「赤ちゃんが産まれたら準備するものリスト」の中に載っているであろうアイテムの1つが、チャイルドシートです。赤ちゃんが退院してくるときや検診のときには無いと困りますよね。
しかし、このチャイルドシートを購入するのは、大きな出費ですよね。実は無料でチャイルドシートをレンタルできるシステムがあるのです。
そこで今回の記事では、どうやってチャイルドシートの無料レンタルができるのか、また無料レンタルをする前に知っておきたいポイントもあわせてご紹介していきたいと思います。
もうすぐ赤ちゃんが産まれるという方や、チャイルドシートを購入しようか迷っている方は特に必見です。ぜひ、最後までお付き合いください。
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チャイルドシートをレンタルするメリット
じゃあ、まずはチャイルドシートをレンタルするメリットを見ていきましょう。
①使いたいタイミングで使える
普段子どもと一緒に車に乗る回数が少ない方は、チャイルドシートを購入するよりも「ココ!」というポイントでレンタルすることをおすすめします。使いたいときにだけ使えるレンタルは、チャイルドシートの保管場所や定期的な手入れの心配がありません。
②費用が抑えられる
新生児から使用できるチャイルドシートを購入するとなると、約3〜5万円かかります。この費用が抑えられるというのは、かなり節約になりますよね。
③子どもの成長に合わせたチャイルドシートを使える
チャイルドシートは子どもの月齢や身長・体重に合わせて、固定の仕方やシートのタイプを変えていきます。子どもの成長に合わせて何回も購入し直すというのは難しいですが、レンタルならばそのときの体型や成長段階に合わせたチャイルドシートを使用できます。
チャイルドシートの着用義務
- 幼児(6歳未満の子ども)はチャイルドシートの着用が義務付けられている
- 一般的にシートベルトは身長140cm以上が適合身長とされている
- 6歳以上であっても、場合によってはチャイルドシートが必要なことがある
年齢に注目するのではなく、大人用のシートベルトを安全に使用できる体型になるまでは、チャイルドシートを使い、お子様が安全に乗車できるよう見守っていきたいですね。
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チャイルドシートの無料レンタル方法
レンタルできる条件
- 住んでいる地域に交通安全協会が存在していること
- 「交通安全協会」に加入していること
- レンタルに空きがあること
交通安全協会の加入が普段の生活に大きく関わるわけではないので、加入しない方も多く見られますが、チャイルドシートをレンタルするには、交通安全協会の加入が必須です。また、一部地域によっては、交通安全協会がない場所もあります。まずはお住まいの地域に交通安全協会が存在しているかを確認しましょう。
交通安全協会とは?
交通安全協会(こうつうあんぜんきょうかい)とは、道路交通の安全を目的とする日本の非営利法人である。全国組織として一般財団法人全日本交通安全協会がある。
また都道府県単位で公益財団法人、一般財団法人、一般社団法人などの交通安全協会が設置されていて、全日本交通安全協会の理事、監事、評議員の大多数を占めている[1]。さらに警察署単位でも地域単位の交通安全協会があるが、これらはごく一部を除き権利能力なき社団(任意団体)となっている。警察署単位の地域交通安全協会はかつては都道府県単位の交通安全協会の支部だったことが多いが、現在はほとんどが任意団体として形式上は独立している。
引用:wikipedia
レンタルの方法
- お住まいの地域の警察署に問い合わせる
(ただし有料の場合もあり)
全ての交通安全協会が無料でレンタルを行っているわけではなく、有料だったりレンタル自体を行っていなかったりする場合があります。
その他各自治体の子育て支援制度
- 無償貸し出し
- 購入費の一部補助
- 不要になったチャイルドシートの回収および譲渡
自治体によっては、これらの支援を行っていないところもあります。
また、無償貸出しできる台数に制限があったり、購入費の一部補助に関しては、自治体ごとに補助金の上限があったりと制約を設けている場合がありますから、お住まいの地域がどのような支援をしているか確認が必要です。
こちらは、埼玉県川口市の子育て支援の内容です。
1 対象となる方(次のすべてに該当するかた)
ア 申請及び交付請求時に乳児・保護者ともに市内に住所を有するかた
イ 1歳未満の乳児の保護者
ウ 対象品目をレンタルもしくは購入及び母乳育児支援を利用したかた
エ 出生日による保護者(申請者及びその配偶者の合算)の市民税所得割課税額174,000円未満の方。ただし、第3子以降の対象乳児については、市民税所得割課税額の制限は適用されません。2 支給の限度額
乳児おひとりにつき10,000円まで
第3子以降の対象乳児については、乳児おひとりにつき20,000円まで
(注意)限度額まで複数の品目の支給が受けられます。3 支給対象となる品目
- ベビーベッド、ベビー布団
- ベビーゲート、ベビーサークル
- 抱っこ紐
- ベビーチェア
- ベビーカー
- チャイルドシート
- 子ども乗せ自転車
- おむつ、おむつカバー、おしりふき
- ミルク、哺乳瓶、搾乳器
- ベビーフード
- ベビーウェア
- ベビーバス
- 助産師による乳房マッサージ及び母乳の与え方の指導(1回あたり上限2,000円)
おもちゃの貸し出し
チャイルドシートの他にもおもちゃの貸出しを行っている自治体もあります。1週間程度を貸出しの期間としているところが多いですが、おもちゃの収納に悩むご家庭は多いと思うので、こんなサービスを活用してみてもいいですよね。
レンタルの前におさえておきたいポイント4つ
①子どもの年齢・体重・身長
チャイルドシートは大きく分けて3つに分類されます。
- ベビーシート :0歳〜1歳、約10kgまで
- チャイルドシート:4歳まで、約18kgまで
- ジュニアシート :11歳まで、約36kg
まずは子どもがどのタイプに当てはまるのかを確認しましょう。また子どもによっては成長の早さが異なるので、事前にレンタルしたい会社や自治体に相談し、ぴったり合ったチャイルドシートが使用できるようにしたいですね。
②チャイルドシートの各機能
チャイルドシートの種類によっては、安全性の他に、乗り心地が快適だったり、パパやママが乗せやすい設計がされていたりと、さまざまな機能性があります。どの機能性を重視したいかをリサーチしておくと、チャイルドシート選びがスムーズですね。
③車種とチャイルドシートが適合するか
チャイルドシートは車に固定するものなので、選んだチャイルドシートが乗車予定の車に安全に固定できるかを確認しましょう。
特にISOFIX(アイソフィックス)は車の一部に差し込む固定方法なので、もしISOFIXのチャイルドシートを使用したい場合は、車がISOFIX対応タイプかを確認してからレンタルの予約してくださいね。
④チャイルドシートがどのくらいの日数で到着するか
チャイルドシートを申込みしてから、何日後に到着するのかを確認して選びましょう。
- 年末年始
- ゴールデンウィーク
- お盆
まとめ
- チャイルドシートをレンタルするメリット
- 使いたいタイミングで使える
- 購入費用を抑えられる
- 子どもの成長に合わせたチャイルドシートを使える
- レンタル方法
- 交通安全協会
- 各自治体の子育て支援
- レンタルする前におさえておきたいポイント
- 子どもの年齢・身長・体重
- チャイルドシートの機能性
- 車種とチャイルドシートが適合するか
- チャイルドシートがどのくらいの日数で到着するか
我が家がチャイルドシートを購入したときは、狙っているメーカーのセールをリサーチしたり、祖父母からの出産祝いを使わせてもらったりと、手間やお金をかけてやっと購入したという感じでした。
しかし簡単な手続きで無料レンタルできるのであれば、そのシステムを上手く使わない手はないですよね。帰省先のおじいちゃんおばあちゃんと車でドライブ!なんてときには、もってこいでしょう。
最近では、購入するのが当たり前ではなく、レンタルしたり不用品を活用したりと状況によってうまく使い回す時代になってきているように感じます。衛生面など気になる点はしっかりと確認した上で、楽しく育児をするお供の1つに、チャイルドシートのレンタルを入れてみてはいかかでしょうか?