普段から”ありがとう”ってちゃんと言葉にして伝えていますか?いざ感謝の言葉を口にすると、ちょっと照れくさかったりして躊躇(ちゅうちょ)しちゃいますよね。
パパやママができていなかったら、子どもができるはずもないですよね。でも、どうやって教えれば子どもの心に響くのでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、絵本の読み聞かせです。今回は、自然と「ありがとう」が言える子になるような絵本を紹介していきます。
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おすすめ絵本5選
おすすめ①こぐまちゃん ありがとう(わかやま けん)
おすすめ②ありがとうのえほん(作:フランソワーズ・セニョーボ/訳:なかがわ ちひろ)
おすすめ③ありがとうともだち(内田 麟太郎)
おすすめ④ありがとう(川端 誠)
おすすめ⑤ノンタンでかでかありがとう(キヨノ サチコ)
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『ありがとう』と『有難う』のちがい
ありがとうをふだん使うときには、感謝の気持ちを伝える言葉として使うことが多いですよね。
ひらがなの「ありがとう」と漢字の「有難う」がありますが、この2つにちがいはありません。ひらがなは、ただ単に漢字をひらがな表記しただけなんです。
でも、漢字で「有難う」と書けば言葉の意味がわかりやすくなります。
ということは、滅多にないことという意味になりますね。
元をたどると有難うという言葉は、神さまや仏さまを褒めたたえて賞賛(しょうさん)する言葉として使われていたんです。
そんな奇跡が起こったときに言う言葉こそ、本来の「ありがとう(有難う)」なんです。有難うと言って、神さまを讃(たた)える言葉だったんですね。
そして、ありがとうを人に対しても使うようになったのは、室町時代が最初だと言われています。
ありがとうが言える子に育てたい!
親の姿を見せる
子どもは、パパやママがやること、言ったことを良く見たり聞いたりしていますよね。普段、生活している中でパパやママがどんなときに、ありがとうを言っているのかを見て聞いて記憶しています。
心地よさを体感させる
人からありがとうと言われると、心地よくなりますよね。子どもにも、その心地よさを体感させましょう。
また、ありがとうを言われる場面を作ってあげるのもいいですね。簡単なお手伝いをお願いしたり、お友達におもちゃを貸してあげるなど。人にありがとうと言われる状況を作ってあげましょう。
うれしい気持ちを伝える
ママが子どもに何かしてあげたときに「ありがとう」と言われたら、「○○ちゃんにありがとうを言ってもらえるとママとっても嬉しいな〜♪」と言葉にして、うれしさを伝えてください。
感謝の気持ちと共に、思いやりや優しさも育(はぐく)まれますね。
ありがとうの強要はNG
「ありがとうは?」とパパやママが子どもに強要するのはNGです。パパやママに促(うなが)されなければ言えなかったり、口で言うだけで心からの感謝を感じないと無理強(じ)いされたと感じて、反発心が芽ばえてしまうこともありますね。
湧(わ)き上がる気持ちを育む
ありがとうを言っても心がこもっていなければ、相手には伝わりませんよね。大切な事は、ありがとうの言葉と一緒に、なんにでも感謝の心を持てる気持ちを育むことですね。
こちらに「思いやり」のある子に育ってほしいパパやママにおすすめの記事があるので読んでみてくださいね。
まとめ
- おすすめ絵本5選
- こぐまちゃん ありがとう(わかやま けん)
- ありがとうのえほん(作:フランソワーズ・セニョーボ/訳:なかがわ ちひろ)
- ありがとうともだち(内田 麟太郎)
- ありがとう(川端 誠)
- ノンタンでかでかありがとう(キヨノ サチコ)
- ありがとうと有難うの意味にちがいはない
- 有難うは昔、神さまに対してしか使っていなかった
- ありがとうを言える子に育てるには親が導いてあげる
ありがとうって便利な言葉ですよね。感謝のきもちを、たった5文字で伝えることができます。だからこそ、言うときには気持ちを込めて言わないと意味がないですね。
子どもに「感謝のきもちを伝えよう」と言っても、なかなか難しいものです。なので、絵本を通して教えてあげるのはとても良いことですよね。
ありがとうが言える子は、ありがとうを言われる子にもなれます。日頃から、家族で意識して「ありがとう」の気持ちを言葉にしていきましょう。
このあいだね、息子を保育園に迎えに行ったら、おともだちからお菓子をもらってたのね。なのにうちの子、なんのお礼も言わなかったの!ちょっとショックだったなぁ…。