育児をしているママにとって、抱っこ紐はなくてはならないアイテムですよね。しかし残念ながら、その抱っこ紐から赤ちゃんが転落してケガをしてしまうという事故がよく起こっています。
では、安全に赤ちゃんを抱っこできるはずの抱っこ紐で、なぜそのような事故がおこってしまうのか、そしてそのような事故を防ぐポイントはないのかを見ていきたいと思います。
またみなさんの体験談もご紹介していきますので、自分が抱っこ紐を使うときにその体験談が当てはまっていないか、今後抱っこ紐を使うときに配慮できるところはないのかなども、注目してみてください。
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抱っこ紐を使い始める時期は?
抱っこ紐は、何か月~何歳までと使用期間は厳密には決まっていません。製品によって条件が異なります。では各製品の取扱説明書に記載されている、主な条件をみていきましょう。
- 新生児から、または首座りからの使用開始
- 体重
- 月齢
使用開始に関しては月齢や体重の目安がありますが、使い終わりの時期は「重たくて抱っこできなくなったから」や「抱っこを嫌がって抱っこ紐に入ってくれなくなったから」「下の子を妊娠したから」など、家庭によってタイミングはさまざまです。
赤ちゃんが抱っこ紐の中で暴れることで転落の危険性は高まりますので、無理のない期間で使用できるといいですね。
転落を防ぐためのおさえておきたい4つのポイント
ではどのような点に気を付けて抱っこ紐からの転落を防げばいいのでしょうか。抱っこ紐の使用上の注意点や日頃のメンテナンスなど、おさえておきたいポイントをご紹介しましょう。
取扱説明書をしっかりチェック
同じメーカーや似たような形のものだと、「何となく使い方はわかっているから困ったときにだけ読めばいいか」となってしまいがちですが、製品によって細かな違いがありますので、しっかり取扱説明書を読んでから使い始めるようにしましょう。
またお下がりでもらったりフリマアプリで購入したりすると、取扱説明書が付属していない場合があります。そのときには「製品名+取扱説明書」などでキーワード検索をしてみるといいですね。
バックルの留め忘れに注意
バックルを留め忘れていると、赤ちゃんが大きく動いたり抱っこ紐をしている人のちょっとした動作で、スルッと肩から肩紐が落ちて赤ちゃんの転落に繋がってしまいます。特に、赤ちゃんを抱っこ紐に入れたときや椅子から立ち上がるときにはバックルが留まっているかをしっかり確認しましょう。
ベルトの緩みを確認
ベルトが緩んでいると、隙間から赤ちゃんが転落してしまう可能性があります。なんと、こんな体験談がありました。
背の高い夫が抱っこ紐を使用したとき、少ししゃがんだ際に、脇のところから落下。使い方というより、一瞬前かがみになったのが原因だと思われます。特に怪我もなかったですし、大丈夫だったのですが。、、、でもこれが事故というものですよね。想像できなかったので落下でした。
引用:PR TIMES
ベルトの緩み、前かがみの体勢など転落しやすい要因が重なっての事故ですが、他人事とは思えない事例です。赤ちゃんが苦しくない程度のきつさで、しっかりベルトを締めて抱っこ紐を使用しましょう。
定期的な商品メンテナンス
抱っこ紐を使う前や使って片付けるときなどに、一度壊れているところがないか確認しましょう。
抱っこ紐の追加購入を検討している方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
ポイントを動画でおさらいしたい方は、こちらをどうぞ。
もし、自分一人では安全に使えているか不安な場合は、パパやママ友など身近な人と一緒に確認すると安心ですね。
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体験談
- 子供の3か月検診で手続きをして何も考えずにかがんだときに、ズルッと頭から落下しそうになった。子供が泣いたのと、私もハッと気づいたので、事なきを得た。
- 子どもが被っていた帽子を落としてしまい、拾おうとかがんだ時に落下しそうになって慌てて抱きしめましたが商品棚の角に頭を少し打ってしまいました。
- 靴を履こうと上体を前に倒した時に落ちそうになりました。とてもびっくりしました。
- おんぶしようとしたときに横から子供が落ちかけてヒヤッとしました。
- 車から降ろし抱っこひもに乗せるときに、抱っこひもを装着して上の隙間からスポッと子どもを入れているのですが、上手く入らなくて落ちそうになったことはあります。
- 初めは色んな所に赤ちゃんの足や手が引っかかることが多く滑り落ちそうになることが多くヒヤリとした。
引用:PR TIMES
赤ちゃんとの何気ない行動の中でも、転落の危険性はたくさん潜んでいます。特に体験談のなかで多かったのが、前かがみの姿勢になったときの転落です。落ちたものを拾ったり靴を履いたりと、改めて思い起こすと、前かがみになる行動は意識せずに日常生活の中でよく行っていますね。
抱っこ紐を着用した状態で下を向くときには、上体を起こしたまま膝を曲げてしゃがむように、心掛けていきましょう。
車での抱っこ紐の着脱が苦手という方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
おすすめの抱っこ紐5選
ベビービョルン
小柄なママの悩みである「ベルトが余ること」に注目し、すっきりまとめられるようになりました。
日本エイテックス サンクマニエルプレール
安心の、SGマーク(消費生活用製品の安全性を認証する任意の制度)付きの抱っこ紐です。
mamaluna らくらく赤ちゃん抱っこ紐
太い肩紐なので、肩や腰の負担を軽減できます。
バディバディ
重さ約80gの抱っこ紐です。大きくなってきて抱っこ紐はあまり使わなくなったけど、外出先で寝てしまったら…というときにバッグに1つこの抱っこ紐があったら安心ですよね。
グレコ
小柄なママでも使いやすいベルトの形状になっています。
まとめ
- 抱っこ紐の使用開始時期は製品によって異なる
- 転落を防ぐためのポイント
- 取扱説明書をしっかりチェック
- バックルの留め忘れに注意
- ベルトの緩みを確認
- 定期的な商品メンテナンス
- おすすめの抱っこ紐5選
- ベビービョルン
- 日本エイテックス サンクマニエルプレール
- mamaluna らくらく赤ちゃん抱っこ紐
- バディバディ
- グレコ
いかがだったでしょうか?子育てをしていると、抱っこ紐は相棒といってもいいほど毎日使いますよね。いつも使っているから大丈夫、とメンテナンスを忘れてしまったり、使っている中で慣れが出てきてしまうものではないでしょうか。
毎日使う物だからこそ、安心安全に使えるよう、この記事を参考にしてみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。