子供が熱を出したとき、親である私達がまず心配するのは「風邪なのかインフルエンザなのか」じゃありませんか?
でも実はその違いってあまりよく分ってなかったり・・・。
インフルエンザだと気付かず放置して重症化したとか、家族全員にうつっちゃったとか、風邪との違いを知らないと、大惨事を引き起こす可能性がありますよね。
そこで、毎年慌てずに判断できるように、風邪とインフルエンザの違いを記事にまとめてみました。
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風邪とインフルエンザの症状の違いを一目で説明
先に結論を。
風邪とインフルエンザの違いを一目で判断できるよう、表にまとめてみたのがこちらです。
子供が風邪をひいている場合は、のどの痛みや鼻みず、咳などがだらだらと続きます。全身に広がる症状というのはあまりありませんし、熱も38度前後になることが多いです。
一方で、子供がインフルエンザになった場合は突然高熱が出ます。
これは、インフルエンザのウイルスに潜伏期間があるからで、咳や鼻水が急激に出るようになります。
これって、私達大人だとすぐに分かるんですよね。関節痛とか筋肉痛、寒気の感じ方が普段の風邪とは全然違いますから。
でもそれって子供は分からない。うちの子供がインフルエンザにかかった時も、ただ辛そうにするだけで症状を話してはくれないので、大人が判断するしかないんです。
ということで、この表に書いてあることはしっかり覚えておきたいですね。
検査・診断方法
子供がインフルエンザかな?と思っても、まだ早とちりしてはいけません。診断はプロであるお医者さんに任せましょう。
インフルエンザの検査方法は数種類ありますが、よく使われるのは鼻からでてくる液を拭き取って調べる方法です。
この方法だと大体10分程度で分かるため、お手軽です。
予防方法
パパママの予防接種
子供のインフルエンザ感染経路のほとんどは、パパとママからです。つまり、この対策が最も有効ということになりますね。
うちもインフルエンザの時期は必ず夫婦で予防接種に行っています。(独身時代はほとんど行かなかったけれど)
病院によっては「予防接種の家族割」のような制度を用意しているところもあるので、有効活用できたらいいですね♪
余談ですが、北欧では「マイナス一歳からの予防」という取り組みがあるようです。インフルエンザではなく歯の話なんですけどね。
虫歯菌は高い確率でパパママからうつるので、妊娠が分かった段階で両親は虫歯治療に行くようです。
また、なんとインフルエンザよりも強い感染力を持ち (インフルエンザの7倍とか!)、子供の80%が5歳までにかかるといわれている水疱瘡(みずぼうそう)。この病気についても、子供がいる親ならちゃんと知っておきたいところです。
↓こちらで記事にしていますのでどうぞ。
うがい・手洗い・洗顔
家に帰ってきたらまずは石鹸でうがい手洗いをしてください。うがいと手洗いは多くの感染症を予防することができます。
あまり知られていませんが、洗顔も効果的です。どんなに手を洗っていても、顔に付いたウイルスをその手で触っては何の意味もありませんからね。
温湿度のコントロールと換気
理想的な温湿度は18~22度、湿度は55~65%と言われています。温度はエアコンで、湿度は加湿器で調整しましょう。
加湿器が無い場合は、室内に洗濯物を干すだけでも効果があります。
私が学生時代、部活の合宿で徹底されていたのは、「タオルは室内に広げて干すこと」と「浴槽にお湯をためてドアを開け放しておくこと」でした。
どちらも湿度調整のためだったんですね。
時々、窓を開けて空気を入れ替えましょう。水と同じで、空気も放置すれば汚れます。寒いのは少し嫌かもしれませんが、こまめに換気しましょうね。
”子供の外出”を避ける
パパママが予防していても、他の人からウイルスを貰ってしまう可能性がありますよね。特にデパートや電車など、人がたくさん集まる場所には保菌者がたくさんいます。
保菌者とは、感染症の病原体を体内に保有しているが発病せず、感染源となり得る者
引用:goo辞書
この時期に子供を連れて外に出るのは控えたほうがいいかもしれません。でも、そうもいかない事って多々ありますよね…
そんな時は、なるべく混雑しない時間帯を選びましょう。
- パパママの予防接種
- うがい・手洗い・洗顔
- 温湿度のコントロールと換気
- ”子供の外出”を避ける
子供のインフルエンザ Q&A
予防接種は受けると危険?
予防接種って、ワクチンとして結局はインフルエンザウイルスを体内に入れるんですよね…
それって危険では?と思ってませんか?
大丈夫です。インフルエンワクチンは、不活化ワクチンといってウイルスの毒性を完全に無くし、免疫をつくるのに必要な部分だけを使ってできています。
また、5歳未満といった小さい子供こそ重症化する可能性が高いので、なるべく受けた方がいいでしょう。
受ける時期は?
インフルエンザが最も流行する時期はいつだか知っていますか?
正解は12月~2月です。そして、予防接種の効果は約半年とされています。
最近は流行が早まっている傾向があるので、10月中には1回目を受けた方が良いといえるでしょう。
というのも、毎年ワクチンが不足します。製薬業界も、どの型のインフルエンザが流行するかわからないので、早い時期にたくさん生産したりはしないからです。ワクチンが無くなる前の秋口には受けるといいかもしれませんね。
1回目は10月と言いましたが、「2回目を打つ必要があるの?」と思われた方もいるはずです。
色々な意見がありますが、子供の場合は2回受けた方が良いと思っています。免疫は、ワクチンをどれだけ打ったかで決まります。つまり、毎年予防接種をしている大人なら1回でもいいことになります。
しかし、子供は生まれてからの年数が少ないので、大人よりも免疫が低いんです。そこで、1シーズンに2回打つことで効果を高める必要があるんですね。
1回目から3週間以上空けると効果的なので、11月中に2回目の予防接種をするといいでしょう。
Q 子供が予防接種は受けるのは危険?
A 5歳以下の子供でも問題ありません。
Q 受け継時期は?
A 1回目を10月中、2回目はを11月中に受けてください。
1回目と2回目の間を3週間空けると効果的です。
まとめ
- 風邪とインフルエンザの症状の違い
- 検査・診断方法は、鼻からでてくる液を拭き取って調べる方法が一般的。
- 予防方法は、
- パパママの予防接種
- うがい・手洗い・洗顔
- 温湿度のコントロールと換気
- ”子供の外出”を避ける
- 子供のインフルエンザ Q&A
- Q 子供が予防接種は受けるのは危険? → A 5歳以下の子供でも問題ありません。
- Q 受け継時期は? → A 1回目を10月中、2回目はを11月中に受けてください。1回目と2回目の間を3週間空けると効果的です。
子供に異変が起こった時に、最初の判断をするのは私たち親なんです!
「我が家のお医者さんは私!」のつもりで、子供の体調には目を光らせましょうね。
最後までご覧いただきありがとうございました。