子育て中の引っ越しは、子どもへの影響が気になりますよね。様々な理由で引っ越しを決断されると思います。住まいの値段はさることながら、治安はいいのか、遊び場は近いのか、通学しやすい場所なのか、、、など、環境面で気になることは多いです。
子どもの年齢によっても求める環境は異なります。今回は幼児期、学童期、青年期の三つにわけてそれぞれ気を付けたいポイントをご紹介します。
Sponsored Link
そもそも環境とは?
「環境」とひとくくりにいいますが、何を指すのか曖昧ではないでしょうか。全部確認したつもりが漏れていた!なんてことにならないように、環境面で気をつけたいポイントを以下のようにまとめてみました。
利便性
環境と聞いてまず頭に思い浮かぶのはこれですよね。駅やバス停から徒歩何分なのか、近所にスーパーやコンビニがあるのか、保育園・学校は近いのか、などなど。
子どもの遊び場として公園が近いとありがたいですし、図書館もあると便利ですよね。いざというときに病院が近いのもありがたいですし、役所も近いと手続きが楽など、利便性はまず第一に考えるかと思います。
安全性
こちらも重視する要因の一つですね。駅までの通りに人通りの少ない暗い道があると不安ですし、治安も気になります。夜中になると人が集まって騒ぐような場所だとトラブルの心配があります。
昼間と夜で雰囲気の変わる地域もあるので、引越し先として検討するときは時間帯を変えて訪れるのがポイントです。
周囲の人々の層
近所に同世代の子どもがいると、子ども同士一緒に遊んだりして楽しく過ごせますね。住んでいる人の層に合わせて街は発展するため、ある程度自身の家庭環境に近い人々が集まっている場所の方が、過ごしやすいことは間違いありません。
子育てファミリーの多い地域であれば、子ども向けの遊び場や図書館など環境がそろっていることが多いですし、ご近所付き合いもあるため周囲の人々についても意識することが大切です。
騒音
休日は静かな住宅街が、平日の日中は騒がしかった!なんてこともあります。ちょっと離れた近所に工場があった、冬は気にならなかったけど夏に窓を開けると電車の音がうるさかった、など周囲の騒音も気になるところです。
引越し先の家
まずはじめに戸建てにするかマンションにするか悩ましいと思います。
マンションであれば、元気に飛び跳ねるお子さんの足音が気になりますし、下の階の住人への配慮が必要になりますよね。角部屋のほうがいいのか、ベランダが東西南北どちら向きなのか、日中の日当たりはどのくらいなのか等も意識したいポイントです。
戸建てであれば何階建てがいいのか、部屋の配置はどうしたいかも意識したいところです。
他にも、住む自治体によって医療費助成などの子育て支援が違うっていうのもよく聞くね。各自治体のホームページで子育て支援については調べた方がいいよ。
- 環境でチェックするポイント
- 利便性
- 安全性
- 周囲の人の層
- 騒音
- 引越し先の家
- 自治体の子育て支援制度もチェック
以上、引越しの際に考えたい環境面を確認したところで、子どもの年齢によるポイントをみていきましょう。
幼児期(1~6歳)
まだまだ手のかかるこの時期、保育園や幼稚園に通っているお子さんもいるでしょう。働くママであれば職場からの距離も重要ですし、生活用品も手軽に買えるとありがたい!
以下にポイントをまとめました。
- 近所に保育園または幼稚園がある
- 子どもの遊び場が近所にある
- 最寄り駅はエレベーターがある
- スーパー、商店街が近い
- 小児科のある病院から近い
近所に保育園があるか、スーパーがあるかどうかはまず間違いなく確認することでしょう。保育園や幼稚園に通いだすと子どもが体調を崩しやすいこともあり、病院が近くにあるといざというときに本当にありがたいです。
この時期はベビーカーで移動するママも多いはず。電車でいこうと思ったらエレベーターが反対側にしかなく不便だった、との声も聞きます。近年駅も整備されてきていますが、まだ整っていない地域もあります。電車移動する可能性があれば、まず最寄り駅の設備はチェックした方が安心です。
Sponsored Link
学童期(7歳~12歳:小学生)
小学生になると、塾や習い事を始める子どもも増えてきます。まだまだ一人で遠出は難しいこの時期。注意したいポイントを確認しましょう。
- 近所に公園や児童館がある
- 塾や習い事ができる場所がある
子どもが遊ぶ行動範囲も広がってくるため、安全に遊べる場所が近所にあることが理想ですよね。またピアノや水泳等習い事に通わせたい場合に近所にあると、子どもが1人で行く時にも助かります。
青年期(13歳~:中学生以上)
中学・高校生となると、通学や通塾などでさらに行動範囲が広がります。子ども自身で行動する場面も増えてきますよね。
- 駅まで安全な通りがある
- 予備校や塾、学校が通える範囲にある
部活や塾帰りで夜遅くなることも増えるでしょう。学校や最寄り駅から家までのルートで人通りの少ない道が多い環境は避けた方が安全です。
また、高校・大学となると自宅から遠くなる可能性が高いです。遠すぎて一人暮らしになる可能性もありますが、自宅から通えるのであればそれに越したことはありません。高校や大学は、バスや電車を利用して通うこともあります。
公共の交通機関を利用しやすく、学校に通いやすい場所を選ぶのも選択肢の1つといえるでしょう。
子どもがまだ幼いときは環境面以外にも重視したいポイントが多いわよね。次の記事も参考にしてみて。
まとめ
- 環境でチェックするポイント
- 利便性
- 安全性
- 周囲の人の層
- 騒音
- 引越し先の家
- 自治体の子育て支援制度もチェック
- 子どもの年齢によるポイント
- 幼児期
- 近所に保育園または幼稚園がある
- 子どもの遊び場が近所にある
- 最寄り駅はエレベーターがある
- スーパー、商店街が近い
- 小児科のある病院から近い
- 学童期
- 近所に公園や児童館がある
- 塾や習い事ができる場所がある
- 青年期
- 駅まで安全な通りがある
- 予備校や塾、学校が通える範囲にある
- 幼児期
いかがでしたでしょうか。環境については、お子さんが小さい時の方が欲しいポイントが多いと思います。また教育環境というのも外せない点ですし、希望の学校のために引っ越しをされるかたも少なからずいらっしゃるかと思います。
家族毎に重視するポイントは違いますが、それぞれ優先順位をつけて悔いのない引っ越しをしたいですよね。今回のこの記事を少しでも参考にしていただけると幸いです。
引っ越しを検討するときはこの5つのポイントを元に検討すると抜けがなくていいと思うわ。