出産して、いよいよ子育てのはじまり。赤ちゃんの成長のために毎日母乳は欠かせないものですよね。
はじめての授乳は戸惑うことも多いですよね。そんなとき、授乳中にしこりができて痛いと感じたことはありませんか?
しこりがなかなか取れないと、なにかの病気にかかっているのかな、大丈夫なのかなと思いますよね。
今回は、授乳中に気をつけるべきしこりについて、原因や対処方法などを含めてご紹介します。
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授乳中にしこりができるとは?
おっぱいのしこり。。
閲覧頂き、ありがとうございます。
現在生後40日の男の子を育てている者です。
(母乳とミルク混合)
昨日から、右胸の上部にしこりが出来、今日たくさん吸わせているものの、しこりが取れません。
痛みや熱、白斑は見当たらないのですが
これは乳腺炎、もしくは乳腺炎一歩手前の状態なのでしょうか。。?痛み等は無いものの、ずっと気になってしまいます。
大きさは枝豆の小さな豆2つ分くらいでしょうか。。
お詳しい方、どうぞお知恵をお貸しください。
引用:Yahoo!知恵袋
おっぱいにしこりがあって悩んでいる授乳中のママはたくさんいます。では、原因はどんなものがあるでしょうか。
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授乳中にできるしこりの原因は?
乳房にしこりのできる原因は、以下のものがあります。
- 乳腺繊維線種
乳腺に、良性の腫瘤(しこり)ができる疾患です。10~20代の若い女性に多く見られます。
- 乳腺症
乳腺に、良性の腫瘤(しこり)ができる疾患です。乳腺の病気の中で最も多く、30代~40代によくみられます。
- 乳腺炎
主に授乳期に起こる疾患です。
- 嚢胞
乳管の中に液体がたまり、袋になったものです。
- 乳がん
乳がんは乳腺にできるがんです。40代以上に多くみられます。
授乳中にしこりができる原因として多いのは、乳腺炎です。
急性乳腺炎には、急性うっ滞性乳腺炎と急性化膿性(かのうせい)乳腺炎の2種類があります。
急性うっ滞性乳腺炎・・・
母乳が乳房に溜(た)まって炎症を起こします。初めて授乳する女性に多い病気です。出産後母乳の通り道となる乳管が十分に開いていないことや赤ちゃんが上手に乳を飲めないために母乳が乳腺の中に溜まり、乳房が腫れてしまい、熱や痛みを持つようになります。
急性化膿性乳腺炎・・・
乳頭にできた傷口からの細菌感染によって炎症を起こします。うっ滞性乳腺炎から引き起こされることもあります。
また、生後1カ月以降の乳児に授乳中の母親に発症することも多いです。この時期には、乳児には乳歯が生え始めます。乳歯により母親の乳首に細かな傷ができ、そこから乳児の口腔内の細菌が感染します。
対処方法
赤ちゃんに上手におっぱいを吸ってもらおう
妊娠中に、助産師さんに授乳の仕方について教えてもらうと思いますが、ときどき抱き方をかえてみるとよいでしょう。また、左右交互に授乳することで乳腺炎を防ぐことができます。
はじめての授乳の時には、乳管が開通しておらず、おっぱいが出にくいこともあります。その場合はマッサージをしましょう。
おっぱいをしぼり過ぎない
おっぱいをしぼり過ぎてしまうとだんだんと母乳の分泌量が増えて、溜(た)まり乳になってしまいます。溜まり乳になると乳腺が詰まってしこりができやすく、乳腺炎の原因にもなります。
しぼるときは、乳輪部を押して絞り出すといいようです。
食事に気をつけよう
母乳は血液から作られています。高カロリー・高脂質な食べ物は避けてバランスのよい食事を摂りましょう。
少しずつ冷やすとよい
おっぱいが張りすぎて熱をもってきたり、しこりがあるときなどは、冷やすとだいぶ楽になります。しかし、急激に冷やしてしまうと、母乳が出なくなってしまうこともあるので、ゆっくり冷やすことが大切です。冷却シートを使ったり、保冷剤を使う場合は、タオルを巻いてあてるなど、冷やしすぎに注意しましょう。
清潔を心がけよう
授乳をはじめたては、乳首が傷ついてしまうことがあります。そのままにしておくと、その傷内からバイ菌が入って乳腺炎の原因になってしまうことがあるので、母乳パッドをこまめにかえたり、傷口を洗って清潔に保つように心がけましょう。
まとめ
- 授乳中のしこりの原因は乳腺炎が多い
- 乳腺炎には、うっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎がある
- 乳腺炎の対処には、5つの方法がある
- おっぱいを上手に吸ってもらう
- おっぱいをしぼり過ぎない
- 食事に気をつけよう
- 急に冷やさず少しずつ冷やす
- 清潔を保つ
いかがでしたか。乳腺炎は、新米ママに起こりやすい病気です。新米ママは、初めての子育てだけでも大変ですが、病気にかかってしまうとママの体だけでなく心も弱ってしまいます。
初めてで、戸惑ってしまうことも多いと思いますが、原因や対処方法を知っているだけでも気が楽になると思います。あまり無理しすぎず、心の余裕をもって楽しみながら子育てをしていってくださいね。