最近ではインターナショナルスクールや英会話教室など、日本でもこどもの英語教育に対する意識が高まってきています。
2020年には「教育改革」として小学校3年生から英語の授業が加わりますから、赤ちゃんのうちから何か始めた方がいいのでは・・・と考えているパパママも多いはず。
実は今、英語の絵本が「効果絶大」ということで大人気なんです。今回は、絵本が英語学習におすすめの理由と、年齢別のおすすめ絵本についてご紹介していきます。
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英語教育はいつから始めるべき?
英語教育は0才(生後6ヶ月ころ)から始めるべし
小さいうちから英語に慣れさせることで、こどもの耳は「英語耳」になります。英語耳になれば、英語の発音を認識できるようになります。
例えば、日本人にとって「L」と「R」の発音の区別は難しいですよね。どちらも日本語にすると「らりるれろ」だからです。
大人になってから訓練しても「L」と「R」を聞き分けられるようになるのは難しいですが、赤ちゃんのうちから英語に触れていれば、簡単に区別できるようになります。
ワシントン大学の研究では、「L」と「R」の音の区別は生後10ヶ月~1才くらいまでに学ぶという結果が出ています。これを踏まえると、英語学習は生後6~8ヶ月あたりから始めるといいでしょう。
絵本がおすすめの理由5つ
- インプット、アウトプットを行う(知識を取り入れる、取り入れた知識を使う)
- 毎日継続する
- 日本語教育もないがしろにしない
理由① 単語や文法を学ぶことができる
絵本なら、単語や文法を一緒に学ぶことができます。また、学校の教科書では教えてくれないような、ネイティブの英語表現を知ることができるのです。
例えば、「美味しい」という単語。教科書で学べる単語は「delicious(デリシャス)」ですが、絵本に出てくるのは「yummy(ヤミー)」です。
yummyはこどもが使う単語(いわゆる赤ちゃん言葉のようなもの)で、実際にネイティブが使っている単語です。絵本では、このような「生きた表現」も学べるのです。
理由② 視覚・聴覚の両面から英語を理解できる
単語を学ぶだけでなく、「絵を見てその英単語のイメージをつくる」ということも非常に大切です。
最近の英語絵本はCD付きのものがたくさんありますので、CDを使えば音声で英語を聞き取る練習もできます。
絵本なら、絵を見てその英語のイメージを理解し、その英語のスペル(英単語のつづり)も覚えることができ、専用のCDを使えば正しい発音の英語を習得できるのです。
CDで正しい音を理解したら、絵本を見ながら一緒に声に出してみましょう。楽しくインプット(知識を入れる)とアウトプット(知識を使ってみる)を実践できますよ。
理由③ いろいろな国の文化や考え方が学べる
日本だけでなくいろいろな国の文化に触れることができるのも、絵本教育のメリットです。
例えば、日本には「ハグ(抱きしめること)」する文化がありませんが、海外の絵本を見ることで日本と違う文化や習慣を知ることができます。
また、登場するキャラクターの発言や行動からも「考え方」を学ぶことができ、英語が分かるようになるだけでなく、「多文化を受け入れることができる」こどもに成長します。
理由④ 毎日の習慣にすることができる
英語教育で大切なこと、それは「毎日続けること」です。絵本であれば、昼間のお遊びの時間や、夜寝る前などに、楽しく毎日続けることができます。
例えば、赤ちゃんの夜泣きがひどいときに、お乳で無く絵本で寝かしつける、という手もありますよ。
英語学習は、子供が楽しく取り組めないと続きません。何種類か英語の絵本を用意しておいて、飽きさせない工夫をすることも大切ですよ。
理由⑤ 日本語と英語、合わせて学べる
英語ばかり勉強していて、日本語がおろそかになってしまった・・・これでは意味がありません。日本で生活する以上、きちんと日本語も学ぶ必要があります。
英語版、日本語版が両方出版されている(または両方学ぶことができる仕組みになっている)絵本もありますので、英語だけでなく、日本語も合わせて学ぶことができます。
また、同じストーリーのものを英語、日本語、両方から学ぶことによって、ストーリーの理解度も高まりますよ。
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【年齢別】おすすめ絵本5選
0~1才
この時期の絵本は、色がカラフルではっきりしているものがおすすめです。文字は少なめの方が読みやすいですよ。
1.WEE SING & LEARN ABC
2.Huggy Kissy
3.PHILLY JOE GIRAFFE JUNGLE JAZZ
4.BABY HAPPY BABY SAD
5.WEE SING & LEARN COLORS
2~3才
2~3才の頃は、簡単な文章を学べる絵本を選ぶと良いでしょう。
1.EXCUSE ME!
2.WHERE’S SPOT?
3.LITTLE BLUE AND LITTLE YELLOW
4.WEE SING MOTHER GOOSE
5.BROWN BEAR,BROWN BEAR
4~5才
この頃になると、少し長めの文章も理解できるようになっている事でしょう。2~3才の時よりも読みごたえのある絵本がおすすめです。
1.BUSTER’S BIRTHDAY
2.VERY HUNGRY CATERPILLAR
3.I LIKE IT WHEN…
4.GOODNIGHT MOON
5.GO AWAY,BIG GREEN MONSTER!
6才以上
6才になる頃には、一つのストーリーを英語で読めるようになっているでしょう。
1.The Little Prince
2.MY FATHER’S DRAGON
3.SWIMMY
4.My First Disney Classics Bedtime Storybook
5.COLOR OF HIS OWN
読まなくなった絵本はどうしたらいい?
たくさん絵本を買ったけど、大きくなって小さい頃の絵本は読まなくなってしまった・・・そんなときは、ただ捨てるのではなく、必要な人に役立ててもらいましょう。
リサイクル
セカンドライフでは、使わなくなった絵本を引き取ってくれます。引き取られた絵本は、国内外問わず絵本が必要な方のところに寄付されます。
送料などは全て負担してくれますので、こちらはただ段ボールにつめて、ホームページから集荷依頼をすれば良い、というのもお手軽で良いですね。
捨てるのは何だか忍びないですが、リサイクルという形で人の役に立てるのはとても嬉しい事ですね。絵本だけでなく、ぬいぐるみや文房具なども引き取ってくれますよ。
ブックオフ
みなさんご存じのブックオフでは、いらなくなった本を1冊から買い取ってくれます。近くに店舗が無い方も、WEB買い取りから査定依頼をすることができますよ。
少しでも家計の足しにしたい、というときに大活躍のサービスです。価格がつかない場合は、お店側で処分もしてくれます。
寄付
リサイクルと同じように、経済的な理由で絵本を買えないご家庭や、絵本を必要としている施設などに寄付をすることができます。
絵本寄付書店では、いらなくなった絵本を集めて寄付する活動を行っています。こちらの場合は状態の悪い絵本は寄付できなかったり、送料はこちら負担だったりと条件がありますので、送る前にホームページを確認しましょう。
まとめ
- こどもの英語教育は、生後6ヶ月~8ヶ月頃から始めるべし
- 絵本は最高の英語教材。できればCD付きの絵本を買おう
- こどもの年齢やレベルに合わせて、最適の絵本を用意してあげよう
- いらなくなった絵本は、捨てずにリサイクル、または買い取ってもらおう
「世界共通語」と言われている英語は、これからの社会でますます必要とされるでしょう。小さいうちから慣れ親しんでいれば、英語の習得も苦じゃありません。
忙しいパパママも一緒になって、英語学習ができるようになるかもしれません。まずは、取り入れやすい絵本から始めてみませんか?