ハンバーグは子どもからおとなまで、好きな食べものとしてあげる人は多いですよね。切ったときに溢れ出す肉汁はたまりません。
授乳中でもハンバーグは食べたくなります。しかし、ハンバーグはひき肉で作られているので脂肪分が多くなっています。授乳中はなるべく脂肪分は控えるようにと言われていますよね。
では、授乳中にハンバーグは食べてはいけないのでしょうか?そこで今回は、授乳中のハンバーグについてをご紹介します。
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授乳中 ハンバーグは控えるべき?
最近あっさりしたおかずに飽きてきました…。肉々しいハンバーグとか食べたいです〜!授乳中にハンバーグは控えないといけないんですか?
授乳中でもハンバーグは控えずに食べて大丈夫です。肉には動物性脂肪が多く含まれていていますが、脂質は体を作るための三大エネルギーのひとつでもあり、適量を摂取する分には問題ありません。
後ほど詳しく説明しますが、脂質は摂取し過ぎると乳腺炎へとつながりますので量には気をつけましょう。市販で販売されているハンバーグは、1人前を150〜200gぐらいで売られているものが多くなっています。
1度の摂取は1人前を目安に食べると食べ過ぎを防げます。また、動物性脂肪は蓄積されやすいので、頻度は1週間に1度程度におさえておきましょう。
・1週間に1度
1回の摂取量
・1人前150〜200g程度
ただ、母乳が詰まりやすいママは少しの脂肪摂取でも乳腺が詰まる可能性があります。自分の体質など把握してから食べるようにしてくださいね。
ハンバーグの栄養
ハンバーグで使われている主なひき肉の種類は3種類で、牛・豚・鶏があります。
ひき肉は脂質が多く摂れます。脂質はエネルギー源だけでなく、ホルモンを構成したり、皮下脂肪として内臓を守り体を冷えから守ってくれます。
脂質が不足すると疲れやすくなったり、抵抗力が低下したりします。産後は特に体力の低下から疲れやすくなっているので、摂取する必要がありますね。
玉ねぎには硫化アリルが含まれています。硫化アリルは、新陳代謝を良くして血液をサラサラにする働きをします。母乳は血液から作られているので、母乳の出を良くしてくれます。
卵からはたんぱく質を摂取できます。たんぱく質は母乳の主成分でもあるので、母乳の質を上げるためにも授乳中は積極的に摂る必要があります。
母乳や赤ちゃんへの影響など注意点3つ
ハンバーグは授乳中でも食べて良い食品ですが、注意してほしい点があります。
①母乳の詰まり
ひき肉で作られているハンバーグには動物性脂肪が多く含まれています。脂肪は適量の摂取なら栄養になりますが、摂り過ぎてしまうと血液をドロドロにする原因になります。
母乳は血液からできているので、血液がドロドロになると血流が悪くなります。母乳の出が悪くなると乳腺に詰まってしまいます。
また、母乳はママが口から摂取した食べものの味が伝わるので、ひき肉に含まれる動物性脂肪を摂り過ぎると母乳の味が脂っぽく変化してしまいます。
脂っぽい母乳の味はまずく、赤ちゃんが飲まなくなり母乳を吸ってくれないと乳腺に母乳が詰まってしまいます。
②生焼けによる食中毒
ハンバーグに使われる豚肉や鶏肉にはサルモネラ菌やカンピロバクターなどが潜伏しています。しっかりと火を通せば死滅しますが、生焼けの状態で食べると食中毒になる恐れがあります。
食中毒になったママの母乳を赤ちゃんが飲んで菌が移行する事はないと言われてるので、母乳を与えるのに問題はありません。
しかし、食中毒症状の下痢や嘔吐を繰り返すと体内の水分が減少してしまいます。約80%が水分でできている母乳へ水分がいかなくなり、母乳が作られず出が悪くなります。
③栄養不足
一般的なハンバーグは玉ねぎ、卵、パン粉などを練って作ります。もちろんハンバーグからも栄養は摂取できますが、野菜などの栄養が摂れません。
ハンバーグを食べ過ぎて他のものが食べられずママが口から栄養を摂取しないと、母乳によって赤ちゃんにも栄養がいきわたりません。ママが栄養不足になると赤ちゃんも栄養不足におちいります。
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ハンバーグを食べるなら・・
授乳中でもハンバーグは食べられますが、より体に良いハンバーグを食べるために工夫をしましょう。
材料に工夫する
ひき肉にはいろんな部位が含まれているので脂も多くなっています。なるべく脂質は摂らない方が良いので、脂質の少ない鶏ひき肉がおすすめです。また、玉ねぎ以外の材料を入れて栄養を摂取しましょう。
作り方に工夫する
ハンバーグを作るポイントが3つあります。
- 玉ねぎは生で使う
- 弱火で焼く
- ソースを選ぶ
①玉ねぎは生で使う
玉ねぎに含まれている硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける働きをしてくれます。しかし、硫化アリルは熱に弱いので加熱しすぎると成分が失われてしまいます。
玉ねぎを生で使い焼く時に加熱される程度にすれば、硫化アリルを活かしてビタミンB1を吸収しやすいハンバーグができます。
②弱火で焼く
ハンバーグの肉汁にも栄養が含まれているので、焼いている最中に肉汁を流れ出してしまうのはもったいないですね。弱火で焼く事で、食べる時に肉汁が溢れ出すハンバーグが焼けます。
- 火を点けない状態のフライパンにハンバーグを置いて弱火で火を点ける
- 焼いている下面半分が白くなってきたらひっくり返す
- 弱火で10分ぐらい焼く
- 串で刺して透明の肉汁が出たら焼きあがり(赤い肉汁が出てくる時は生焼けの場合があるのでもう少し焼く)
③ソースを選ぶ
ハンバーグを食べる時にはいろんなソースをかけて食べます。種類によっては糖質が多いものがあります。照り焼きソースには糖質が多く、100gで約30gです。デミグラスソースが100gで約5g、おろしポン酢は100gで約6gになります。
糖質も摂取し過ぎると血液がドロドロになり母乳の出を悪くするので、ハンバーグを食べる時のソースは照り焼きソースは避けた方が安心です。
食べ方に工夫する
栄養があまり摂れていないと感じたら副菜などでバランスを整えましょう。生野菜は体が冷えて血行を悪くし、血液からできている母乳の出を悪くします。野菜を摂るなら温野菜がおすすめです。
シリコンスチーマーで簡単 温野菜サラダ by Mitsuki_kh
次の日には、野菜たっぷりのお鍋を食べると足りない分の栄養も補なえますね。
おすすめハンバーグレシピ
ハンバーグを作る時には食材をプラスして、たくさんの栄養を摂りましょう。
おから野菜ハンバーグ
おからと豆乳が入るからたんぱく質が摂れるわよ。授乳中はたんぱく質を摂らないと良質な母乳が作れないからね。野菜も加熱すると量が減るから、たくさん食べられるよね。
引用:cookpad.com
◎材料(6個分)
・鶏ひき肉…200g
・おから…100g
・豆乳…50cc
・玉ねぎ…100g
・人参…30g
・ピーマン…1個
・まいたけ…1/2パック
・●出汁…50cc
・●砂糖…小さじ1
・●醤油…大さじ1/2
・●おろし生姜…小さじ1
・ゴマ油…小さじ1
・○出汁…100cc
・○醤油…大さじ1
・○お酒…大さじ1
・○みりん…大さじ1
・○砂糖…小さじ1
・生姜…1かけ
・片栗粉…小さじ1
・水…大さじ1
■大根おろし
■きぬさや
→詳しい作り方はコチラから
おからと野菜のハンバーグ by ♡すずちゃん♡
根菜豆腐ハンバーグ
豆腐を入れるとボリュームも出るし、たんぱく質も摂れるわね。根菜類は体を温めてくれるから、血行を良くして血液からできている母乳の出を良くしてくれるのよ。
引用:cookpad.com
◎材料(3人分)
・鶏ひき肉…200g
・お豆腐…1丁(200g)
・ごぼう…1/4本
・人参…1/4本
・玉ねぎ…1/4個
・蓮根(すりおろし)…小2節
・生姜(すりおろし)…1片
・★片栗粉…大さじ5
・★お塩…小さじ1/2強
・★ブラックペッパー…たっぷり
→詳しい作り方はコチラから
簡単♪お豆腐と根菜の鶏ひき肉ハンバーグ by ちこび。
煮込み鯖ハンバーグ
お肉は使わないで鯖の缶詰で作るハンバーグなの。缶詰には鯖が丸ごと入ってるから、カルシウムやDHA、EPAが摂れるのよ。授乳中はカルシウム不足になりがちだから食事からたくさん摂るようにしてね。
引用:cookpad.com
◎材料
・鯖の水煮缶…1缶
・豆腐…150g
・玉ねぎ…1/4個
・おからパウダー…大さじ2
・片栗粉…大さじ1
・油…適量
・オリーブオイル…適量
・しめじ…お好み量
・ウスターソース…大さじ2
・ケチャップ…大さじ2
・コンソメ…小さじ1
・水…100cc
・パルメザンチーズ…適量
・パセリ…適量
→詳しい作り方はコチラから
煮込みさばーぐ by アカ子
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全国宅配もできるウェルネスダイニングはこちら↓から!
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まとめ
- 授乳中でもハンバーグは食べて良い
- 食べ過ぎると動物性脂肪の摂り過ぎになるので気をつける
- ハンバーグの摂取量目安は1週間に1度1人前の150〜200g程度
- ハンバーグを食べる前に自分の体質を把握しておく
- ハンバーグを食べる時は母乳の詰まり、生焼けによる食中毒、栄養不足に注意する
- ハンバーグを食べる時には材料、作り方、食べ方に工夫する
- 授乳中はいろんな食材を入れて栄養が摂れるハンバーグがおすすめ
ハンバーグはおいしいですよね。そう思うのは、授乳中でも変わらないです。なのに、授乳中はなるべく控えた方が良い食べものと言われています。
ただそれは体質や量の問題で、全てのママに当てはまるわけではありません。母乳が詰まりにくかったり、食べ過ぎなければハンバーグは食べても良いのです。
おいしいものを食べると幸せになります。ママが幸せになるとホルモンの分泌が活発になるので、母乳の出を良くしてくれます。そして、母乳をたくさん飲んだ赤ちゃんも幸せになれますよね。
ハンバーグを食べてみんなで幸せを感じちゃいましょう。
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