プリプリの食感と言ったら「エビ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?好きな魚介類ランキングで1位になるなどエビが好きな人は多いんですよね。
そうなると、エビが好きなママは授乳中でも食べたくなると思います。では、授乳中にエビは控えず食べて良いのでしょうか?
今回は、授乳中のエビ摂取についてを紹介していきます。
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授乳中 エビは控えるべき?
1尾もらおうと思ったんですけど、授乳中だからちょっと心配になり止めておきました…。授乳中にエビって食べても大丈夫なのでしょうか?
親や親族に深刻なアレルギーを持っている人がいないなら、授乳中でもエビは控えず食べても大丈夫です。ただ、エビは消費者庁が表示を義務付けているアレルギー物質である特定原材料7品目の1つになっているので心配になりますよね。
しかし、ママがエビを食べてアレルギー物質が母乳に移行するのは、食べた量に対して約0.5%~1.5%と言われているのでそこまで神経質になる事はありません。むしろ、冷え性のママは積極的に食べた方が良い食べものです。
昔から言われているのが食べものには、体を冷やす食べものと体を温める食べものがあるという事。エビは中国医学によると体を温める食べものになります。
中国医学(ちゅうごくいがく)とは、中国を中心とする東アジアで行われてきた伝統医学である。東洋医学、中医学、中国伝統医学とも呼ばれる。
引用:wikipedia
産後は疲れやすくスタミナを必要としますし、母乳を与えるのに食事もしっかり摂らないといけません。体が冷えると血行不良になり、血液からできている母乳も出づらくなります。
中国医学から見るエビの効力は、体を温めスタミナをつけ、食欲不振を改善してアンチエイジングにも良いとされています。体を温めると血流が良くなるので、血液でできている母乳の出も良くなりますね。
食べる量は特に制限は無く、栄養バランスを考えて食べれば問題ありません。ただ、偏った食生活になるのは良くないので2〜3日に1度エビ料理を1品食べる程度にしておくのが望ましいですね。
また、エビは高たんぱく、低脂肪、低カロリーと授乳中にはありがたい食べものなんです。
エビの栄養
たんぱく質のほかに老化や生活習慣を予防したり、活性酸素から体を守るビタミンEや、カルシウムなどが含まれています。
ビタミンEは血液をサラサラにしたり、血行を良くしてくれる効果があるので母乳の出を良くしてくれます。授乳中は母乳から赤ちゃんに栄養を与えているのでカルシウムも不足します。そのため、積極的に摂る必要のある栄養素です。
厚生労働省は成人女性が1日に摂取するカルシウム目標量を600mgとしています。殻ごと食べられる素干し桜エビは特にカルシウムが多く含まれていて、10gで200mgのカルシウムが摂れる優秀な食材です。
授乳中にも必要なカルシウムが摂れるチーズや牛乳についてはこちらに載っているので読んでみてくださいね。
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母乳や赤ちゃんへの影響と注意点3つ
エビは授乳中でも控えずに食べて良いですが、食べることで起こる影響もあるので知っておいてくださいね。
①赤ちゃんがアレルギーを発症する可能性
先程、少しお話ししましたがエビは特定原材料7品目に含まれています。
ママがアレルゲンの食材を食べ過ぎて母乳からアレルゲンが移行して赤ちゃんがアレルギーになるという事は、今のところ無いとされています。しかし、元々赤ちゃん自身がエビに対してのアレルギーを持っているとアレルギーを発症してしまう場合もあります。
赤ちゃんは内臓が未発達なので、アレルギー物質が入ってきても対処できないため体調を崩してしまうのです。特定原材料に指定されている食材を食べた後の授乳には気をつけましょう。
②食べ過ぎによるプリン体の過剰摂取
エビはプリン体を多く含む食べものです。プリン体は体内で分解されると、尿酸に変化します。プリン体が多く含まれるエビを食べ過ぎて尿酸が増えると、高尿酸血症になり尿酸が結晶化し沈着して関節痛(痛風)になる恐れがあります。
また、高血圧、高脂血症などの病気にもつながります。授乳によって母乳から赤ちゃんへ尿酸が移行する事は無いので直接関係はありませんが、体調が悪いママの母乳は質が落ちて栄養価も下がります。
③生エビを食べて起こる食中毒
輸入されたエビを生で食べるとナグビブリオ中毒になる可能性があります。ナグビブリオは、東南アジアのコレラが流行している地域から輸入されたエビの殻に付着している場合があるためです。
日本では検疫をして危険なものは輸入しないようになっていますが、可能性がゼロとは言いきれません。ナグビブリオは腸の中で増殖して下痢症状を引き起こします。
食中毒による下痢になったとしても、原因となる細菌が母乳を通して赤ちゃんの口に入るという事はありませんが、ママが下痢を繰り返しているとママの体内の水分量が減り、約80%水分でできている母乳の出が悪くなる場合があります。
おすすめエビレシピ
エビとひとくくりにしていますが、種類が多く世界では約3,000種あると言われています。日本で主に流通しているエビも種類によって、最適な調理法があります。
- 桜エビ:パスタ、チャーハン、雑炊、かき揚げ
- バナメイエビ:ピラフ、グラタン、パスタ、しゅうまい
- ブラックタイガー:炒め料理、エビフライ、エビチリ、エビマヨ
- 甘エビ:味噌汁、寿司、刺身
- 伊勢エビ:刺身、殻ごとボイル、殻ごと残味噌汁
- 白エビ:素揚げ、かき揚げ
- オマールエビ:丸ごとボイル、半身グリル、スープ
- 車エビ:刺身、塩焼きぼたんエビ:寿司、刺身、唐揚げ
など
桜エビ雑炊
エビの栄養でも言ったけど、桜エビはカルシウムが豊富なのよね。それに、温かい雑炊を食べれば体も温まって血行が良くなるわよ。血液からできている母乳の出が良くなって赤ちゃんも飲みやすくなるよ。
引用:cookpad.com
◎材料(2人分)
・ご飯…200g
・乾燥桜えび…10g
・☆水…2カップ
・☆酒…大さじ1
・☆塩…少々
・☆醤油…小さじ1
・卵…2個
・万能ブルーネキ…適量
→詳しい作り方はコチラから
驚愕NO.26!総帥の桜えびの雑炊! by プニのふ04
エビ豆乳鍋
エビや豆乳、豆腐が入るから授乳中に必要なたんぱく質がいっぱい摂れるわね。野菜も結構入るけど加熱すると量も減るからたくさん食べられるのよね。生姜が入るから血行も良くなって母乳の出が良くなるわよ。
引用:cookpad.com
◎材料(2人分)
・豆乳…500ml
・水…200ml
・白だし…大さじ3
・生姜千切り…たっぷり
・白菜…1/8玉
・豆腐…1丁
・しいたけ…3個
・冷凍海老…6尾
・ねぎ…1/2本
・ごま…お好み
・■あと乗せ
・明太子…1本
・バター…10g
→詳しい作り方はコチラから
生姜+海老+明太子+豆腐の発汗豆乳鍋 by ちっさいもっさん
エビ野菜炒め
1品でお肉、魚介、野菜を摂れるから栄養バランスが良いのよ。産後はなるべく動きたくないから、サッと炒めるだけで作れる料理は助かるよね。冷蔵庫で余ってる野菜を入れてもいいんじゃないかな。
引用:cookpad.com
◎材料
・豚小間切れ…250g
・海老…10尾
・■料理酒…適量
・■塩コショウ…適量
・■片栗粉…適量
・鶏ガラスープ粉…小さじ4
・小松菜…1袋
・玉ねぎ…1個
・白菜…1/8玉
・人参…1/3本
・しめじ…1株
→詳しい作り方はコチラから
海老入り!豚入り!野菜炒め by 青りんご☆☆☆
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全国宅配もできるウェルネスダイニングはこちら↓から!
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まとめ
- 親や親族に深刻なアレルギーを持っている人がいないなら授乳中にエビは控えず食べて良い
- 中国医学でエビは体を温める食べものなので冷え性のママにおすすめ
- 栄養のバランスを整えるためエビ料理1品を2、3日に1度食べる程度にする
- エビは特定原材料の1つなので食べた後の授乳は注意する
- 食べ過ぎるとプリン体の過剰摂取になる可能性がある
- 生エビは食中毒の危険があるので授乳中は控えるようにする
授乳中はママが食べたものが母乳となって赤ちゃんの栄養になるので、変なものは食べられないと思い考えながら食事をしないといけなくなりますよね。
エビは特定原材料でアレルギーになりやすい食材のため余計に気になるのかもしれませんが、赤ちゃんの頃のアレルギーは年齢と共に症状が軽くなると言われています。心配ではありますが、エビが好きなら授乳中でも食べて良いと思います。
ただでさえ育児や家事で大変なのに、好きなものを我慢するのは辛いですよ。食べ過ぎは良くないですが、たまにはプリプリのエビを食べて幸せにひたるのもいいのではないでしょうか。
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