ふるさと納税にも定期便というものがあることをご存知でしたか?調べてみると、”返礼品が届いて終わり”ではなく、定期的に数回の返礼品が届くという、楽しみが何回も続く仕組みのようなのです。こう言われてみると、なんだか少し気になりませんか?
今回は、定期便とは何かというところから、還元率、さらにとっておきのおすすめの商品を紹介します。また、注意点に関しても説明していますので、参考にしてみてくださいね。
なお、もしもすでに定期便について知っている方は、「定期便の還元率はどのくらい?」からお読みください。
Sponsored Link
ふるさと納税の定期便とは?
寄附方法は通常の返礼品と変わりません。1回の寄附で、指定された時期毎に返礼品が届くので、一度に多く届く心配もなく、とてもおすすめです。
お米は日本人の食事には欠かせない食品ですが、重いので一度に多くは買えないのが難点です。また、魚や肉・野菜・果物であっても、一度にたくさん配送されてきたら、保存場所を探すのが大変な場合もありますよね。
そんな不便さを解消してくれるのが、定期便の大きなメリットです。
定期便は、複数回に分けて使い切りがしやすい分量で手元に届きます。旬のものが届いた場合にも、新鮮なうちに使い切ることが可能です。
また、定期便の中には、10万円程の比較的高額な寄附金額となるものもありますが、大量に一度で購入するため、通常の1回のふるさと納税よりもお値打ちになる場合もあります。
このようなメリットばかりの定期便、実は2019年頃から非常に人気が出て、注目されているようです。
定期便の還元率はどのくらい?
まず、ふるさと納税の還元率の計算方法に関して知りたいという方は、こちらの記事の”ナッツの還元率っていいの?”内にて説明していますので、そちらも合わせてお読みください。
では、定期便の還元率はどのくらいが一般的なのでしょうか。いくつか還元率が良いものをピックアップしてみました。(2020年4月現在のデータです)
(参考:ふるさと納税ガイド)
他の食料品と比較すると、あまり突出して高いものはないようです。実際に、定期便ではなく肉類や魚介類を返礼品として依頼すると、還元率が90%以上のものまであります。
ただし、前の段落でも触れたように、一度にたくさん配送されても保管場所に困ってしまう方や、質の良い旬の食材を手に入れたい方は、還元率が多少低くてもメリットは十分にあるのではないでしょうか。
また、現在ふるさと納税は30%程度の還元率にするよう要請されているので、しっかりと要請を守っていると言えるでしょう。
もしかすると還元率が高すぎるものは、返礼品としての取り扱いが今後なくなってしまう可能性もありますが、30%に近い返礼品であれば長期的に何度も依頼することができるかもしれませんね。
Sponsored Link
定期便のおすすめは?
野菜の定期便
A-044 山口の新鮮野菜の定期便(年12回)60年もの長い間営業されてきた八百屋からの直送の野菜です。年12回、毎月配送される野菜の量は、なんとみかん箱1箱分!しかも旬の野菜の栄養価はとても高いので、健康志向の方にはとっておきの逸品です。
ほとんどの野菜の栄養価は多い少ないはあっても必ず山があり、栄養価の高い時期が3カ月くらいあって、その山はちょうど昔からいわれる旬の時季と重なっていました。逆に旬をはずれると野菜の栄養価はぐんと低くなります。旬と旬はずれの野菜は見た目は同じでも栄養価は全く違って、中身は別の野菜でした。
旬とは
野菜や魚には、昔から、出盛り期の時期、食べ頃の時期があり、これを「旬」と呼んでいます。つまり、旬とは「大量に収穫できる時期」であり、「最も味の良い時期」であるということになります。そして、自然の摂理として、野菜は旬の時期に充実した栄養価を持っていました。
引用:農畜産業振興機構
また、毎日栄養バランスを考えながら献立を決めていくのは、結構時間がかかりますよね。そんな時にはこちらで届いた野菜を並べて検索してみてください。レシピが次々と出てくるので、簡単に献立を決めることができます。スーパーや八百屋での買い物時間も大幅に短縮されそうですね。
おかずの定期便
HN072初音の定期便!!奇数月年6回お届け【お二人様向け】高知県の有名な釜飯店からのおかずセットのお届けです。こちらのお店は釜飯のみならず、その他のメニューも充実しており、ぜひ直接足を運んでみたくなりそうです。
旬の食材を使った、おかずはどれも美味しそうなものばかり。冷凍での配送なので、届いた後も冷凍庫で保管しておき、好きなタイミングで楽しむことができます。
なお、今回紹介している年6回の2名用の定期便だけではなく、年12回のものや1名用のものもありますので、選ぶバリエーションがたくさんあることもおすすめポイントのひとつです。
ヨーグルトの定期便
C-034 【定期(6回)】秋川牧園のプレミアムヨーグルトセットヨーグルトをふるさと納税の返礼品として選ぶというのは、珍しいかもしれません。でも、ヨーグルトは多くの家庭で日常的に食べるもののひとつではないでしょうか。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には整腸効果はもちろんのこと、美容効果や免疫力強化、コレステロールの低下など様々な効果があります。
毎日のように食べるからこそ、定期便として決まった時期に届くのがありがたいですよね。今回紹介しているのは、秋川牧園のプレミアムヨーグルトです。
体の免疫力を高める「ビフィズス菌bb-12」を使用し、香料や凝固剤など不使用の、シンプルで飽きのこない味わいのヨーグルトに仕上げました。
酸味を抑えたシンプルな味わいが、お子様からお年寄りの方まで幅広く人気です。
引用:ふるさとプレミアム
注意点
定期便には他の返礼品と違ったメリットもたくさんありますが、注意点もあります。寄附金額が比較的高価となることや、複数の自治体への寄附ができなくなることが挙げられます。
また、ふるさと納税には控除上限額があります。こちらは所得・世帯人数・各控除額等により細かく決められていますので、あらかじめ自身での確認が必要になります。控除上限額のシミュレーションを簡単に計算できるサイトもありますので、詳しく知りたい方は調べてみてください。
もしも引越しをした場合には、住所登録の変更手続きも必要になりますので、お忘れなく。
以上を加味した上で、ぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
- ふるさと納税の定期便とは
- 1度の寄附で複数回に分けて、返礼品が届く仕組みとなっている
- 一度に多くの同じ商品を受け取る必要がなく、保存保管がしやすい
- 旬のものを新鮮なうちに使い切ることができる
- 定期便の還元率は30〜50%台と、突出して高いものはないが、国からの要請を遵守していると言える
- 定期便にするなら、日常的に使うものや旬を感じられるものを選ぶのがおすすめ
- おすすめの定期便
- 野菜
- おかず
- ヨーグルト
- 注意点もあるので、あらかじめ確認してから依頼する必要がある
- 寄付金額が高額になる
- 複数の自治体への寄付ができなくなる
- 控除上限額があるので確認が必要
今回初めてふるさと納税に定期便という制度があることを知り、個人的にはとても便利な仕組みだと感じました。また、旬の品物が届くため、栄養価の高い食材が手に入るのも魅力的です。
恥ずかしながら、私が今思いつく、”旬の食材”は数える程しかありません。定期便で届くことにより、旬の食べ物の知識が増えるのもいいことだなと思います。
さらに、食べやすい量で届くということで、主婦の方にとっては献立のコントロールもしやすくなるのではないでしょうか。選ぶ前に注意点は確認する必要がありますが、ぜひ一度試してみる価値はありそうです。