新生児期の赤ちゃんは、視力が発達していないので体内時計や睡眠サイクルが未熟です。そのため、なかなか思い通りには寝てくれません。
そんな赤ちゃんの寝かしつけは、産後初めて経験する子育ての大変さではないでしょうか。
ずっと抱っこをしているとなんとか寝てはくれるけれど、腕も痛くなり産後のママには負担が大きいです。
少しでも早くスムーズに寝かしつけが出来るようになるとママも助かりますよね。
そこで今回は、長時間の抱っこも楽になる抱っこ紐での寝かしつけと、他の良い寝かしつけ方法などのポイントもお伝えしていければと思います。
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新生児が寝ない、考えられる原因
●おむつが濡れている
●げっぷがうまく出ていない
●暑い、寒い
●刺激が多く疲れ過ぎた
●刺激が少なく体力が余っている
新生児期の赤ちゃんは1日に14~20時間程睡眠をとりますが、1回の睡眠は眠りが浅く短時間です。昼夜の区別もついていない為、昼はよく寝るのに夜は全然寝てくれないという状況もあります。
それは新生児の特徴を考えると仕方のない事です。
しかし、寝かしつけを始めてから時間が経つのに赤ちゃんがなかなか寝てくれない時は、いつまでこれが続くの?とママは途方に暮れてしまいますよね。
ママやパパも寝不足になると、つい焦ってイライラしてしまう事があります。そうすると赤ちゃんも不安になり余計に寝てくれないという悪循環になってしまいます。
まずは落ち着いて、上記の理由を確認しながら赤ちゃんに寄り添ってみましょう。寝かしつけにも個人差がありますので、ママや赤ちゃんに合った寝かしつけ方法や、睡眠アイテムを上手く活用してみるのもいいでしょう。
寝かしつけの前に心掛けたい事
寝かしつけをよりスムーズにするためにはまず、生活リズムを整えましょう。朝はカーテンを開け部屋を明るくし、太陽の光を部屋に入れるようにします。
午前中は日光浴をしたり適度に刺激を与え、夜は早めに部屋を暗くするようにします。寝る直前の携帯電話、TV、パソコン等の光は、目に刺激を与えてしまう原因になると言われています。
赤ちゃんの目は未熟でまだ完全には見えていませんが、習慣付けておくことで成長するにつれて区別がつくようになっていきますよ。
おやすみ前は隣の部屋の音などにも注意をし、静かな環境を作るようにしましょう。
絵本を読んだり、毎日の入眠行動パターンを決めておくことで、赤ちゃんも自然と眠りに入りやすくなっていきます。
絵本での寝かしつけがおすすめな理由については、こちらを是非参考にしてください。
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抱っこ紐での寝かしつけは有効?
メリット
手足の動作がまだ上手でない赤ちゃんにとって、自分の手足の動きでびっくりして眠りから覚めてしまう事があります。
そんな時に抱っこ紐だと動きが抑制されるのでその心配がありません。ママの体温を感じながら適度な揺れがあり、赤ちゃんは安心して眠りにつきます。
ママも腕が疲れることが無いため長時間の抱っこも少し楽になりますね。
抱っこ紐をしながら家事をしている間の動きで寝てくれることもあるので、時間が有効にも使えます。
デメリット
せっかく時間をかけて寝かしつけても、その後布団に着地させる際に起きてしまう事があります。
赤ちゃんの睡眠パターンによると、眠ってから10分~15分ほどで深い眠りに入るので、その頃に布団に移動させるようにすると上手くいくかもしれませんね。
私の経験上、いきなり抱っこ紐を外してしまうと起きてしまう確率が高いようです。
ここは少しコツがいるところなのですが、まずゆっくりと前かがみになり布団に両肘をつきます。
しばらくその状態で身体を揺らし続けながら、抱っこ紐を外していきます。抱っこ紐を上手く外せたら赤ちゃんを腰のあたりから布団に下ろし、最後に頭を下ろして慎重に腕を抜きます。
お使いの抱っこ紐の種類や、縦抱き横抱きかによっても変わってきますがこちらの動画も良ければ参考にしてみてくださいね。
新生児から使用できる抱っこ紐もありますし、用途によって使いやすさが違ってきます。
こちらも参考にして、ママやパパ、赤ちゃんに合ったものを選んでみて下さい。
何より、パパにも出来る寝かしつけ方法だから、疲れたらパパに交代するのも1つの方法よ。
他に良い寝かしつけ方法
①抱っこする
体温に包まれて心臓の音も近いため赤ちゃんも安心して眠る事が出来ます。
縦抱きや横抱き、揺れながら歩いてみたりそのまま座ってみたり、赤ちゃんの心地よい方法を探しやすいのが特徴です。
赤ちゃんとのスキンシップで愛情もダイレクトに伝わるシンプルな方法です。
布団に移動させる際に起きてしまいやすいので、赤ちゃんがしっかり寝たかの見極めと、布団に寝かす方法にコツが必要です。
②添い乳する
ママと密着する事で赤ちゃんも安心できて、お腹も満たされるのでよく寝てくれます。
ママも横になりながらの楽な体勢で授乳と寝かしつけが出来るので、寝不足や疲れた体には楽で嬉しいですね。
しかし一緒に寝てしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、そのまま窒息に繋がる危険があります。
そして、ママ以外には出来ない方法なので交代して欲しい時に出来ないというデメリットがあります。
③胸をトントンする
新生児はうつ伏せで窒息の危険があるので仰向けに寝かせ、胸をトントンと優しく叩きます。少し強めにするのがポイントです。
単調な動きを繰り返し感じ取ることで眠気を誘います。赤ちゃんがお腹の中にいた時に聞こえていた、ママの心臓の音に似ていて安心してくれるようです。
④おしゃぶりを使う
哺乳瓶の乳首やおっぱいで安心感を得られる赤ちゃんにとって、おしゃぶりも同じようにくわえると眠りにつく赤ちゃんが多いようです。
メーカーや商品によって機能や特徴が異なり、寝かしつけのために開発されたものまであります。新生児から使用できるものも多くありますよ。
中には歯並びへの影響を考慮したものもありますが、おしゃぶりを長時間ずっと咥え続けていると、噛み合わせに悪い影響が出ると考えられています。
口の中にものがはいった状態で寝かせていると、窒息事故の起こる可能性もありますよね。赤ちゃんが眠りについたら早めに外すようにしましょう。
⑤音楽をかける
小さな音量でゆったりとしたリズムのものがお勧めです。体内音、オルゴール音、クラシック等がよく聞かれます。
お腹の中にいた時に聞いていた音楽は、赤ちゃんが覚えていると言われているので効果的です。
子守唄も身近ないつも聞いている声で赤ちゃんは安心し、ママも一緒にリラックスする事が出来ますね。
⑥おくるみを使う
おひな巻きといったしっかり目の巻き方が、お腹の中にいた頃の体勢に近く、安心できるようです。いつも同じものを使うと匂いがついているのか、より効果的ですよ。
引用:トコちゃんベルトの青葉
うちの子はそうするとすぐに寝てくれたから、用もないのによくドライブしたわよ(笑)。でも人通りの少ない暗い道を歩くのは、危険もあるから注意してね。
それで甘えてぐずっている場合もあるし、そんな時は思い切ってパパやおじいちゃんおばあちゃんに頼んでみるのも一つの方法だよ。
まとめ
- 新生児は未熟の為寝かしつけが上手くいかないのは仕方のない事
- 寝かしつけの前に、生活リズムを整える事が大切
- 抱っこ紐はママ以外も使え、赤ちゃんもよく寝てくれるので寝かしつけで沢山活用しよう
- 他にもおすすめの寝かしつけ方法
- 抱っこする
- 添い乳する
- 胸をトントンする
- おしゃぶりを使う
- 音楽をかける
- おくるみを使う
- ママと赤ちゃんに合った方法を見つけて寄り添っていこう
発達が未熟な赤ちゃんは睡眠リズムもバラバラなのが当たり前です。ママ自身が睡眠不足にもなりますが、大変な寝かしつけの時期はずっとは続きませんよ。
赤ちゃんと密にスキンシップをとる事の出来るほんの少しの貴重な時間です。そんな時期もあったなと懐かしく思い、少し寂しくなる時がきっときます。
悩みすぎず、赤ちゃんが何を求めているのかを察知し寄り添ってあげることが大切です。今しかない赤ちゃんとの時間を楽しく過ごしてあげられると良いですね。