子供の寝かしつけって大変ですよね。添い寝して背中をポンポン叩いたり、撫でたりしてようやく寝たと思って子供から離れようとすると起きちゃったり…。
なかなか根気が必要で毎日そんな感じだとママ、パパも疲れてしまいますよね。「寝かしつけが上手にできない」と思ってるママ、パパに一度試してほしいのが絵本での寝かしつけです。
今回は絵本での寝かしつけがおすすめの理由や寝かしつけのコツ、寝かしつけにおすすめの絵本を紹介します。
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絵本での寝かしつけがおすすめな理由
子守唄と同じ効果が期待できる
赤ちゃんが眠たくて泣いたときなど、子守唄を歌った方もいるのではないでしょうか。寝かしつけで絵本を読むことは、子守唄と同じ効果があると言われています。
例えば、
- 言語能力の発達
- コミュニケーション能力が高くなる
- 精神安定
といった良い影響が期待できます。
子守唄が効かなくなってきたり歌うのが苦手であれば、絵本ならバリエーションも豊富で重宝しますね。
読み聞かせの後に就寝という習慣がつく
子供の生活リズムを作るための睡眠への導入として読み聞かせはおすすめです。
読み聞かせの後に眠るリズムができると、ママ、パパも自分の時間ができるので子育てのストレスも少なくなり、子供だけでなく親にも良い影響が期待できます。
不安やストレスを取り除く
入眠前の儀式として読み聞かせを行うなら子供にも、読み聞かせをする親にも良い影響があると嬉しいですよね。眠る前にママ、パパが子供に寄り添って絵本を読んであげることで子供は安心感を得ることができます。
また、ママ、パパも読み聞かせをすることでイライラ感が抑えられストレス解消になると言われています。
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絵本での寝かしつけポイント
ゆっくり小さめの声で読む
寝かしつけをするための読み聞かせなので、普段の読み聞かせとは違い小さめの声であまり抑揚(よくよう)はつけずに読むことがポイントです。
また、親があくびをしたり、眠りを誘うように読むと効果が高くなるそうです。
繰り返しのリズムがあるものを読む
大人でも眠る前にアクション映画のような刺激の強いものをみると、目が冴えて眠りにつけなくなりますよね。子供は大人に比べて刺激に敏感なので、繰り返しのリズムで眠りを誘う絵本を選んで読み聞かせてあげるのが効果的です。
「おやすみなさい」や「ねんね」といった言葉が繰り返される絵本がいいですね。
何冊まで読むか決めておく
寝る前の読み聞かせは「絵本を読んだら寝る」と習慣づけることで、子供の生活リズムを整える役割があります。
なので、「寝る前の読み聞かせは○冊まで」とルールを決めておくことが重要です。眠るまで読み聞かせていたら親も疲弊しますし、子供の習慣にもなりません。
子供がとても楽しみにしているともっと読んであげたいと思うのが親心ですが、グッと我慢して「○冊読んだら眠る」と習慣づくようにしましょう。もしも子供が「もっと読んでほしい」と言ったら寝るとき以外で時間をとってあげるといいですね。
普段の絵本読み聞かせポイントは下記の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。
おすすめ絵本紹介
おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本
作品紹介眠りたくても眠れないうさぎのロジャーが、だれでも眠らせてくれる「あくびおじさん」のもとを訪ねる。このシンプルなストーリーのなかに、 眠くなる心理学的な仕掛けが満載。「もっともっと」「ゆっくりゆっくり」など、眠りたい気持ちになる言葉が効果的に繰り返されます。
また、途中で登場する「ウトウトフクロウ」が、教えてくれる体の力を抜くメソッドは、 「自律訓練法」と呼ばれ、医療の現場でも使われている方法です。 このユニークさに、最初に刊行されたスウェーデンでは、本というより、ノーベル賞ものの「発明」 という賞賛の声も寄せられています。
ねないこ だれだ
作品紹介夜の9時です。「とけいがなりますボンボンボン」こんな時間におきているのはだれだ?ふくろう、くろねこ、どろぼう……。いえいえ、夜中はおばけの時間。あれ?まだ寝ていない子がいますよ。おばけになってとんでいけ! おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない赤ちゃん絵本です。
引用:福音館書店
もうねんね
作品紹介ねむたいよう、ワン。いぬもねんね。ねむたいよう、ニャーン。ねこもねんね。めんどりもひよこも・・・そして「もうねんね モモちゃんもねんね おめめがねむたいよう」。ねむそうなお顔が愛らしくて、読むこちらもついついつられてあくびが出そう。松谷みよ子さんの「おめめつぶって くうくう ねんね」「おめめつぶって とろとろ ねんね」繰り返しのリズムに揺られている気分になります。
引用:絵本ナビ
まとめ
- 入眠前の儀式として絵本の読み聞かせは有効
- 寝る前の読み聞かせはゆっくり小さめの声で読むのがコツ
- 夜や寝ることがテーマの絵本がおすすめ
寝かしつけがうまくできればその分、親も自分の時間ができてストレスの少ない生活ができます。
絵本での寝かしつけによって就寝前の習慣をつけることができれば、子供は眠ることが楽しみになってくれるかもしれませんし、言語能力やコミュニケーション能力が発達することも考えられます。
親としては、子供が眠る前に「いい1日だった」と思えるように努めたいところですね。