授乳をしようと思うのは、どんな時ですか?赤ちゃんが泣いたから、時間がきたからなど理由は様々ですよね。でも、お腹が空いただろうと思って授乳をしているのに、授乳中に赤ちゃんが泣き出すのはなぜでしょう?
赤ちゃんの気持ちになって考えると、泣いているから何かを訴えたいのはわかりますが、汲み取るのはなかなか難しいですよね。そこで今回は、授乳中に泣く原因や対処法などをご紹介します。
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授乳中に赤ちゃんが泣く原因は?
原因はいろいろあるわよね。
赤ちゃんが授乳中に泣く原因は、ひとつじゃないですよね。まずは、いくつか例を挙げてみましょう。
①うまく吸えない
最初からおっぱいをうまく吸える赤ちゃんはいないですよね。まだ慣れていないと、飲みたいのに飲めない気持ちが空回りして授乳中に泣き出す事があります。
②集中できない
いつもと違う場所で授乳する時やオムツが濡れて気持ち悪い時など、おっぱいを飲むのに集中できない状況だと、赤ちゃんは嫌がって泣き出す事があります。
③眠いけど飲みたい
お腹が空いているから母乳を飲みたいのに、眠くてうまく飲めないと、自分の思い通りにならずに泣き出す事があります。
④お腹が空いていない
授乳の時間を決めていたり回数が多いと、まだお腹が空いていないのに飲まされて飲みたくないと泣き出す事があります。
⑤お腹が苦しい
授乳中に母乳と一緒に空気を飲んでしまい、ゲップが出せずに胃や腸に(ガスとなって)溜まって苦しいと泣き出す事があります。
⑥母乳がまずい
母乳はママが食べたもので味が変わります。いつもとは違う食べものを食べた後に味が変わり、赤ちゃんの好みの味ではないと泣き出す事があります。
⑦おっぱいが出過ぎる
赤ちゃんが吸い付いた時に母乳が出過ぎてしまい、勢いが良いせいで赤ちゃんがむせて苦しくなり泣き出す事があります。
このようにちょっと思い返しただけでも色々と出てきますよね。これらはあくまで一例なので、まずは自分の赤ちゃんが授乳中に泣く時は、どんな状況にある時なのかを考えてみましょう。
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授乳中に泣く赤ちゃんの対処法5つ
授乳中に泣く原因は色々とありますが、きちんと対処すれば赤ちゃんを泣かせないようにできるかもしれません。
①授乳のやり方を見直す
原因①の対処法です。赤ちゃんが母乳を吸いやすくなるように授乳する体勢を変えたり、授乳クッションを使って高さを調整したりしてみましょう。
抱き方を変えると、飲みやすくなりスムーズに授乳する事へとつながります。
②臨機応変に対応する
原因②③④⑦の対処法です。②は気が散って落ち着かないために起こります。外などで授乳する際には授乳ケープなどをして、なるべく落ち着ける環境を作ってあげましょう。
こちらのケープはポンチョ型でかぶるだけなので、準備も楽ちんです。通気性も良く赤ちゃんの肌に優しいコットン素材です。
③④は時間などに工夫をしてあげて、赤ちゃんが飲みたい時に飲ませてあげましょう。⑦は搾乳(さくにゅう)などして母乳の勢いを減らしてから与えてみてください。
③ミルクに替える
原因⑥の対処法です。母乳の味が変わってまずくて飲みたくないなら、ミルクに替えてみましょう。ママが食べたもので母乳の味が変わるのは仕方ありません。
泣くほど嫌がる母乳を無理に飲ませる必要はないので、泣いた時はミルクで代用です。
④ゲップを出す
原因⑤の対処法です。ゲップを出してお腹のガスを抜いてあげましょう。ゲップ出しは授乳後だけではなく、飲んでる最中に苦しそうな時にも出してあげる必要があります。
ただ、ゲップもすぐに出せるわけではなくコツがいりますよね。こちらに上手なゲップの出し方があるのでご覧になってください。
また、ゲップの出やすさは授乳の姿勢にも関係してきます。授乳の姿勢が良いと空気がお腹から出やすくなるので、ゲップを出そうとした時に出しやすくなります。正しい授乳のやり方は後程、ご紹介します。
⑤助産師さんに相談する
原因全てに対しての対処法です。料金が発生して申し込みをする必要はありますが、助産師さんがお家に来て相談にのってくれるサービスがあります。一例として、こちらは横浜市の訪問型母乳相談事業です。
ケアの内容
・産婦の心身の健康管理、生活面の相談及び指導
・乳房手当、乳房トラブルケア(医療行為の必要がないもの)、必要に応じた受診勧奨
・スキンケア
※その他育児に関する相談をすることもできます。
利用対象
市内に住民登録をしている産後4か月未満(利用開始日時点)の母子で、外出が難しい状況にある方のうち、次のいずれかに当てはまる方が対象になります。
(1)母乳育児等の育児不安等があるとき
(2)出産後の身体的・心理的不調など、安定的な養育が困難なとき
(3)家族から十分な支援が受けられず、育児に不安があるとき
引用:横浜市HP
1回の相談(60~90分)で4,000円です。自治体によっても違うので、ご自分の住んでいる地域のHPを確認してみてください。
上手な授乳のやり方
授乳のやり方はいろいろとあります。赤ちゃんの好みもあるのでどれが1番良いとは言えませんが、基本的なやり方をご紹介します。
横抱き
授乳姿勢として思い浮かべる1番一般的な抱き方です。
- ママが上体を起こして座る
- 飲ませる乳房と同じ側の二の腕に赤ちゃんの頭を乗せる
- 腕全体と手で背中とお尻を支える
抱く時に赤ちゃんの首の後ろがママのひじの内側に乗るようにして、赤ちゃんのお腹とママのお腹を近づけると飲ませやすくなります。
縦抱き
赤ちゃんが座ったままの姿勢で飲めるので、吐き戻しが多い赤ちゃんにおすすめです。
- ママが座る
- 赤ちゃんを太ももや骨盤の上に座らせる
- 赤ちゃんの鼻が乳首の高さにくるようにする
一人座りができるようになった赤ちゃんへの授乳の時は、特に便利です。首が座っていない新生児期の赤ちゃんの場合は、頭や腰をしっかり支えれば行えます。
添い乳
体を起こさず横になったまま授乳するので、体への負担が少なくなります。産後、体力が戻らないママの授乳におすすめです。
- ママが横を向いて布団に寝転がる
- 赤ちゃんを横に寝かせる
- 乳首と赤ちゃんの口の位置を合わせる
ママの体と赤ちゃんの体全体が向き合うように、赤ちゃんの背中に丸めたタオルなどを置いて支えると、より安定して授乳ができます。
ただ、添い乳をした状態で眠ってしまうと、赤ちゃんを押しつぶして窒息させる恐れがあります。寝てしまいそうな時は、なるべく体を起こして授乳をしましょう。
最近では、授乳クッションを使っての授乳も一般的になってきましたね。授乳クッションは、授乳中の赤ちゃんの体を支える授乳補助グッズです。
赤ちゃんの体重をクッションが吸収してくれるので、肩や腕、腰などママの体への負担が減らせます。
こちらにクッションを使った授乳のやり方があるのでご覧下さい。
授乳クッションは、吐き戻しなどする恐れがあるので丸洗いできるものがおすすめです。
こちらのクッションは、綿が厚くしっかりしているので授乳が終わってもお昼寝クッションとして使えます。もちろん丸洗い可能なので、毎日使っても清潔な状態を保てます。
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まとめ
- 授乳中に泣く原因は色々ある
- 原因を知るために赤ちゃんをしっかり見るようにする
- 授乳中に泣く原因の対処法を実践してみる
- 自分の赤ちゃんに合った授乳のやり方を見つける
- ひとりで悩まず周りに頼る
赤ちゃんが授乳中に泣いて母乳を飲んでくれなかったら悩みますよね。しゃべれないから何を言いたいのかもわからず、ただただ途方に暮れるばかりです。でも、それはあなただけではありません。どこのママも通る道なのです。
ママが悩んでストレスを感じていると、母乳の出を左右するオキシトシンの分泌が減ってしまいます。オキシトシンは、別名「幸せホルモン」と言われるように、ママが幸せな気持ちになると分泌量が増えるんです。
おっぱいを吸っている赤ちゃんを見られる時期は、あっという間に過ぎてしまいます。泣いている顔じゃなくておいしそうに飲んでくれる顔が見られるように、赤ちゃんとしっかり向き合ってくださいね。
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