アイスが冷凍庫に入っていたら、ついつい食べたくなります。授乳中は食べられるものも制限されて、何を食べて良いのかわからなくなりますが、食べ過ぎなければアイスは食べられます。
でも、食べ過ぎなければとはどのくらいの事を言うのでしょうか?たまに甘いものを食べると、ストレス解消にもなります。授乳中のストレスは母乳の出を左右するので、アイスを食べる事で解消できたら、うれしいですよね。
そこで今回は、アイスの摂取量や食べる時の注意点などについてをご紹介します。アイスを食べる時の参考にしてください。
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授乳中 アイスはどのくらい食べていい?
昨日、スーパーでアイスの安売りをしていたので、たくさん買ったんです!授乳中だと、アイスはどのくらいなら食べてもいいんでしょうか?
授乳中には食欲が旺盛になり、甘いものも食べたくなります。アイスもその一つです。授乳中にアイスは食べても良いですが、量には気をつけてくださいね。
アイスは乳脂肪分を多く含んでいるものが多いので、食べ過ぎると脂質の摂りすぎになります。後程、くわしく説明しますが、乳腺炎になる可能性もあります。
アイスは間食として食べるもので、一般的な成人の1日間食摂取カロリーは、200kcalが目安となっています。その範囲内で食べるようにすれば、授乳中でも問題ありません。
糖分や脂肪分の事も考えて2、3日置きぐらいに食べるのが理想的です。
母乳の出が悪くなる原因に、ストレスは大きく関係していると言われています。ストレスを溜めて、母乳の出が悪くなるなら体調の変化もないアイスを食べた方がいいですよね。
また、アイスは嗜好品(しこうひん)に含まれますが、栄養だってあるんです。病院などでも栄養を摂るため、アイスが献立に含まれている事もありますからね。
アイスの原料は、牛乳と乳製品、砂糖が主な原料です。牛乳には、カルシウムやたんぱく質も豊富なので、アイスも同じく含まれる事になります。
アイスを食べる時の注意点3つ
アイスは食べ過ぎないように、気をつけましょう。また、種類によっては、赤ちゃんに影響を及ぼすアイスがあるので注意が必要です。
①乳腺炎
アイスには、乳脂肪分が多く入っているアイスもあります。脂肪分を摂り過ぎると、乳腺炎になる可能性が高くなります。
乳腺炎には、うっ滞性乳腺炎(うったいせいにゅうせんえん)と急性化膿性乳腺炎(きゅうせいかのうせいにゅうせんえん)の2つがあります。急性化膿性乳腺炎は、うっ滞性乳腺炎になり細菌感染をして、悪化した状態です。
乳脂肪分を取り過ぎて起こるのは、うっ滞性乳腺炎で、母乳は乳腺で作られて乳管を通って赤ちゃんの口に運ばれます。母乳は、血液からできているので脂肪分の多いものを取り過ぎると、乳管を詰まらせてうっ滞性乳腺炎になる事があります。
②体の冷え
アイスのような冷たいものは、摂取した瞬間から口から胃、腸など全ての消化器官を冷やします。冷たいものは体を冷やすだけでなく、食べた瞬間から神経を伝わり、血流量が減り血液の流れが悪くなります。
血流が悪くなると、血行不良になり血液でできている母乳の出も悪くなります。また、血行不良になると胃腸の働きが悪くなって、摂取した栄養をきちんと消化吸収できなくなり、栄養不足になってしまいます。
③アルコール成分
アイスの味にはたくさんの種類があります。その中で注意しなければいけないのは、ラムレーズンなどのアルコールを使ったアイスです。
アルコールを摂取した母乳を赤ちゃんが飲むと、消化機能が未発達のため消化しきれず認知能力や睡眠に影響が出てしまう場合があります。授乳中は、成分表示をよく見てアルコールが入っていないアイスを買いましょう。
万が一、アルコール成分の入ったアイスを食べてしまった場合は、摂取直後の授乳は控えてください。アルコール成分を摂取した母乳のアルコール濃度は、30分〜1時間が最大と言われているので、2〜3時間あけてから授乳をしてください。
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アイスを食べるなら・・
食べ過ぎなければ気にする事はないですが、授乳中にアイスを食べる時に、より母乳に影響が出ない食べ方をご紹介します。
食事の栄養バランスを整える
アイスは間食で食べるもので、決して主食にするものではないですよね。厚生労働省の食事摂取基準(2015)によると、授乳中に摂取するカロリーは2000kcal〜2650kcalとなっています。
栄養バランスの整った食事をカロリー内で食べて、アイスはその中の間食で食べるようにしましょう。
それに、栄養バランス良く食べるためには野菜も必要よね。ここに、野菜の宅配についてが載っているから参考にしてみてね。
体を温める
アイスを食べると内臓が冷えてしまいます。冷えた後には、なるべく温かい食べものや飲みものを摂取して体の中から温めましょう。
口から摂取ではないですが、湯船にしっかり入って体を温めるのもおすすめです。体を温めると血行を良くしてくれるのはもちろんですが、お湯に浸かるとリラックス効果もあり、ストレスも緩和(かんわ)して母乳を出しやすくしてくれます。
乳脂肪分が少ないものを選ぶ
アイスは主に4つの種類で分かれています。後程、くわしく説明しますが、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓があり、乳脂肪分が1番少ないのが氷菓で、カロリーも控えめになっています。
ミルク感はないので、濃厚なアイスが食べたい時には物足りないですが、乳脂肪分が少ないので授乳中に食べるアイスとしては向いていますね。
おすすめ市販のアイス
先程、紹介した摂取量なども踏まえて、授乳中にも食べられる市販のアイスをご紹介します。アイスとひとくくりにしていますが、4つの種類に分けられます。
- アイスクリーム
- アイスミルク
- ラクトアイス
- 氷菓
①アイスクリーム
乳固形分15%うち乳脂肪分8%以上がアイスクリームです。
ミルクも乳脂肪分も多く、まろやかでコクがあるのが特徴です。クリーミーで濃厚なアイスが食べたい時には、アイスクリームを選びましょう。市販のアイスクリームでは、ハーゲンダッツや森永のパルム、ピノが人気です。
- 森永:パルム(チョコ)6本入り
1本55ml、145kcalで間食摂取カロリー以内です。
引用:森永乳業
②アイスミルク
乳固形分10%うち乳脂肪分3%以上がアイスミルクです。
一部に植物性脂肪分が使われているものもあります。アイスクリームより乳脂肪分が少ないので、少しさっぱりした味わいが特徴です。ミルクっぽいけど、そこまでクドくないアイスが食べたい時には、アイスミルクがおすすめです。
市販のアイスミルクは、ロッテの雪見だいふくやモナ王、グリコのパナップなどが人気です。
- グリコ:パナップ(グレープ)
1個180ml、155kcalで間食摂取カロリー以内です。
引用:グリコ
③ラクトアイス
乳固形分3%以上がラクトアイスです。
脂質が少なかったり、植物性の脂質を使っていたりしてアイスミルクよりもさらにさっぱりとした味わいです。アイスクリームより安く売られている事が多いので身近なアイスです。市販のラクトアイスは、グリコのパピコや明治のスーパーカップが人気です。
- 明治:エッセルスーパーカップミニ超バニラ6個入り
1個90ml、168kcalで間食摂取カロリー以内です。
引用:明治
④氷菓
①〜③までに当てはまらないものが氷菓です。
アイスコーナーにある、アイスキャンディーやシャーベットなどが氷菓と言われています。乳固形分は全く使われていないか、ほとんど使われていないかになるのでさっぱりした味わいが特徴です。
脂肪分や糖分が少なくカロリーは低いものが多いので、授乳中に食べるアイスなら氷菓が一番おすすめです。市販の氷菓は、赤城乳業のガリガリくんや、ロッテのアイスの実、井村屋のあずきバーなどが人気です。
- 井村屋:BOXあずきバー6本入り
1本65ml、110kcalで間食摂取カロリー以内です。
引用:井村屋
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まとめ
- アイスの摂取量は1日の間食摂取カロリーの200kcal以内を目安にする
- 乳脂肪分が多いアイスにはカルシウムやたんぱく質が含まれている
- 授乳中にアイスを食べる時は、乳腺炎や体の冷え、アルコール成分に注意する
- 授乳中にアイスを食べるなら、食事の栄養バランスを整え、食べたら体を温め、乳脂肪分の少ないアイスを選ぶ
- アイスは4種類あるので食べたい気分で選び授乳中でも我慢はしない
たまにアイスが食べたくなる時は、ありますよね。授乳中でもそれは、変わりません。アイスは、食べ過ぎなければ授乳中でも食べて大丈夫なので、好きなアイスを食べて楽しんでくださいね。
ただ、あくまでアイスは間食なので、食事ではきちんと栄養バランスを考えるようにした方がいいですよね。そこは、アイスを食べるためにも、ちゃんとしましょう。
家事や育児に追われても、楽しんだりする時間は大切です。アイスでも食べながら、授乳中のつかの間の休息をゆっくりと過ごしてくださいね。
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