笑顔で常に前を向いている様子が描かれています。別れがあるからこそ、後悔しないようにお友達に優しくしてあげたい、と思える一冊です。
ももんちゃん えーんえーん
可愛い赤ちゃん「ももんちゃん」の、ちょっと大人なストーリーです。ひよこさんが「ぴーぴー」と泣きながら走ってきました。ももんちゃんは「おーよしよし、いいこいいこ」となでなでしてあげるけど・・・。優しいももんちゃんの姿をみて、子供たちもお友達に優しくしてあげたくなるでしょう。
ノンタンぶらんこのせて
ついついおもちゃや遊具を独り占めしてしまう「子ども心」が描かれている絵本です。ノンタンがぶらんこを独り占め。お友達にゆずってあげたいけど、ノンタンもまだ遊んでいたい。そんな子供のわがままな気持ちが表現されています。ノンタンの姿をみて、「お友達には優しくしなくちゃいけないな」と思えるお話です。
はんぶんこ
お友達と分け合うことの大切さを教えてくれる絵本です。おいしいお菓子、大好きなおもちゃ。ついつい独り占めしたくなっちゃうけど、独り占めしてるとひとりぼっちになっちゃうかも・・・?きっと子供たちも、大切なものをお友達と「はんぶんこ」したくなるでしょう。
しろくまちゃんのほっとけーき
みんな大好き「ほっとけーき」。ふわふわで、食べると幸せな気持ちになります。でも、なぜだろう。お友達と一緒に食べると美味しさが倍増!誰かと「美味しい」を共有するって、とても素敵な事だな、と感じさせてくれるお話です。
保育園に入園したら(2才~3才)
2才~3才頃の子供には、年齢の違うお友達との関わり方や、よりたくさんのお友達との関わり方を学べる絵本がおすすめです。保育園に通い始めるお子さんにもぴったりの絵本をご紹介します。
きみたち きょうから ともだちだ
舞台はとある幼稚園。新しく入ってきた年少さんと、年上の年長さんとの交流が描かれています。遊び方やケンカしたときの解決方法、お片付けの仕方。年長さんが、色々な子とを教えてくれます。幼稚園のお話ですが、色々な年代のお友達と出会う機会のある、保育園生の子供たちにもおすすめですよ。
いいたくない
大好きなお友達とケンカしちゃった。仲直りしたいけど、「ごめんね」なんて言いたくない!素直になれないくまくんと、お友達のうさぎくんのお話です。仲直りを後回しにして気を紛らわそうとするけれど、考えるのはうさぎくんとの仲直りのことばかり。素直になることや、お友達の大切さを教えてくれる素敵な絵本です。
きみなんかだいきらいさ
こちらも、男の子どうしのケンカの絵本です。いつもは仲良しの友達と、今日は大喧嘩しちゃった。「もう口なんてきいてやるもんか」そう思ってたけど、あいつの事が気になって仕方がない・・・。子供の心情を的確に描いているこの絵本は、特に男の子の「心のバイブル」となるでしょう。
しんせつなともだち
お友達を思いやる気持ちにあふれたお話です。雪がしんしんと積もるなか、うさぎは2つのカブを見つけます。ウサギは1つを食べ、あとの1つはお友達のロバの家にそっと置いて帰ります。それを見つけたロバは「お友達のヤギも困ってるかも」と、ヤギにカブをあげます。そして、ヤギはお友達のシカに・・・。動物たちの友達を思いやる優しさが、私たちの心もほかほかにしてくれる絵本です。
くれよんのくろくん
くれよん達は、自由自在に自分の好きな絵を描くことができます。”きいろくん”はちょうちょ、”あかさん”と”ぴんくちゃん”はお花。だけどくろくんは「キレイな絵を黒くしないで」と、仲間に入れてもらえません。しょんぼりしているくろくんに、あるときシャープペンのお兄さんがアドバイスをくれて・・・。感動的なラストシーンに、大人も心打たれるお話です。
幼稚園に入園したら(3才~5才)
幼稚園に入園する頃、または幼稚園、保育園に通っているお子さんにおすすめの絵本をご紹介します。環境の変化で子供たちも緊張したり、戸惑いを感じる時期でもありますので、お友達と過ごす時間の大切さや楽しさが伝わる絵本がおすすめです。
わたしようちえんにいくの
はじめて幼稚園に通う子供の、不安な気持ちが描かれています。アンナちゃんは4月から幼稚園生。ママとのお別れや、お友達との出会いに最初は不安だったけど、幼稚園には素敵なお友達や、楽しいことがいっぱい。お友達って素敵だな、と思えるストーリーです。
となりのせきのますだくん
弱気で泣き虫な女の子「みほちゃん」と、ホントは優しいのに素直になれない男の子「ますだくん」のお話です。ますだくんは、イジワルばっかりしてきて怖い。みほちゃんはとなりの席のますだくんが、怖くて仕方ありませんでした。だけど、とうとうみほちゃんが我慢できなくなって・・・・。舞台は小学校ですが、入学前の子供におすすめの絵本ですよ。
ともだち
「こんなとき、お友達はなんて思うだろう?」子供たちが、お友達の立場になって考えられるようになる絵本です。お友達とケンカしてしまったときや、お友達が困っているときに、どうすべきかを教えてくれます。友達という存在の大切さを教えてくれる一冊です。
ずっといっしょだよ
ひとりぼっちで弱虫のティラノサウルスは、突然現れたプテラノドンの女の子と仲良くなります。ティラノサウルスは、お友達とずっと一緒にいたいと思い・・・。子供には、友達の大切さを、大人には、身近な人の大切さを教えてくれるお話です。
ぐりとぐら
昔からたくさんの人に愛されている絵本です。とんがり帽子がチャームポイントのぐりとぐらは、森の中で大好きなお料理に励(はげ)みます。ぐりとぐらがカステラを作っていると、良い匂いを嗅ぎつけて、森中のお友達が続々と集まってきました。お友達と「共有すること」の喜びや、友達と過ごす時間の大切さを教えてくれるお話です。
小学校に入学したら(6才~)
小学校に入学すると、これまで以上にたくさんの、色々な性格のお友達と関わる事になります。ケンカになったり、上手くいかないことも出てくるでしょう。この年代の子供には、お友達に対し素直になることの大切さを教えてくれる絵本がおすすめです。
くんちゃんのはじめてのがっこう
小学校に入学する、新一年生のくんちゃんのお話です。初めての学校に、なんだかそわそわ。わくわくするけど何だか落ち着かないな。けれど、いざ学校に行ってみると、字を読めないし、書くこともできない。くんちゃんは嫌になって、教室から逃げ出してしまいます。これから小学生になる子供たちに勇気を与えてくれる一冊です。
ともだちや
「ともだちやです。ともだちはいりませんか?」商売上手のキツネが、1時間100円で友達になってくれるお話です。森の動物たちに「ともだち」をお願いされ、引き受けるキツネですが・・・。「本当の友達ってなんだろう」と、考えさせてくれる絵本です。
)
おこだでませんように
いつも怒られてばかりの男の子。小さな妹のお世話が上手くできなくて、ママに叱られちゃった。お友達にひどいことを言われたから叩いたのに、僕だけ怒られちゃった。でも、怒られてもむすっとして何も言わないこの男の子。実は素直になれなくて、とても苦しんでいました。そんな中、七夕の短冊に書いた願いは「おこだでませんように」。果たして彼の願いとは・・・?大人も思わず「はっ」とさせられる一冊です。
けんかのきもち
主人公のたいと、お友達のこうた。二人はいつも仲良しだけど、ケンカが始まると誰も手を付けられません。二人とも「ケンカには負けない」という自信があるからです。たいは、「負けるはずなんてない」と思っていたこうたに負けてしまい・・・。小学校は、いろんな性格の子供たちが集まるところ。誰もが一度は友達に対して、怒りを感じる事があるでしょう。果たして、その「怒り」の感情はどう変化するのでしょうか?
ぼくの ともだち おつきさま
ひょんな事から、「ぼく」はお月様とお友達になります。特に話をしなくても、2人でいると居心地がいい。たくさん友達がいるのも良いことですが、何よりも信頼し合えるお友達の大切さを教えてくれます。大きくなるにつれて、交友関係に悩む子供も出てくるでしょう。そんなとき、この絵本を読ませてあげてくださいね。
Sponsored Link
友達を大切にする力って、本当に必要?
最近では、同世代のお友達と上手く遊べない子供が増えてきているそうです。昔は近所の公園で子供が元気よく遊ぶ光景が当たり前でしたが、最近は防犯面の問題や、少子化の影響、習い事で毎日忙しい等の理由で、お友達どうしの交流の場が圧倒的に少なくなっています。
ですが、いつの時代も「上手な人間関係を築く力」はとても大切です。学校や会社、色々な場所で様々な人と関わり合い、円滑なコミュニケーションをはかる必要があるからです。
特に働き始めると、自分の仕事を完了させるために、色々な役職や部署の人にお願い事をしたり、必要事項を確認したりする必要があります。そのため、人と上手く接する事ができないと、将来子供自身が苦労する羽目(はめ)になります。
そして、この「上手な人間関係を築く力」の基礎には、お友達を大切にする力が必須なのです。
じゃあ次に、お友達を大切にする力っていうのは、具体的にどういうことなのか説明するね。
肯定的な発言ができる
お友達の発言に対して、「素敵だね」「頑張ってね」と言える子供は、お友達を大切にできますし、友達関係も上手くいきやすい傾向にあります。
反対に、お友達に対して「上手くいくはずないよ」「そんなの意味ないよ」などと否定的な事ばかり言ってしまう子は、お友達との関係も上手くいかないのです。
素直になれる
「ごめんね」「ありがとう」と、お友達に素直に謝ることができる、またはお礼を言える子供は、お友達との関係も上手く行きやすいです。
素直になれず、なかなか「ごめんね」や「ありがとう」を言えない子供は、お友達からも勘違いされてしまいますし、信頼しあえる人間関係を築く事ができません。
物を大切に扱う
物を大切にできたり、きちんとお片付けができる子供は、お友達のことも大切にできる傾向にあります。
子供が大きくなるにつれて、いらない物が出てくるでしょう。そんなときも、子供自身に「本当に必要な物なのか」を考えさせ、判断してもらうことが大切です。
思い出の詰まった物を手放すのは、子供にとっても大変なことです。だからこそ、お片付けを通じて子供が自分でよく考え、物を大切にすることの大切さを学ぶことで、お友達の大切さも理解することができるのです。
小さいうちからお片付けができるようにしてあげると、お友達との関係も自分から構築できる子供になりますよ。
自分自身を大切にできる
自分自身を大切にできる子供は、お友達の事も大切にすることができます。つまり、自分を大切にできない子供は、お友達のことも大切にすることができません。
自分を大切にできるということは、自分のダメなところも前向きに受け止められる、ということです。つまり、自分を大切にできる子供は、お友達の良いところも悪いところも、全部受け入れてあげることができるのです。
お友達を大切にできる子供は、お友達からも信頼され、慕(した)われます。まずは、自分を大切にできる子に育ってほしいですね。
友達を大切にできる子に育てるには?
子供は良くも悪くも、親の影響を受けて育ちます。これは、子供の性格やお友達に対する態度にも表れてしまうのです。皆さんも早速下記のことを実践して、パパママ自身から意識を変えてみましょう。
言葉づかいや発言に気を付ける
子供は、どうやって言葉を覚えていくかご存じですか?実は、まわりの人のマネをしたり、普段耳に入ってくる言葉を聞きながら覚えていくんです。
つまり、パパママが普段話している言葉をそっくりそのまま、子供も覚えてしまうんです。言葉づかいが悪い親御さんの子供は言葉づかいが悪くなりますし、丁寧な言葉を話す親御さんの子供は、言葉づかいが丁寧になります。
みんなから好かれる子供に共通するのは、言葉づかいが良いということです。反対に、友達とすぐケンカになったり、避けられてしまう子は、言葉づかいが悪いという特徴があります。
また、「言葉づかい」とは、単に「言葉の丁寧さ」だけでなく、「言葉の使いぶり」も意味します。つまり、肯定的な発言ができるかどうかも、お友達との関係に影響するのです。
- 普段から丁寧な言葉づかいを心がける。
- 叱るときも、「あなたは何もできない」「お片付けしないとおやつ抜きだよ」など、否定的な発言や脅し言葉は使わない。
- 「どうしたらできる様になるか、一緒に考えてみよう」「お片付けしたら、一緒におやつ食べようね」といった、ポジティブな言葉をかけてあげるようにする。
子供との信頼関係を築く
親から否定的な言葉を浴びせられたり、褒めてもらえない子供は「自分は嫌われているのかな」とマイナスの感情を持ち、自分の事を好きになれなくなってしまいます。
自分の事を好きになれない子供は、マイナスの感情をお友達にもぶつけてしまいがちです。普段から子供を褒めたり、良いところを伸ばしてあげるよう心がけましょう。
特に、子供がよかれと思ってやったことが裏目に出てしまうと、思わず頭ごなしに怒ってしまいがちですが、まずは子供の気持ちを尊重し「ありがとう」と伝えることも大切です。
例えば、お片付けを手伝おうとしてお皿を割ってしまった場合、まずは「大丈夫?ケガは無い?」と子供の心配をし、「手伝ってくれてありがとう。こういう風に持つと、落とさないで運べるよ」とアドバイスをすれば良いのです。
- 子供の良いところを見つけ、褒めてあげることが大切。
- 失敗したときも、頭ごなしに怒らず次につなげるためのアドバイスをすると効果的。
愛情を言動で示す
普段から子供に「自分は愛されている」と実感させてあげることが大切です。愛を感じることで、子供は心に余裕を持ち、友人にも優しく接することができます。
そのため、日頃から子供に対し愛情表現をするよう心がけましょう。言葉で伝えるのも良いですし、ハグなどのスキンシップも効果的です。
特に、子供とじゃれあったり、くすぐり合いっこしたり、親子でゲラゲラ笑いながら楽しむ時間が大切です。
- 愛情表現は、言葉だけじゃなくスキンシップも効果的。
まとめ
- 絵本では、どんな事を言うとお友達が傷つくのか、どんな気持ちになるのかが具体的に示されており、子供でも人の気持ちを理解することができる。
- 環境の変化に伴い、最近の子供たちは同年代のお友達と上手く遊べなくなってきている。
- いつの時代も「上手な人間関係を築く力」が必要不可欠で、その基礎には「お友達を大切にする力」が必須。
- 「お友達を大切にする力」がある子供は、友達に対し肯定的な発言をし、素直な気持ちで接し、物を大切に扱うことができ、自分を大切にすることができる。
- 友達を大切にできる子に育てるには、親が言葉づかいや発言に気を付け、親子の信頼関係を築き、愛情を言動で示す事が大切。
家庭環境は、少なからず子供の心に影響を与えます。100%正解の育児はありませんので、日頃から試行錯誤をし、良いことはどんどん取り入れていくことが大切です。
最近は子供の自殺者が増えてきていますが、ほとんどの原因は「人間関係」です。
小さいうちからお友達の大切さを学び、お友達だけでなく自分自身も助けてあげられる子供に育てることが、何より大切なのです。
まずは、できることからコツコツと、ご家庭内でチャレンジしてみてくださいね。